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「WBCムエタイ日本王座決定戦」は孫悟空vsアンパンマン? 繁那の「孫悟空をイメージ」に壱・センチャイジムは「アンパンチを決めたい」【KNOCK OUT】

2025.10.11 Vol.Web Original

「KNOCK OUT.58」(10月12日、東京・後楽園ホール)の前日計量が10月11日、都内で開催された。

「WBCムエタイ日本スーパーバンタム級王座決定戦」で対戦する繁那(R.S-GYM)は55.30kg、壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)は55.10kgで規定体重をクリアした。

 WBCムエタイは現在世界105カ国が加盟しているムエタイの組織。タイではムエタイのルールは国が管理しているのだが、WBCムエタイはそのルールを運用。いわゆる5Rでグローブ着用の純ムエタイルールで試合を行う。
 
 計量後に行われた会見で壱は「明日はWBCという、現役中に絶対挑戦したいと思っていたベルトのチャンスをいただいたので、必ずこのチャンスを逃さず勝ち取ります」と王座獲りを誓う。目の前のベルトを見て「とても権威のあるベルトですし、僕はWBC JAPANではなく、もっとインターナショナル、ワールドチャンピオンに向けて練習を積み上げていきたいので、ここで満足せず一戦一戦大事にしていきます」と日本王座の先に世界王座を見据えた。

RED王者の森岡悠樹が福田拓海との打撃戦を制しBLACK王座を獲得。スーパーバンタム級を統一し「次はUNLIMITED」と3冠王者に照準【KNOCK OUT】

2025.09.24 Vol.Web Original

「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルで行われた「KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦」で森岡悠樹(北流会君津ジム)が福田拓海(KNOCK OUT クロスポイント大泉)との激しい打撃戦を制し、1RでKO勝ちを収めた。

 現REDスーパーバンタム級王者の森岡はこれでKNOCK OUTのスーパーバンタム級を統一した形となった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。圧をかけて左ジャブ、前蹴り、右カーフの森岡に福田は左ジャブ、右カーフ。圧をかけた森岡がパンチの連打。最後は右ストレートでダウンを奪う。立ち上がった福田に襲い掛かる森岡。前蹴りからパンチの連打も、福田が右フックででダウンを奪い返す。森岡が立ち上がり、互いに足を止めて打ち合い。森岡が圧をかけて追い込むが、福田もカウンターでパンチを当てていく。しかし森岡は左ボディー、右ストレート、左フックのコンビネーション。なおもパンチの連打で福田を下がらせる。ガードを固めて左ジャブの福田に森岡は右ローからパンチを上下に打ち分け。互いに打ち合いに出てパンチが交錯。残り30秒のコールとともに、森岡がラッシュをかけ、最後は右ストレートを打ち抜くと福田がダウン。そのまま立ち上がることができず、森岡がKO勝ちを収めた。

スーパーバンタム級統一がかかる森岡悠樹「今回は自分が圧倒しなきゃいけない」、初タイトル戦の福田拓海「迷惑をかけた人たちに恩返し」【KNOCK OUT】

2025.09.22 Vol. Web Original

「KNOCK OUT.57」(9月23日、東京・後楽園ホール)の前日計量が9月22日、都内で開催され、全選手が規定体重をクリアした。

 今大会では3つの王座決定戦が開催される。セミファイナルで行われる「KNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王座決定戦」で対戦する森岡悠樹(北流会君津ジム)は54.9kg、福田拓海(KNOCK OUT クロスポイント大泉)は54.95kgだった。

 今回の王座決定戦は前王者・古木誠也の王座返上に伴って行われるもの。現REDスーパーバンタム級王者の森岡にとってはBLACKとREDのスーパーバンタム級統一を目指しての試合となる。

 森岡は「明日は自分がこのKNOCK OUTを引っ張っていく選手になれるかどうかの大事な一戦。必ずKNOCK OUTにふさわしい試合をして、REDとBLACKを統一して、今後、KNOCK OUTを自分が引っ張っていきます」と王者の自覚あふれるコメント。

