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20歳の芦田愛菜 “泣き”の芝居に佐藤健が興味津々「小さいときからすぐ泣けたじゃん?」

2024.12.23 Vol.web original

 

 公開中の映画『はたらく細胞』の大ヒット舞台挨拶が23日、都内にて行われ、俳優の永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲと武内英樹監督が登壇。芦田が20歳を迎えた今年一年を振り返った。

 細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』『はたらく細胞BLACK』の2作品を映画化したエンターテインメント。

「こんなに泣くとは思わなかった」という声も続々寄せられている本作。永野が完成作を見て「嘘みたいに泣きました。終わった後、目が腫れあがってました」と言えば、佐藤も「阿部さんが愛菜ちゃんの病気を知って“なんでオレじゃないんだよ”と言うシーンはひざまずいて泣きました」。

 原作にはない人間パートで父娘役を演じた阿部と芦田。阿部は、闘病する芦田の芝居に「愛菜ちゃんがどんどん小っちゃくなっていくんですよ」と振り返り、迫真の演技に「本当に具合悪かったんでしょ?」。

「メイクさんにくまとか作ってもらったので」と照れる芦田に、阿部は「リハーサルから泣いてさ。僕なんかもったいないからとっておきな、って思っちゃうけど。昔からそうじゃない、あなたは」。

 すると佐藤も「小さいときからすぐ泣けたじゃん。泣き方って小さいときからと大人になってからと変わるものなの?」と質問。芦田が「小さいころは悲しいこととか想像して、とかありましたけど、最近は役の気持ちで」と答えると、佐藤は「大人になられて」としみじみ。

 芦田が演じる少女の体内の細胞役である佐藤は「はたらく細胞としても働き甲斐がありますね。この方を元気にするため、守るためならいくらでも命を懸けて戦いますという気持ちです」。すると“ブラック”な体内環境の父を演じた阿部が「僕の体にはいないですけどね」とぼやき、会場も大笑い。

「今年はどんな一年だったか」という質問に、芦田は「今年、20歳になったので。たくさんの方に支えられて20歳を迎えられ、こんな素敵な作品にも出会えて。たくさんの方に感謝を伝えなきゃいけない一年でした」と言い、観客からも拍手。そこに阿部が「夏、暑かったし~」とダメダメな回答で振り返り、父娘のギャップに会場も大笑いだった。

永野芽郁、佐藤健に「これからも一緒にいてください」12歳の永野を知る佐藤「立派になったな」

2024.12.23 Vol.web original

 

 公開中の映画『はたらく細胞』の大ヒット舞台挨拶が23日、都内にて行われ、俳優の永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲと武内英樹監督が登壇。共演を重ねてきた永野と佐藤が互いに照れながら感謝を伝えた。

 細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』『はたらく細胞BLACK』の2作品を映画化したエンターテインメント。

 この日は、赤血球役の永野が真っ赤なドレス、白血球(好中球)役の佐藤は白一色でコーディネート。ところが阿部が「さっき、永野さんの靴が黒いってもめてましたけど…」と暴露すると、永野は「さっき急に(佐藤が)文句言いだして」。佐藤も「前々日くらいに衣装を合わせたときは(永野の)靴も赤かったんです。それでオレも真っ白にしなきゃと思ったら…黒を履いてらっしゃる」。

「爪をうっかり赤くしちゃったから赤すぎるかなと思って…」と説明する永野に全身白コーデの佐藤は「じゃ、オレは白すぎるよ!」とぼやくも、永野は「大丈夫。今日もかっこいいですね~」。さらに、茶色スーツの阿部が「僕は別にウンコじゃないですよ」と加わり、劇中で腹痛でトイレに駆け込むシーンがある阿部のひと言に会場も大笑い。

 衣装ではすれ違っていた永野と佐藤だが、永野は「近々、健さんと4D版を見に行きます。人生初4D」と明かし、佐藤も「見たことがないというので、お連れしないとな、と」と和気あいあい。

