SearchSearch

今年も手作りしました【友香の素 vol.204】

2018.12.12 Vol.713

 師走に入り、バタバタと忘年会やクリスマスパーティーなどの予定が入ってきて、一気に年の瀬を感じます。平成として迎える最後の年の瀬でもあります。それにしても、時が経つのは本当に早いですね〜。そのスピードが年々アップしていっていると感じるのは、気のせいなのでしょうか!? ってこれも毎年のように言ってます(笑)。

 なにかと忙しい日々が続く12月ですが、今年もクリスマスリースを手作りしました! 私にとっては毎年の恒例行事。これが意外と年の瀬を迎えるにあたり、大事なイベントになってるかもしれません。というのも、11月から街中で始まるクリスマスのデコレーションやイルミネーションを見て「あ〜、クリスマスねぇ、もうそんな時期なのか?」と思うには思うのですが、そんなに実感はありません。ですが、自分でクリスマスリースを作ると、それが一気に実感へと変わるんですね。リースを作っているその時間の中で、先にクリスマスを楽しんじゃってるからでしょうか!? リースはクリスマスの要素、雰囲気たっぷりですから、その時点で充分お腹いっぱいになるのかな(笑)。

今年のリースは、円形のオアシス(オアシスは水分を保持しているスポンジ状のもの)にゴールドライダー、ヨーロッパゴールド、チャイニーズホーリー、ブルーアイスなどを差し込んだ物に、松ぼっくりとゴールドに塗られた八角で飾り付けをました。仕上げのリボンはクリスマスカラーのチェック柄をチョイス。30分程で完成。それを持って馬と写真を撮ろうとしたら危うく食べられそうに(笑)。

 オアシスで作ると日持ちが良いので、クリスマスが終わったら、リボンを取って、お正月らしい水引に付け替えると、そのままお正月にも使えるリースになります。今年も終わりますが、皆さん体調に気をつけて年末年始をお過ごし下さい。「友香の素。」来年もどうぞよろしくお願いいたします!

嬬恋で人生初のキャンプ【友香の素 vol.203】

2018.11.14 Vol.712

 この秋、人生初のキャンプをしてきました! 

 日本百名山の一つ吾妻山の麓、群馬県の嬬恋にあるオートキャンプ場に一泊。一緒に行ったキャンプ経験者から、そこはとても人気のあるオートキャンプ場だと聞きました。設備も整っていて清潔。何よりも、目の前には吾妻山の美しい姿が。その雄大さに抱かれてのキャンプはその場に居るだけで癒されます。

 そこはキャンプ場に直接車の乗り入れができるオートキャンプ場なので、車のすぐ近くにテントが張れます。それが便利で良かったです。初心者の私は、キャンプに何を持って行ったら良いかが分からないので、ちょっとでも要るかな?と思った物、寒かったら困ってしまうので洋服も余分に持って行きました。これが車ですぐ横まで乗り入れられない場所なら荷物を運ぶだけで大変でした。

 私はアウトドアが好きなのでバーベキューやキャンプファイヤーの経験は何度もありますが、テントを自分たちで張って、夜をそこで過ごすキャンプは未経験。そして東京より気温が低い群馬県の山の麓でのキャンプ、もしもあまりにも寒くて、寒さに耐えられなかったら、せっかくだけど車中泊!? なんて事まで考えていました。でも10月の末だったので、まだそこまでは寒くはなく、無事にテントで一泊できました! 地面からの冷え、防寒対策で下に毛布などを何枚か敷いているとはいえ、背に大地を感じながら寝袋に入って眠るというのは、キャンプならでは。最初ぐっすり眠れるのかな?と思ってましたが、すぐ隣で眠る2人の友人たちの寝息を子守唄に、川の字になって朝まで起きる事なく寝てました(笑)朝はやっぱり気温が低いから、霜がすごかったですが、日中は雲一つない真っ青な高い秋の空が広がり、吾妻山の紅葉も一段と美しく目に映ります。

 2018年の秋を思いっきり楽しめたキャンプでした。

30年かけて、到達するもの。【友香の素 vol.202】

2018.10.10 Vol.711

 もう10月ですね〜。早いなあ。朝晩は肌寒くて、日中はまだちょっと暑かったりと寒暖の差が激しいので、洋服の脱ぎ着に忙しい(笑)。でもこうして、だんだんと寒くなっていくんですよね〜。