井上尚弥が究極のテクニックでアフマダリエフを完封。試合後には中谷潤人に「お互い頑張って、来年、東京ドームで盛り上げましょう」

2025.09.14 Vol.Web Origina

 プロボクシング4団体統一スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)が9月14日、愛知・名古屋のIGアリーナでWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)を相手に防衛戦に臨んだ。井上は究極のテクニックでアフマダリエフを圧倒し、3-0の判定で勝利を収めた。

 試合後にはリングサイドで試合を観戦し、引き揚げかけていた元WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人(M・T)を呼び止め、来年の東京ドームでの対戦を会場のファンにアピールした。

 井上は2023年12月にマーロン・タパレスを破り、WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパー・バンタム級の四団体の王座を統一。昨年5月にはルイス・ネリ、9月にTJドヘニ、今年1月にキム イェジュン、5月にはラモン・カルデナスを相手に防衛を重ね、今回が5度目の防衛戦。

 アフマダリエフは昨年12月にリカルド・エスピノサを破り、暫定王座を獲得。プロ戦績は14戦13勝(10KO)1敗。

 1R、オーソドックスの構えの井上とサウスポーのアフマダリエフ。井上が強烈な左ジャブ。アフマダリエフは右のパンチを伸ばすが、井上はバックステップ。井上が左ジャブ。井上が左ジャブから踏み込んで右ボディーストレート。アフマダリエフも右ジャブ。互いにジャブの刺し合い。井上は右ストレート。アフマダリエフが左右のパンチを振って前に出るが井上はバックステップ。カウンターで左フックを返す。

 2R、ともにジャブの刺し合い。井上は踏み込んで右ボディーストレート。やや動きの硬いアフマダリエフ。井上は左ジャブからワンツー。圧をかけ返すアフマダリエフ。井上はガードを固め、足を使って回る。井上は左ジャブを立て続け。互いにフェイントの掛け合い。井上はワンツー。井上は左ジャブ。

 3R、井上は左ジャブ。そしてノーモーションの右のパンチを伸ばす。井上は左ジャブからの右ストレート。アフマダリエフの右ジャブは足を使ってかわす井上。そして左ジャブ。アフマダリエフも右ジャブ。井上は足を使ってかわし、右ボディーストレート。アフマダリエフはアッパー。井上はフェイントをまじえ、右ボディーストレート。アフマダリエフが右ジャブを当てて前に出るが、井上は左ジャブで止める。井上のボディーストレートにアッパーを合わせに行くアフマダリエフ。

 4R、井上が左ジャブから右ボディーストレート。アフマダリエフは圧をかけ返しワンツー。井上は足を使って回る。井上は軽やかなステップからワンツー。アフマダリエフは動きが固い。アフマダリエフが詰めてワンツーも井上は右ストレートを返す。井上は左ジャブを立て続け。それでも圧をかけるアフマダリエフに右ストレートをカウンター。そして足を使って回る。圧をかけるアフマダリエフを交わしてパンチの井上。そしてワンツー。アフマダリエフも圧を強めパンチを出すが井上は足を使って回り、逆にパンチを当てていく。

森岡悠樹が壱・センチャイジムから5度のダウンを奪い壮絶KO勝ち。悲願のベルトを巻いて「誰よりも面白い試合をする王者になる」【KNOCK OUT】

2025.06.23 Vol.Web Original

 KNOCK OUTのビッグマッチ「THE KNOCK OUT」(6月22日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)のセミファイナルで行われた「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ」で王者の壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)に森岡悠樹(北流会君津ジム)が挑戦した。試合は森岡が計5つのダウンを奪ってKO勝ちを収め、KNOCK OUTでは初の王座獲得となった。

 壱は2022年11月に「第2代KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級王座決定トーナメント」の決勝で森岡を破り、王座を獲得。2023年8月の初防衛戦で古村光に敗れ、王座から陥落するも昨年4月に古村にリベンジを果たし、王座に返り咲いた。

井上尚弥が1カ月の延期と急遽の対戦相手変更にも動じずKO勝ち。試合後、ボブ・アラム氏が今春のラスベガスでの試合を示唆

2025.01.24 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)のメインイベントで行われた「4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」で王者・井上尚弥(大橋)がキム・イェジュン(韓国)を4RにKOで破り王座防衛を果たした。
 
 今回の試合については井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のイェジョンを相手に防衛戦を行うことになった。
 