 これまでにも共演を重ねてきた2人。最後に互いへの言葉を司会から求められると、佐藤は「こんなたくさんの方の前でやることでしょうか」と気恥ずかしげだったが「実は『半分、青い。』の前に『るろうに剣心』で永野さんが12歳くらいのときに会ってるんです」と明かし「芝居だけじゃなく、現場や宣伝などでも、こんなに周りの方を喜ばせる人っていない」と永野を称賛。

 さらに「小さいころから知っているんで…赤血球と白血球じゃないですけど…“立派になったな”」と劇中セリフを贈り、永野も「わ~!」と大感激。

 一方の永野も「健さんとご一緒するときはいつも、いてくれなきゃいけない人なんです。現場でもいろんなところで取材を受けさせていただいているときも健さんがいてくれれば大丈夫と思えるんです」と言い「なので、これからも一緒にいてください」。

 照れながら感謝を伝え合う2人に会場からも歓声と拍手が沸き起こっていた。

阿部サダヲ、芦田愛菜の成長ぶりにドヤ顔「どうです、大人になったでしょう」

2024.12.04 Vol.web original

 

 映画『はたらく細胞』のプレミアイベントが4日、都内にて行われ、俳優の永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲら豪華キャスト14名と武内英樹監督がプレミアイベントに登壇。芦田と阿部が久しぶりの親子共演を振り返った。

 細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』『はたらく細胞BLACK』の2作品を映画化したエンターテインメント。

 レッドカーペットで大声援を受けながらファンサービスを行った一同。主演の永野、佐藤らも観客の熱気に大感激。

 久しぶりに共演した芦田と阿部。芦田が「本当に久しぶりに共演させていただいたんですけど、安心感があって。親子の絆を描く物語でもあるので、お芝居をたくさん引き出していただきました」と語ると、父親役の阿部は「どうですか、大人になったでしょう」とドヤ顔。成長した芦田との共演に「頼もしかったですよ」と目を細め、ドラマ『マルモのおきて』(2011) での共演を引き合いに「今回は本当に血のつながった親子を演じさせていただいたので」と芦田と顔を見合わせにっこり。
 
 舞台挨拶では、芦田と加藤清史郎がデートシーンを振り返り盛り上がる一幕も。シャチから、予想外に大量の水をかけられたといい、芦田が「ドーパミン全開になりました。ダッフルコートが絞れたんです」と言うと加藤も「カッパは着てたんですけどね」。そんな2人に佐藤が「デートは濡れたほうがいいらしいですよ。4DXだと水が出て2人で濡れることができるので非常におすすめ」と本作の劇場情報をアピールし、一同も大笑い。
 
 さらに加藤は「同時期に、別の作品で愛菜ちゃんをいじめ倒す役を演じていたので、ある日は爽やかな先輩、ある日はオラ!って…」と苦笑し笑いを誘っていた。

 この日の登壇者は永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、新納慎也、小沢真珠、Fukase、武内英樹監督。

 

佐藤健が絶叫するファンを心配「押しつぶされてないですか」映画レッドカーペットで熱狂

2024.12.04 Vol.web original

 

 映画『はたらく細胞』のプレミアイベントが4日、都内にて行われ、俳優の永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲら豪華キャスト14名と武内英樹監督がカーペットイベントに登壇。観客約400人にたっぷりとファンサービスを行った。

 細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が大きな話題を呼んだ漫画『はたらく細胞』『はたらく細胞BLACK』の2作品を映画化したエンターテインメント。

 まさにオールスターキャストが登場すると会場は冒頭から大熱狂。赤血球役の永野芽郁、白血球(好中球)役の佐藤健ペアはもちろん、親子役を演じた芦田愛菜と阿部サダヲ、ゴールドに輝くタイトなロングドレス姿の仲里依紗ら、ドレスアップした豪華俳優陣に観客も大興奮。「健さーん!」「芽郁ちゃんキレイ!」「愛菜ちゃんカワイイー!」「Fukaseさーん!」と絶叫が飛び交い、キャストたちへの掛け声で盛り上がった。

