「K-1 BEYOND」(5月31日、神奈川・横浜BUNTAI)のメインイベントで行われた「第5代K-1 WORLD GPクルーザー級王座決定戦」でティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)がマハムード・サッタリ(イラン/TEAM大和魂)と対戦した。試合は最初にダウンを奪われる絶体絶命の展開から最後は左ストレートでダウンを奪い返し、逆転のKO勝ちを収めた。
当初、ターザンは王者リュウ・ツァー(中国/唐山文旅驍騎ファイトクラブ/CFP)に挑戦する予定だったのだが、ツァーが大会1週間前の24日の練習中に鼻骨骨折のケガを負い、ドクターストップ。これに伴い、運営が協議した結果、昨年9月にツァーに挑戦し1-2の判定で敗れているサッタリを代替選手にすることと、その際に不可抗力ではあるがタイトル戦にスタンバイできないということでツァーに王座返上を提案。ターザン側とも折衝を続け、ツァーが王座返上し、サッタリとターザンで第5代王座の決定戦を行うことで合意し、このカードが26日に発表された。