松たか子「怪しいものや信用ならないものを面白がる人がいて伝統になった」

2019.05.10 Vol.Web Original

 東京2020オリンピック・パラリンピックの公認文化オリンピアード「東京キャラバン」の記者懇親会が10日、都内にて行われ、総監修を務める演出家の野田秀樹と、過去開催に参加した女優の松たか子が登壇。過去開催の映像を交えて見どころや意義を語り、今後の展望について語った。 「東京キャラバン」は東京都および公益財団法人東京都歴史文化財団が2020年に向けて、芸術文化都市東京の魅力を伝える取り組み「Tokyo Tokyo FESTIVAL」の主要プログラムとして行われている文化プロジェクト。各地をめぐり、多種多様なアーティストが違いを超えて文化“混流”を繰り広げる。女優の黒木華やタップダンサーの熊谷和徳、チャラン・ポ・ランタンら著名なアーティストや文化人も数多く参加している。2015年にスタートし2017年度から東京2020オリンピック・パラリンピックの公認文化オリンピアードのひとつとなっている。

NODA・MAP「贋作 桜の森の満開の下」が9月1日から上演開始

2018.09.01 Vol.Web Original
演劇としては17年ぶりの再演
 NODA・MAPの第22回公演「贋作 桜の森の満開の下」の公開ゲネプロが8月31日、東京・池袋の東京芸術劇場プレイハウスで行われた。  同作は1989年に劇団 夢の遊眠社で初演され、1992年に再演。2001年には新国立劇場の主催で再演された。昨年には八月納涼歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」として歌舞伎でも上演されるなど、野田秀樹の代表作中の代表作といっても過言ではない作品。演劇としては17年ぶりの再演とあって、往年のファンには待望の、新しいファンにはまだ見ぬ名作が“やっと"再演されるとあって、発表時から大きな話題を呼んでいた。

野田秀樹の代表作『贋作 桜の森の満開の下』NODA・MAP

2018.08.27 Vol.709

 野田秀樹の代表作であり、再演を期待する声も多かった『贋作 桜の森の満開の下』がついにNODA・MAPの公演として上演されることとなった。  同作はかねてから自身を「安吾の生まれ変わり」と公言してはばからなかった野田が坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろしたもの。1989年に劇団 夢の遊眠社で初演され、1992年に再演。2001年に新国立劇場主催公演で再演。昨年には八月納涼歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下」として歌舞伎でも上演された。  今回の上演については今秋にフランスで開催される「ジャポニスム2018」で、国立シャイヨー劇場の芸術監督ディディエ・デシャンより、野田秀樹の『贋作 桜の森の満開の下』を上演してほしいという要請があったことがきっかけ。「それならば」と野田が考えられる限り最高のキャストとスタッフにオファーをしたところ、すべての俳優、スタッフが「OK」ということでいつにもまして豪華な布陣となった。  まずは9月1日から12日まで東京芸術劇場プレイハウスで上演され、その後、パリ、大阪、北九州を経て11月3〜25日に再び東京芸術劇場プレイハウスに戻って来る。万一9月に見逃してしまった人は11月にぜひ。

乃木坂46・桜井玲香が悲運の双子役に挑戦

2018.07.11 Vol.web original
 80年代に漫画家・萩尾望都と野田秀樹が共同で舞台脚本化した戯曲『半神』が、初演から30年以上経て新たな解釈と演出で上演される。上演に先がけ7月11日、公開ゲネプロが行われた。  物語は「体がつながった双子の姉妹。醜いシュラと美しいマリア。姉のシュラは、妹とであるマリアを支えつつ生きてきた。しかし、10歳を目前にしてその身体は負担に耐えきれず…。2人を救う方法はただ一つ、2人を切り離すことだった…」。