 さて先日、来年1月に出演させていただく舞台『画狂人・北斎』の取材で、すみだ北斎美術館に行ってきました。車で向かって、駐車場で降り、美術館の建物とそのすぐ脇を走る総武線の走る高架を見た瞬間、「あ、この建物知ってる〜!」となり、びっくりしました。いつも、総武線の車窓から外の景色を見ていて、気になっていたとても印象的なデザインのガラス張りの建物! これは一体何なのだろう? と見る度に思っていたのですが、それが、今回取材で行ったすみだ北斎美術館だったのです。

 その日は演出の宮本亜門さんと、共演させていただく升毅さんとの対談形式で取材でした。取材の後、館長さんに美術館内を案内していただき、北斎の作品を見ながら、いろいろなお話をお伺いしました。

 皆さんもご存知の富嶽三十六景は、北斎が72歳の頃から手掛けた46枚の連作です。中でも凱風快晴、山下白雨、神奈川沖浪裏など有名ですよね。北斎は昔から波をテーマに作品を制作していて、40代の頃の作品「おしおくりはとうつうせんのづ」も展示されており、初めてそれを見ました。神奈川沖浪裏と構図は似ていましたが、全く印象は違います。波は全体的に丸みを帯びていて、私にとっては何だかちょっとだけユーモラスにも見える波でした。神奈川沖浪裏の波が持つあの圧倒的な迫力はありません。同じ人物の作品なのか?と思うほどでした。そこから30年をかけて、あの波に到達するのですね。

 北斎は「天我をして五年の命を保たしめば、真正の画工となるを得べし」などの名言を残していますが、北斎を知れば知るほど、舞台『画狂人・北斎』が楽しみです。

 秋は「エアグラ」!【友香の素 vol.201】

2018.09.12 Vol.710

 9月、湿気はあるものの、少し暑さは落ち着きました。うっすら暗くなり始めて、時計を見ればまだ18時。いつの間にか陽も短くなりました。昼間は蝉の鳴き声がうるさいほどに聞こえてきますが、夜になると涼しげな虫の音が聞こえるように。夜は気温もちょうど良いのでちょっと窓を開けて、星空を眺めながら虫の音に耳をすませてみると、それだけでゆったりとした気分に。秋はもうすぐそこまで来ている様子です。

 今年の秋、私にはぜひやってみたい事が一つあります。それは自分のエアストリームでのグランピング。今まで日中よくエアストリームにいて、のんびり本を読んだり、この原稿を書いたり、昼寝をしたりして過ごしていたのですが、夜を過ごしたことはありませんでした。エアストリームにはちゃんとベッドもあるので、寝ようと思えば寝れるのですが、備え付けのベッドマットがオリジナルな形とサイズだった事もあり、掛け布団の用意がなかったのです。昼寝の時はタオルケットで寝てました(笑)。

 でも最近とっても良いものを発見。それは寝袋です。知らなかったのですが、寝袋っていろんな形があるんですね。私が寝袋といわれて想像するのは、みのむしみたいな形のもの。それはマミー型と呼ばれているそう。マミー型寝袋には、ドラマの撮影で北アルプスに登った時に入った事があったので知っていましたが、それ以外に、封筒のような形をした封筒型、人をそのままかたどったような人型などのさまざまな形が。その中でも封筒型の寝袋なら、エアストリームでグランピングというコンセプトにぴったりだし、敷布団も掛け布団も必要ない(笑)。サイズや柄、機能もいろいろあるので、その中から良さそうなものをチョイスすると、いい感じに一夜を過ごせそうです。使わない時は収納もできるからエアストリームの限られた空間に持ってこい! 秋エアグラ楽しみだな。

※エアストリームとは、キャンピングトレーラーのこと

「打ち上げはバーベキュー」【黒谷友香の友香の素 vol.200】

2018.08.15 Vol.709

 8月に入り、まだまだ暑〜い日が続いていますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 私はそんな中、つい先日まで撮影していたドラマの打ち上げのバーベキューに参加して参りました! ドラマの打ち上げは、大体が夜で、どこかのお店で開催される事が多いのですが、今回のドラマの監督の場合は、お昼に外でバーベキューで打ち上げをするのが恒例行事になっているのです。これまでにも何度かその監督と、ドラマをご一緒させていただいているので、打ち上げバーベキューには参加した事がありますが、いつも夏場の暑い時期(今回は格別の暑さでしたが!)の撮影でご一緒だったので、打ち上げバーベキューも常に夏場での参加!

