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今すぐ読みたい話題の本!望月衣塑子氏、撮り下ろしグラビア付き初の自叙伝『ブレない人』

2025.08.28 Vol.763

〈黙っていてもいい局面で、どうしても黙っていられない。
 皆が沈黙してその場をやり過ごそうとしているとき、同調していられない。
 味方が誰もいなくても、一人だけ拳を突き上げてしまう。
 まわりに流されない。
 空気を読まない。
 一人でも強い者にあらがう。
 そういう者に、私はなりたい〉
(同書「はじめに」より)

 東京新聞社会部記者として事件や社会問題を取材し、数々の記者会見で登壇者に鋭い質問を浴びせ、著書『新聞記者』は同名映画の原案となる——。今、日本で最も著名なジャーナリストの一人である望月衣塑子氏が初の自叙伝を刊行した。

 自身の名前の由来や舞台俳優を夢見た少女時代、フォトジャーナリストの吉田ルイ子に憧れて報道の道へ。なぜ彼女は現場に立ち、声を上げ続けるのか、自らの思いを率直に明かす。撮り下ろしグラビアやウェディングドレス姿など秘蔵写真も収録。

 同書の出版を記念した「望月衣塑子ナイト」が、8月28日(木)19時から「LOFT9 Shibuya」(渋谷・円山町)にて開催される。出演は望月氏、田原総一朗氏(ジャーナリスト)、鈴木涼美氏(作家)、古谷経衡氏(作家・評論家)、青木理氏(ジャーナリスト)ほか。司会は中森明夫氏(作家・アイドル評論家)。

【インタビュー】菅官房長官の天敵?「新聞記者」著者 望月衣塑子記者

2017.11.13 Vol.700

 今年6月6日、首相官邸で行われる菅義偉官房長官の会見に一人の見慣れない女性記者がいた。記者は次々に菅氏にするどい質問をぶつける。その様子がテレビやウェブで報じられるようになると、にわかに官房長官の会見に注目が詰まるようになった。その人こそ、東京新聞社会部の望月衣塑子記者。10月に『新聞記者』を上梓した望月記者に話を聞いた。

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