野田秀樹作・演出・出演の『One Green Bottle』ロンドン公演が開幕

2018.05.02 Vol.Web Original
立ち見が出る大盛況に野田は「いい始まりになった」
 東京芸術劇場芸術監督の野田秀樹が作・演出・出演する英語劇第4弾『One Green Bottle』(表に出ろいっ!English version)が4月30日、ロンドンのソーホー劇場で開幕した。  同劇場は常にチャレンジングな作品を上演し、感度の高い若者を中心に人気を誇る劇場で、野田はかつてここで『THE BEE』と『THE DIVER』を上演。目の肥えたロンドンの観客から大絶賛を受けている。  今回はロンドン演劇界に野田秀樹の名前を大きく知らしめることとなったこの場所で満を持して約10年ぶりの英語版最新作の上演となった。  劇場は野田の最新作が上演されるとの噂を聞きつけた観客が詰めかけ、立ち見が出るほどの大盛況。  序盤から野田、キャサリン・ハンター、グリン・プリチャード の丁々発止の台詞の応酬に客席は大きな笑いに包まれた。野田が英語で書き下ろしただけでなく、日英ハーフの若手脚本家・ウィル・シャープと文化的な翻訳を行い練り上げられた台詞や、歌舞伎の型を取り入れた独特な身体表現、田中傳左衛門の鼓の生演奏などの演出は、ロンドンの観客に多いに受け入れられた。後半の息をのむ展開には客席は水を打ったように静まりかえったが、 幕が下りるや否や割れんばかりの大きな拍手や感嘆の声が沸き上がった。  野田は初日の終演後に「今日の初日は、舞台に出た瞬間から観客の反応がとても良かった。イギリスでプレスナイトは、目の肥えたプロが見にくる日なので、観客の反応が固いことがあるんですが、ロンドンで上演してきた今までの作品のオープニングの時と比べても、今日の観客の反応には十分な手応えを感じることができました。まだ、(劇評が出ていないので)これから何が起こるか分からないけれど、自分の中では、いい芝居だったと思います。いい始まりになったと思います」とコメントした。  同作は昨年11月に東京芸術劇場シアターイーストで上演され、その後、韓国でも上演。今回のロンドン公演を経て、6月にはルーマニアのシビウで開催される「シビウ国際演劇祭 2018」でも上演される。

NODA・MAP「贋作 桜の森の満開の下」が9月に再演決定

2018.04.05 Vol.Web Original
9月下旬には『ジャポニズム2018』でパリ公演
 野田秀樹氏が主宰を務めるNODA・MAPの第22回公演の制作発表会見が4月5日、都内で開催され「贋作 桜の森の満開の下」が上演されることが発表された。  同作はかねてから自身を「安吾の生まれ変わり」と公言してはばからなかった野田が坂口安吾の「桜の森の満開の下」と「夜長姫と耳男」を下敷きに書き下ろした作品で、1989年に夢の遊眠社で初演され、1992年に再演。2001年に新国立劇場主催公演で再演。昨年には『八月納涼歌舞伎「野田版 桜の森の満開の下』」として歌舞伎でも上演された。  冒頭、野田が「今秋、パリで『ジャポニズム2018』という大きなフェスティバルがあって、パリ国立シャイヨー劇場から『贋作 桜の森野満開の下』を上映してくれないかと逆指名があった。それがきっかけ。どうせ日本を代表するのであれば考えられる限り最高のキャストとスタッフでやりたいと思った。無理だと思いながらも当たって砕けろのオファーをしたところ、すべての役者さん、スタッフからOKが出て、理想通りのこれ以上ないカンパニーになった」と今回、この作品を上演することになった経緯を語った。  初演で野田自身が演じた「耳男」を演じるのは野田作品には今回で6回目の出演となる妻夫木聡。妻夫木は「もし再演があるのなら見てみたいと思っていた作品。まさか自分がかかわらせていただけるとは夢にも思っていなかった。今は不思議な気持ち。今回はNODA・MAPは6回目の出演。NODA・MAPの熱に溶かされないように今回も頑張りたい」と話した。