 お昼の外は、凄〜く暑いけれど、やっぱり夏場のバーベキューって最高ですね! しかもお料理が毎回、凄く美味しいのです。その食材の仕込みは、すべて監督がなさいますし、その場での調理もされます。バーベキューに必要な道具類も、監督ご自身の物というから驚きです。赤いバンダナ柄の、胸からあるエプロンをされて、イキイキと会場を周り、焼いたり、よそったり、運んだりしてキャスト、スタッフの皆さんに振る舞うのです。その働きっぷりは監督に打ち上げバーベキューのお疲れ様会をして差し上げたほうがいいんじゃないか!?と思うほどです(笑)。今回は特に、Tボーンステーキとハンバーガーが美味しかったです! 打ち上げの最後は、昭和を感じさせるレトロな手動かき氷機が登場。これも監督ご自身のもの(笑)。私も手でハンドルをぐるぐる回して、ブロック氷を削り、あずきを乗せていただきました。

 撮影自体は終わっても、こうして打ち上げバーベキューで、最後まで監督のもと、キャスト、スタッフの皆さんがワイワイと同じ時を楽しみ、交流を深められるというのはホントに素晴らしい事だと思います。作品の完成が楽しみです!

「ボンジュール! サバ?」【黒谷友香の友香の素 vol.199】

2018.07.11 Vol.708

 ボンジュール! サバ?(お元気ですか?)

 私は、今、フランスに来ていま〜す。ここ何年か海外に行ってなかったので、とってもうれしい(笑)。以前 このコラムに書いた、パスポートの更新が切れる4日前に気が付いて慌てて更新に行ったという話の時に、年内に2回は海外行きたいと書いたのですが、1回目が叶いました!

 フランスには何度か来たことがありますが、今回は初夏だったので、日中がすごく暑かったです。朝晩は少し肌寒くて、羽織る物が一枚いる感じ。今日の最低気温は21度で、最高気温は33度! じめじめとはしていないので、風があると過ごしやすいのですが、日差しがすごいです。街を行く人々の服装は半袖、タンクトップ、ショートパンツにサンダルといった感じ。私は長袖を着ていましたが、出ている箇所に当たる陽射しが、じりじりと痛い感じで、日焼け止めと日傘が必要でした。フランスであまり日傘をさしている人はいませんが、ささずにはいられないほど。しかも夜10時ぐらいまで、ず〜っと明るいのです。西陽にもならずに、日本の昼の3時ほどの明るさがずっと続くのには、ちょっと驚きました。夕食を食べに夜の7時過ぎに外に行く時も、日傘は必要なくらいです。時差ボケというか、時間ボケ!?になりそうな感じというか。

 そうそう、驚いたというと、今回のお仕事のコーディネーターさんはフランス在住の日本の方だったのですが、なんとその方と11年前に日本でお仕事をしていたのです! 夏目漱石の「虞美人草」という小説をドラマにした番組で、その方とご一緒していました。日本で、以前お仕事でご一緒だったなどはありますが、海外でそうなるのはなかなかない事で、本当にびっくりしました。当時、その方はADさんで、その後フランスに渡り、こちらでご結婚もされて今は一児の母。ご縁がある方とは地球規模でつながっているんですね!

あこがれの癒されタイム【黒谷友香の友香の素 vol.188】

2018.06.13 Vol.707

 6月に入りました! 気温が上がってもまだ風のある日が多いので気持ちが良いですが、陽射しがすごいですよね。でもガーデンのハーブやお花たちは、この陽射しを全身に浴びてグングン成長してくれています。ちょうど今、ラベンダーやカモミールが花をたくさんつけていて、風に吹かれてサワサワ〜っとそよぐ姿がとても綺麗。どちらもリラックス効果のあるハーブですが、見ているだけでも癒されます(笑)。