 たっぷりと時間をかけてファンサービスを行った一行。佐藤は「大丈夫ですか、前の方の方とか押しつぶされてないですか?心配だったんですけど、皆さんの熱気が伝わりました」とファンの熱狂に感激していた。

 この日の登壇者は永野芽郁、佐藤健、芦田愛菜、阿部サダヲ、山本耕史、仲里依紗、松本若菜、板垣李光人、加藤諒、加藤清史郎、マイカピュ、新納慎也、小沢真珠、Fukase、武内英樹監督。

 

「殺人鬼」阿部サダヲと「極悪女王」ゆりやんも登場!白石組の“賊軍”総勢15人が集結

2024.11.01 Vol.web original

 

 映画『十一人の賊軍』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、W主演の山田孝之、仲野太賀をはじめとするキャスト15名と白石和彌監督が登壇。これまでにも白石監督の大ヒット作に出演している阿部サダヲやゆりやんレトリィバァも駆け付け、会場を盛り上げた。

『十一人の賊軍』は「日本侠客伝」や「仁義なき戦い」シリーズを手がけた脚本家・笠原和夫による幻のプロットを『孤狼の血』チームが映画化。戊辰戦争時、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件をもとに「決死隊」として砦を守る任に就いた罪人たちの死闘を描く。

 泥まみれになりながらもチーム一丸となって乗り切った過酷な撮影を振り返った賊軍役のキャストたち。一方、官軍側の玉木宏は「僕は最後まできれいなままで…」、新発田藩城代家老役の阿部サダヲも「ほんわかした現場だなと思っていました」と振り返り、そのギャップに賊軍役キャストたちも苦笑。

 白石和彌監督の『死刑に至る病』で殺人犯役を演じた阿部。白石監督が「プライベートでも人を殺していると思う」と言っていたと聞くと「今のところ証拠がないので…(笑)」。

 そんな阿部は「斬っていくシーンで、中に1人見覚えのある人がいるんですよ。監督も気づかなかった。すごいカメオ出演している人がいるんです。僕も斬っていて、あれこの人見たことあるぞって」と裏話ネタを披露しつつ「何度か見てもらえたら分かると思います」。

 さらにこの日は、村娘を演じたゆりやんレトリィバァも登場。白石監督のドラマ「極悪女王」に続いての白石組参加に、ゆりやんは「非常にありがたい思いです。まさかまた…」と感涙するフリで笑いを誘った。

 最後に仲野は「みんなで頑張った撮影期間を監督が素敵な映画にしてくださいました」。山田は「実際にこの阿部さん、ひどい方なんですけど」と断言し阿部を苦笑させつつ「役のほうは、裏切りのように見えながらも藩を守ろうとした人。みんなそれぞれの正義を貫くのは見る方によって悪にも正義にも見える。相手の立場にたったらどうなのかなと考えてみると優しく穏やかに生きられるのではと思います」と語っていた。

 この日の登壇者は山田孝之、仲野太賀、尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力、ゆりやんレトリィバァ、野村周平、玉木宏、阿部サダヲ、白石和彌監督。

「いい加減にしろよコノヤロー」仲野太賀と野村周平が舞台挨拶でバチバチ?一方、山田孝之とはラブラブ

2024.11.01 Vol.web original

 

 映画『十一人の賊軍』の初日舞台挨拶が1日、都内にて行われ、W主演の山田孝之、仲野太賀をはじめとするキャスト15名と白石和彌監督が登壇。山田、仲野と、野村周平がじゃれ合い会場を沸かせた。

『十一人の賊軍』は「日本侠客伝」や「仁義なき戦い」シリーズを手がけた脚本家・笠原和夫による幻のプロットを『孤狼の血』チームが映画化。戊辰戦争時、新発田藩(現在の新潟県新発田市)で繰り広げられた歴史的事件をもとに「決死隊」として砦を守る任に就いた罪人たちの死闘を描く。

