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線虫がん検査「N-NOSE」に新ラインアップ 早期肝臓がんの検知が可能に

2024.02.26 Vol.Web Original


 線虫がんを利用したがんの一次スクリーニング検査「N-NOSE」の株式会社HIROTSUバイオサイエンスは、早期肝臓がんの検知を可能にした、がん種特定検査の開発に成功し、「N-NOSE plus」に新たなラインアップとしてサービスを開始した。

「N-NOSE」は嗅覚に非常に優れた線虫が、人の尿中に含まれるがん特有の匂いを高精度に検知することを利用した、がんの一次スクリーニング検査。「N-NOSE plus」は「N-NOSE」でハイリスク判定となった場合に申し込みができるサービスで、「N-NOSE」受検時に提出した尿を使用して、すい臓がん、肝臓がんのリスクをがん種ごとに判定する。

 がんは日本人の死因第1位で、日本人の2人に1人が生涯のうちにがんに罹患すると推定されている。早期発見、早期治療することで治療率の向上が見込めるが、日本人のがん検査の受診率は高くなくない。同社では、検査へのハードルを下げ、がんを早期発見できる未来を創るため研究開発を行っている。

 2024年3月31日まで特別価格でサービスを提供している。

たくさんの方に知ってほしい「線虫を使ったがん検診」広津崇亮さん (一般社団法人エンパワー・チルドレン)

2021.02.27 Vol.738

 一般社団法人エンパワー・チルドレン代表理事の広津崇亮さん。自身の研究を生かし「線虫」を使ったがん検診「N-NOSE」を実用化しました。線虫は嗅覚に優れた生き物で、その特性から尿の中のがんの識別ができるそう。従来のがん検診では種ごとに別々の検査が必要でしたが、N-NOSEでは一度に全身をカバーでき、尿だけで検査できることで外出しづらいコロナ禍にも魅力だといいます。近年はエンタメと医療がコラボレーションした小児がん治療支援チャリティーライブにも携わる広津さん。2月15日にはオンラインライブも開催予定で「たくさんの方に知ってほしい」と普及・啓発活動にも意欲的です。

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