 癒されるというと、最近の気になるアイテム、ハンモック! ハンモックってあまり乗った事がなかったんですが、良いですね〜。友人にハンモック好きの人がいて、家に遊びに行ったら、部屋の中になんとハンモックが天井から吊り下げられているではありませんか!「え!? 部屋にハンモック〜!?」っと私が驚いていると、ハンモック好きの友人はニコニコしながら「気持ち良いから、乗ってみて!」と勧めてくれるので、私は「あ、じゃあ、ちょっと失礼しま〜す」っとそろりそろりとバランスに気を付けながら乗ってみたら、これがまた、なかなか面白いんです! ハンモックならではの揺られ感が良いのか、重力のままの身体のおさまり感が良いのか何なのか分かりませんが、「あの、たまに乗りに来てイイですか〜」っと聞いてみたくなる感じがしました(笑)。部屋ハンモック、なかなか良いかもしれません。

 アウトドアでは、森でハンモックに乗った事がありました。寝転んで空を見上げると、360度、木の枝が自分に覆い被さるように見えるので、なんだか森自体に抱かれているかのような感じがして、短い時間でしたが、深く癒されました。

 まず、森ハンモック、欲しいな〜。ガーデニングに疲れたら、ハンモックで一休み……。あ〜、良いな〜。あこがれの癒されハンモックタイム。こうやって書いてるだけで、すでにうっとりしてる私。もう癒されてる(笑)。

竹との接点。【黒谷友香の友香の素 vol.187】

2018.05.15 Vol.706

 最近のお気に入りアイテム、それは、竹!  今まで竹に接点があったものはというと、ざるやカゴ、バックなどの日用品。竹林の散策は昔から結構好きで、たまにゆっくりと時間をかけて歩いてみたりもします。竹林に入った瞬間に、竹林を吹き抜ける風と竹の葉が奏でるサラサラサラ〜という心地の良い音色に全身が包まれ、頭上に降り注いでいたギラギラした陽射しもたくさんの竹の葉に遮られて、少し暗くなり、スッと気温が下がるのが感じられます。地面に散り積もっている葉を踏みしめる音と、自分の息遣いだけが聞こえてくるような静寂の中を散策すると、日常のバタバタとした慌ただしい気分もすっと落ち着くようで、思わず深呼吸をしたくなります。ふかっとした落ち葉の敷き詰められた地面に寝転んで、葉と葉の合間から見上げる青い空の色に癒されたりして…。

 もちろん、食べる筍も大好き! シーズンになると筍掘りをして、旬をいただくのが毎年の習いで、今年も美味しかったです。

天道虫【黒谷友香の友香の素 vol.186】

2018.04.11 Vol.705

 こんにちは! 桜の季節も終わり、4月に入りました。もう1年の3分の1、季節が巡るのがホントに早いですね!? 日に日に気温も上がってきているので、少し体を動かすと、うっすらと汗ばむようになってきました。

 先日は、畑に春植えのジャガイモとキャベツを植えたのですが、雲ひとつない空を見上げると、一足早く夏を感じさせるような太陽の強い光。お天気に恵まれるのはとってもうれしいのですが、本格的に紫外線が気になり始める季節に突入した事を実感。ガーデニングをする時も、UVカット機能付きの広いつばに、頬や首までもを日よけ布で覆えるタイプのハットは必需品。見た目より機能! これがないとあっという間に日焼けしちゃいそうなので、手放せません。

 畑作業は、10人ぐらいで2時間程でした。作業中、冬眠から覚めた、てんとう虫を何匹も見つけました。幸運を運ぶ虫なので外国人の友達は「Ladybug!」とうれしがり手に乗せていたので、私も見つけるとあげて、5、6匹のてんとう虫がその子の手のひらで遊んでいました。

 調べてみると漢字では、天道虫と書くんですね。天道とは太陽の事。その由来は、てんとう虫の習性からで、てんとう虫を指に乗せると指先まで行き、空に向かって飛び立ちます。空には太陽。天への道を教えてくれるという事からその名が付けられたようです。日本語ではてんとう虫と言うよ。と教えてあげましたが、由来も知ってたら教えてあげられたのにな!