 過酷な撮影を振り返った賊軍たち。ハードな現場だったからこそ「バカ話ばかりしていました」と山田が言えば、仲野も「僕も“おもんな侍”というキャラを作って一発ギャグで(岡山)天音にダルがらみしてました」。

 そこに、決死隊隊長を演じた野村周平が「僕だけはちゃんとしっかりやらせていただきました」とうそぶくと、仲野が「いい加減にしろよコノヤロー」。とたんに仲野と野村が「ペラペラしゃべりやがって」「こっちのセリフだよ」と“一触即発”ギャグ。

 一方、野村は山田に対してはデレデレ。山田は撮影場所が遠隔地のため現場の近くに宿泊場所を借り、チームの居場所を作っていたといい、野村が「2人で釣りに行ったりとか」と言うと山田も「行ったね」と目を見合わせてニッコリ。
 すると仲野が「様子がおかしいんですよ、この2人。日に日に2人だけの生活みたいなことしていて」と暴露。野村が一緒に買い物したりベランダで過ごしたりしていたと振り返り「先にお風呂入って来るね、とか」と言うと、山田も「あ、見つけたと思っちゃったんだよね」。“出会ってしまった”2人に会場も大笑いしていた。

 この日の登壇者は山田孝之、仲野太賀、尾上右近、鞘師里保、佐久本宝、千原せいじ、岡山天音、松浦祐也、一ノ瀬颯、小柳亮太、本山力、ゆりやんレトリィバァ、野村周平、玉木宏、阿部サダヲ、白石和彌監督。

 

上戸彩「すごく悪い目をしてる」見抜かれた阿部サダヲ「怖かった。上戸さんてすごいんだな、と…」

2023.02.17 Vol.web original

 

 映画『シャイロックの子供たち』初日舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・阿部サダヲ、共演の上戸彩、玉森裕太ら豪華キャスト陣と本木克英監督が登壇。上戸が、撮影中に起きた阿部の変化に気づいたエピソードを明かした。

 池井戸潤による同名ベストセラー小説の映画化。メガバンクの支店で起きた現金紛失事件をめぐる謎と人間ドラマを、映画オリジナルの完全ストーリーで描く。

 最終稿を渡されたのは撮影の一週間前だったが、主演の阿部は「それまで自分が主役だと思ってなかった」とのことで「原作だと失跡する役なので、途中でいなくなるものだと思ってました。そしたらいっぱい出てた(笑)」と苦笑しつつ「うれしかったです」。

 何度も改稿を重ねるうち「私たち3人(阿部、上戸、玉森)のシーンがどんどん増えていったんですよね。池井戸さんのオリジナルということで…」と冷静に振り返っていた上戸。

 撮影中のエピソードを聞かれると、上戸は「撮影の後半(阿部が演じている)西木さんじゃないオーラで現場に入って来たことがあって。もしかして次の作品の台本読みました?と聞いたら、来る途中の車の中で読んだ、と言っていて。今日、すごい悪い目をしてますよ、誰か殺してきたような目をしてる、と言ったら、殺人犯の役の台本を読んできちゃった、と。どう見ても背負ってるものが違うんですよ。今日、別人ですよ、戻して戻して、と…」と明かすと、阿部は「怖かったなー、あの時は。本当にびっくりした。上戸さんてすごいんだなと思いましたよ」と、上戸の洞察力に脱帽。

 そこに玉森が「僕はその横にいましたけど全然気づかなかった」と言い、会場の笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、佐々木蔵之介、本木克英監督。

 映画『シャイロックの子供たち』は公開中。

玉森裕太、阿部サダヲの適当ぶりを暴露しようとして自爆「記憶って改ざんされるんですね」

2023.02.17 Vol.web original

 

 映画『シャイロックの子供たち』初日舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・阿部サダヲ、共演の上戸彩、玉森裕太ら豪華キャスト陣と本木克英監督が登壇。玉森いわく「適度な適当感がよかった」という共演者同士が、その言葉通りの和気あいあいぶりを披露した。