今見るべき舞台『「表に出ろいっ!」English version“One Green Bottle”』

2017.10.26 Vol.699
 2010年にNODA・MAPの番外公演として初演された「表に出ろいっ!」が英語版となって上演される。  登場するのは父、母、娘の3人家族。その夜、3人はそれぞれに絶対外出しなければいけない用事があったのだが、飼い犬が出産間近とあって、誰かが家に残り面倒を見なくてはいけなかった。それぞれあの手この手を使ってなんとか自分だけは家を出ようと画策する3人だったが、その場その場で形勢はころころと変わり、誰も抜け出せないまま時間だけが過ぎていくのだった。  それぞれが他の2人を欺くための策略がドタバタコメディーのようで笑いを誘うのだが、やがてそれぞれが「信じるもの」が明かされていくうちに、笑いの裏に隠されたテーマが浮き彫りになってくる。  初演時は父に十八代目中村勘三郎、母に野田秀樹、そして当時はまだ“若手女優”といわれていた黒木華と太田緑ロランスがWキャストで娘役という豪華なキャスティング。  今回は『THE BEE』に出演するなど、野田が最も信頼を寄せるキャサリン・ハンターとグリン・プリチャード、そして野田という布陣で送る。

琉球舞踊やジュリアナも! 八王子に古今東西の踊りが集結/9月9日(土)の東京イベント

2017.09.09 Vol.Web Original
 野田秀樹が総監修を務める文化プロジェクト「東京キャラバン」が、新たに振付家・ダンサーで「コンドルズ」主宰の近藤良平を迎え、八王子で2日間限定開催。

随所に勘三郎さんの“におい”を感じさせる作品。NODA・MAP『足跡姫~時代錯誤冬幽霊~』上演開始

2017.01.18 Vol.682
 NODA・MAPの第21回公演『足跡姫~時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)~』が1月18日から池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで上演される。初日に先立って17日に公開舞台稽古が行われた。  本作は劇作家・演出家でNODA・MAPの主宰を務める野田秀樹氏が、2012年12月に57歳の若さでこの世を去った十八代目中村勘三郎へのオマージュとして作った作品。  時代設定は江戸時代。当時、幕府からご法度とされていた女カブキの一座をめぐるエピソードから物語はスタート。物語が進むにつれ、いつもの野田作品のようにタイトルに秘められた謎や意味が明らかになっていく。  その女カブキの看板踊り子「三、四代目出雲阿国」を演じるのは宮沢りえ。阿国の弟で一座の一員である「サルワカ」を妻夫木聡が演じる。  勘三郎さんへのオマージュというだけあって、随所で勘三郎の“におい”を感じさせる作品となっている。  宮沢は公演にあたって「野田さんが投げかけてくださる無限に上がり続けるハードルを直向きに、飛び越える毎日です。観に来てくださるお客様とキャスト、スタッフ、そして、どこかで観てくれている勘三郎さんと、その瞬間にしか生まれない濃密な何かを全身で感じたいと思います」とコメントした。  共演に最近のNODA・MAPでは主役級の活躍を見せる古田新太、NODA・MAPには初出演になる佐藤隆太、鈴木杏、実力派の池谷のぶえと芸達者な面々が顔をそろえる。そして野田版歌舞伎で、勘三郎、野田との創作を共にしたことのある中村扇雀が変幻自在な役どころを演じている。  池袋の東京芸術劇場 プレイハウスで3月12日まで上演される。当日券は毎回発売される。