 収穫はジャガイモが6月ぐらいで、キャベツは秋。美味しくできるといいな。

 さて、ガーデンのほうは今、水仙やスノードロップ、チューリップ、ヒアシンスが盛りを迎え、色とりどりの花が目を楽しませてくれています。面倒な紫外線対策以外は本当に良い美しい季節! 太陽に向かって飛べるてんとう虫が羨ましいわ〜。

閉じたり咲いたり、脱いだり着たり。【黒谷友香の友香の素 vol.185】

2018.03.14 Vol.704

 あっという間に2月は過ぎ去り、3月がやって来ました。暖かい日は最高気温が20度近くで、ニュースの映像では上着を抱えて歩いている方や半袖の方も映っていて、この季節は服装選びが本当に難しいですよね。今、地方にいる私は、東京から出発した日はダウンを着ていましたが、こちらの気温では、薄手の上着で十分な日もあったり…。各地でなんと差の激しい事。東京に戻る日は、関東地方はまた冬の寒さが戻る予報ですし。早く暖かくなってほしいものです。

 ところで、3月は弥生ですが、その由来を調べてみると、『草木がいよいよ生い茂る月「木草弥や生ひ月(きくさいやおひづき)」が詰まって「やよひ」となったという説が有力』だそう。先月のコラムの最後にクロッカスの芽がちょっと出てきたと書きましたが、3月に入った今、さすが弥生ですね? あれから成長して、可愛い小さな花をたくさん咲かせています。(ちなみに、パエリアやサフランライスに使われるサフランはクロッカスの一種なので、ぱっと見はそっくりですが、花が咲く時期は秋になります)。チューリップや水仙よりひと足もふた足も早くカラフルな花で楽しませてくれるクロッカスですが、日や時間によって花の開き具合が違っているんです。綺麗に咲いているので写真を撮ろうとして行くと、閉じていたりします。さっきまで元気に咲いていたのに! 調べてみると、温度の影響で開閉運動をするそう。まあ、それは想像しますが、ここからが驚きです。なんと、花びらの裏表で、成長できる気温がそれぞれ違っているため、内側が成長すると内側のほうが長くなるので花は開き、外側が成長すると外側のほうが長くなるので花は閉じるのです。なんと器用なことをしていたのでしょうか? このところの寒暖の差の激しさには、花も人も閉じたり咲いたり脱いだり着たりとほんと大忙しですよ(笑)。

ミモザのリース【黒谷友香の友香の素 vol.184】

2018.02.14 Vol.702

 このところ、日本各地で大雪に見舞われるといったニュースが流れ、関東にも雪が降り積もったのは記憶に新しいと思います。暦のうえでは2月4日に立春を迎えましたが、まだまだ寒さが身に染みますね。

 2回目に関東に雪が降った翌朝の千葉は、馬場も真っ白になり一面の銀世界となりました。こんな日は馬たちもお休みで、外には出ません。雪が降ったり積もったりすると、それは幻想的で綺麗ですが、困る事もありますよね。都会では交通網が乱れたり、規制がかかったりと大変です。

 ここでは、庭に植えられていたミモザの木の幹が、降り積もった雪の重さに耐え切れずに途中で折れて倒れてしまいました。ミモザは黄色くて小さい花をたくさんつけるとても美しい木です。(ミモザという名のカクテルの由来は、この木の黄色い花に色合いが似ているからだそう。ミモザサラダは粒状に潰された黄卵がミモザの花に似ているところから。)これからちょうど開花の季節を迎えて、美しい姿を見せてくれるところでした。仕方なく切り落とした枝には小さな黄色い蕾がたくさんついたまま。これが咲いていたらどんなに綺麗だっただろうな〜と思うと、そのまま捨ててしまうのではかわいそう。こんなに綺麗な花をつけていた事を残したくて、リースにしようと思い立ちました。丸めて留めただけのシンプルなリースですが、それだけでその場がパッと明るくなるような華やぎをもたらしてくれています。

 暖かくなる日が待ち遠しいですが、雪が溶けて現れた地面をよ〜く観察してみると、球根類のクロッカスや水仙の芽が地面からピョコピョコっと芽を出し始めました。去年咲いてから、1年ぶりに再会できてとてもうれしいです。今年もまた可愛らしい花を咲かせて楽しませてくれる事でしょう。ガーデニングもこれからが楽しくなる季節。春はもう、すぐそこまでやってきています!

Copyrighted Image