 池井戸潤による同名ベストセラー小説の映画化。メガバンクの支店で起きた現金紛失事件をめぐる謎と人間ドラマを、映画オリジナルの完全ストーリーで描く。

 感染対策もあり、撮影中はなかなか会話できなかったという一同。阿部や上戸とともに本作の宣伝活動に駆け回ったという玉森が「阿部さんも上戸さんも良い方で、すごく好きになりました」と言うと上戸は「ありがとう(笑)」、阿部も「オレだって好きだよ」と相思相愛のもよう。

 阿部の印象について聞かれた玉森が「適度な適当感がよかった」と言うと、すかさず阿部が「彼も相当、適当なところあるんですよ」。

 玉森が髪色を変えたことにも、上戸はすぐに気づいたが阿部はまったく気づかなかった、と玉森。

「もう一個言うと、阿部さんが現場にカレーを差し入れてくれた日があって。それをこの3人とスタッフさんで一緒に食べたのに、後日、上戸さんがいなかった体で話していた」と暴露したが、上戸が「玉ちゃん、また適当なこと言ってる(笑)」と大笑い。

 どうやら、上戸のほうが阿部がその場にいたことを忘れてカレーを食べた思い出を話していたというのが実情だったようす。阿部は「なんだ、その絞り出したエピソード」とボヤいたが、玉森は「記憶って改ざんされるんですね」とあっけらかんと言い、会場の笑いをさそっていた。

 この日の登壇者は阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太、柳葉敏郎、杉本哲太、佐藤隆太、柄本明、佐々木蔵之介、本木克英監督。

 映画『シャイロックの子供たち』は公開中。

暖かいイエナカ鑑賞で熱くなる? 身震いする?【DVD & Blu-ray】『死刑にいたる病』『異動辞令は音楽隊!』

2023.01.30 Vol.753

『死刑にいたる病』

 ミステリー作家・櫛木理宇による同名小説を『凶悪』『孤狼の血』シリーズの白石和彌監が映画化。

 24件の殺人容疑で逮捕されてそのうち9件が立件され死刑判決を受けた凶悪犯・榛村大和。しかし榛村はたった1件だけ冤罪を主張する…。

 史上最悪の連続殺人鬼・榛村大和を渾身の演技で体現した阿部サダヲの怪演や、予測できない戦慄の展開が大いに話題を呼んだ大ヒット作。

 榛村の“表の顔”と“裏の顔”を不気味に演じ分けながら衝撃のラストへと見る者を導いていく阿部の存在に身震い必至。共演には、殺人鬼“真犯人捜し”の依頼を受ける青年・雅也役に話題作への出演が続く岡田健史。事件を捜査する雅也の行く先々に現れる謎の男・金山役に岩田剛典。雅也の母・衿子役に中山美穂と個性が光る俳優陣が集結。

STORY:ある大学生・雅也のもとに届いた一通の手紙。それは世間を震撼させた稀代の連続殺人鬼・榛村からだった。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人が他にいることを証明してほしい」。過去に地元のパン屋で店主をしていた頃には信頼を寄せていた榛村の願いを聞き入れ、事件を独自に調べ始めるが…。

宮沢りえ、阿部サダヲに「あとでちょっと裏に来い…的な」阿部はタジタジ

2022.09.30 Vol.web original

 

 映画『アイ・アム まきもと』初日舞台挨拶が30日、都内にて行われ、主演・阿部サダヲ、共演・満島ひかり、松下洸平、坪倉由幸、宮沢りえと水田伸生監督が登壇。阿部が共演女優陣の“絶賛”にタジタジとなった。

 小さな市役所の“おみおくり係”で働く、ちょっと頑固で迷惑な男・牧本が、人と人の思いをつないでいく奇跡をユーモラスに描くヒューマンストーリー。

 主人公・牧本役の阿部サダヲは初日を喜びつつ左右に立つ満島ひかりと宮沢りえのシックなブラックのドレス姿に「女優さんてやっぱりそうなっちゃうんですね…いいですね、初日っぽくて」と相好を崩した。