せめてもの救いは当日券は毎回出ること「NODA・MAP第21回公演『足跡姫』〜時代錯誤冬幽霊(ときあやまってふゆのゆうれい)〜」

2016.12.25 Vol.681
 1年ぶりのNODA・MAPの新作公演。今回は江戸時代を舞台に、「肉体を使う芸術、残ることのない形態の芸術」について描く。  これは野田秀樹にとって盟友ともいうべく十八代目中村勘三郎へのオマージュとなる作品。  勘三郎は2012年12月に57歳の若さでこの世を去った。野田は、その葬式の弔辞で坂東三津五郎が語った「肉体の芸術ってつらいね、死んだら何も残らないんだものな」という言葉が脳裏から離れず、いつかそんな話を書いてみたいと思っていたという。  キャストも宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太という最近のNODA・MAPでは主役級の働きを見せる3人を一挙に投入。そして佐藤隆太、鈴木杏というNODA・MAP初出演の2人、実力派の池谷のぶえ、歌舞伎界からは、野田版歌舞伎で、勘三郎、野田との創作を共にしたことのある中村扇雀と“勘三郎へのオマージュ”というテーマを全うするにふさわしい強力な布陣となった。  例のごとく物語が進むうちに、いろいろと気づかされることになるのだろうが、『足跡姫』というタイトルもそうだし、時代錯誤? 幽霊?と今回はいつも以上に想像力を刺激される言葉が並んでいる。 【日時】2017年1月18日(水)?3月12日(日)(開演は火木金19時、水土14時/19時、日14時。月曜と2月14日休演。※1月18日(水)は19時開演のみ。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前より発売開始)【会場】東京芸術劇場 プレイハウス(池袋)【料金】S席9800円、A席7800円、サイドシート5500円、特設シート(1階席に設置したハイチェア)9000円/高校生割引1000円(事前申込制、要学生証)【問い合わせ】NODA・MAP(TEL:03-6802-6681 [HP] http://www.nodamap.com/ashiatohime/ )【作・演出】野田秀樹【出演】宮沢りえ、妻夫木聡、古田新太、佐藤隆太、鈴木杏、池谷のぶえ、中村扇雀、野田秀樹

個性あふれるラインアップが楽しい最近の公共劇場 東京芸術祭2016 芸劇オータムセレクション『三代目、りちゃあど』

2016.11.13 Vol.678
 東京芸術劇場は2012年のリニューアル以降、海外の劇場やアーティストとの交流を積極的に行っている。本作はそんな国際共同制作の第3弾。  同劇場の芸術監督を務める野田秀樹が1990年に自らが主宰する「夢の遊眠社」に書き下ろした『三代目、りちゃあど』をアジアを代表する演出家であるシンガポールのオン・ケンセンが演出。シンガポール国際芸術祭、SPAC?静岡県舞台芸術センターとの国際共同制作により上演する。  この『三代目、りちゃあど』はシェイクスピアはなぜリチャード三世やヴェニスの商人を徹底的に悪人として描いたのか?という疑問から生まれた作品。舞台は法廷。被告は「りちゃあど」、その弁護人に「シャイロク」、検事は「シェイクスピア」という突拍子もない設定のもと、作家と登場人物の確執を描く。  キャストは日本、シンガポール、インドネシアから集結。日本の俳優陣だけ見ても歌舞伎、狂言、宝塚出身、小劇場出身と多彩過ぎる顔ぶれ。この個性あふれる面々をオン・ケンセンがどうまとめあげるのかにも注目。 東京芸術祭2016 芸劇オータムセレクション『三代目、りちゃあど』 【日時】11月26日(土)?12月4日(日)(開演は26日18時、27・3日13時/18時、29・1日14時/19時、30・2日19時、4日13時。28日休演。開場は開演30分前。当日券は開演1時間前)【会場】東京芸術劇場 シアターウエスト(池袋)【料金】全席指定 一般5500円、65歳以上5000円、25歳以下3000円、高校生割引1000円(65歳以上、25歳以下、高校生割引チケットは東京芸術劇場ボックスオフィスにて一般発売日より前売りのみ取扱い。枚数限定・入場時要証明書)【問い合わせ】東京芸術劇場ボックスオフィス(TEL:0570-010-296=休館日を除く10?19時 [HP] http://www.geigeki.jp/ )【作】野田秀樹〈ウィリアム・シェイクスピア「リチャード三世」(小田島雄志訳)より〉【演出】オン・ケンセン(シンガポール国際芸術祭芸術監督)【出演】中村壱太郎、茂山童司、ジャニス・コー、ヤヤン・C・ヌール、イ・カデック・ブディ・スティアワン、たきいみき、江本純子、久世星佳

Copyrighted Image