 阿部とタッグを組むのは4本目となる水田監督は「初日というのは緊張するもので、昨日は2時に目が覚めて眠れなかった」と照れ笑い。お笑いトリオ・我が家の坪倉由幸は「僕のような芸人がこんな素敵な方々と水田監督の作品に参加させていただくとは。本当に感謝しています。普段、僕は感謝しても頭を下げないようにしているんです。いろいろあって。でも今日これだけお客さんが来てくださってうれしいんで」と、頭を下げて頭頂部を見せると、水田監督も観客と一緒に大笑い。「坪倉さんのおかげで目が覚めました(笑)」。

 この日、MC役を任された阿部は、終始落ち着かない様子で「今日は朝何を食べましたか」「僕と共演してみてどうでしたか」と矢継ぎ早に共演者に質問。

 満島はそんな阿部の様子に笑いをこらえながら「阿部さんは色も白いし、実態が良く分からなかったんですけど、実際お話してみるとすごく温かくてハートフル。やっぱり好きな俳優さんでした」。

 満島の率直な絶賛に本気で照れた阿部は、今度は松下洸平に「明日ワイドショーで使われるのは誰だと思いますか」と尋ね「絶対に阿部さんですよ」との回答にニンマリ。さらに坪倉に「坪倉さんにとって“我が家”って何ですか」と畳みかけ、坪倉が思わず「過去の栄光です」と答え「今でもやってます(笑)。へんな汗かいた」と苦笑する一幕も。

 さらに阿部はその勢いで宮沢に「いつもおきれいですね。今日は朝起きて何をしましたか」と質問していたが「御ぐしが短くなって。すごく似合ってる。似合いますねー。元祖ボブですね」と言ったところで「あとで怒られるんですか」と自虐。すかさず宮沢が「あとでちょっと裏に来い、的な(笑)」と合わせ、会場も大笑い。

 阿部は、水田監督から「次回作は、僕の広島の生家の隣にあった芝居小屋を舞台に、僕なりの“8月5日”をミュージカルで撮りたい」という話を引き出したところで「もういいですか」とMCをギブアップ。

 阿部のMCぶりについて聞かれた宮沢は「完璧ですね。本当にお上手で…お上手で!」。含みを持たせた言い回しに阿部はおののき、会場も大きな笑いに包まれていた。

 映画『アイ・アム まきもと』は公開中。

宇崎竜童「こういう人が国会議員になったほうがいい」阿部サダヲは「中にはちゃんとした人も…」とタジタジ

2022.08.04 Vol.web original

 

 映画『アイ・アム まきもと』完成披露報告会見が4日、都内にて行われ、キャストの阿部サダヲ、宇崎竜童、松下洸平と水田伸生監督が登壇。阿部が演じた“迷惑な主人公”に一番近いのは誰かという話題で盛り上がった。

 小さな市役所の“おみおくり係”で働く、ちょっと頑固で迷惑な男・牧本が、人と人の思いをつないでいく奇跡をユーモラスに描くヒューマンストーリー。

 主人公・牧本役の阿部サダヲは「水田監督とは映画4本目なんですが、こういうハートフルコメディーはあまりやったことがなかったのでうれしかったですね」と振り返り、宇崎竜童は「孤独死が世界中で問題になる今、タイムリーなテーマだと思う」、松下洸平は「出演していた舞台の楽屋で初めてお会いして以来、水田監督の作品に出たいと言い続けてきた」と水田作品初出演を喜んだ。

 そんな3人のキャスティングについて水田監督は「お三方の共通点は何だと思います? 素晴らしい俳優であると同時にシンガー、ミュージシャンでもあること」と、3人の“声質”にも魅力を感じていると明かした。すると阿部も「初めて聞きました。そういえば(本作に出演している)満島ひかりさんや宮沢りえさんも歌ってましたね」と納得。

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