 日韓戦で世界王座がかかるのは2013年11月に韓国の済州島で行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチで亀田興毅が孫正五を2-1の判定で破り8度目の防衛に成功して以来。日本国内では2006年1月に越本隆志が池仁珍を破り、WBC世界フェザー級王座を獲得して以来、約19年ぶりとなる。
 
 1R、オーソドックスの井上とサウスポーのイェジュン。圧をかけるのはイェジュン。前手で距離を探り合う両者。ロープを背にしていた井上が体勢を入れ替え逆に圧をかける。井上のジャブをバックステップのイェジュン。井上が圧をかけて右ボディーストレート。足を使って逃げるイェジュンだが、井上は逃がさない。前手で探り合いながら、井上が左ジャブ。逃げるイェジュン。なおも圧をかけた井上が左ジャブ、右ボディーストレート。イェジュンは右に回って逃げる。逆に圧をかけるイェジュン。井上はワンツー。コーナーに追い込まれたイェジュンだが足を使って脱出。

試合が1カ月延期の井上尚弥「2カ月長かったが楽しみ。待ち遠しい。気負うことなく自分を信じてやるだけ」

2025.01.23 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)の前日計量が1月23日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にキム・イェジュン(韓国)が挑戦する「4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」が行われる。
 
 井上とイェジュンはともにリミットから0.1kgアンダーの55.2kgで計量をクリアした。
 
 計量後に取材に応じた井上は「本当にいよいよだなと。2カ月長かったなという正直な気持ちはありますが、まあ、だからかなり楽しみな心境。試合が2度の中止からの延期なのでちょっと違う。待ち遠しいという気持ちはあります」などと現在の心境を語った。
 
 今回の試合については井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期された。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のイェジョンを相手に防衛戦を行うことになったという経緯がある。

井上尚弥vsキム・イェジュンが明日ゴング。大橋会長「相手は韓国版ロッキー。1Rから一か八かの勝負をかけてくる。スリリングな試合になる」

2025.01.23 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)の前日計量が1月23日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にキム・イェジュン(韓国)が挑戦する「4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」が行われる。両選手ともにリミットから0.1kgアンダーの55.2kgで計量をクリアした。
 
 今回の試合については井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期された。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のイェジョンを相手に防衛戦を行うことになった。
 
 昨年10月24日に試合が発表されてから3カ月。大橋ジムの大橋秀行会長は計量後の取材で両選手ともに計量をクリアし、後は明日のゴングを待つだけという状況に「大橋ジムでは今まで50戦くらい世界戦をやっているが、ここまで来るまで本当に一番苦しかった」と語った。

井上尚弥「長期間をかけての仕上げはプラスだった。10日前の相手変更も何とも思っていない」と急遽のキム・イェジュン戦にも自信

2025.01.22 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)の試合前記者会見が1月22日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にキム・イェジュン(韓国)が挑戦する「世界スーパーバンタム級4団体統一王座防衛戦」が行われる。
 
 井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期された。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のキム・イェジョン(韓国)が井上に挑戦することとなった。
 
 会見で井上は試合が1カ月延期になったことでの仕上がりについて「2度の中止ということと、まず試合の日程が1カ月ずれたということで、もちろん練習のスケジュールもすべて狂ったが、今回このスケジュールでトレーニングをして思ったことが、この長期間をかけて体を仕上げるということは自分にとってプラスだったというところが一つメリットとしてあった。この先、ビッグマッチを控えるにあたり、この調整を入れていくことがベストかなというのは今回この調整をすることによって分かったことがあったので、僕にとってこの2度の中止ということとこの1カ月の延期はすごく参考になったスケジュールであったと思う」と1カ月の延期をポジティブにとらえた。

井上尚弥が1Rにプロ初ダウンも3つのダウンを奪い返しネリを粉砕。次戦は9月にグッドマン戦が浮上

2024.05.06 Vol.Web Original

 ボクシングの「LIVEBOXING 8」(5月6日、東京・東京ドーム)のメインイベントで行われた「WBA・WBC・IBF・WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」で4団体統一王者の井上尚弥(大橋)がWBC同級1位のルイス・ネリ(メキシコ)を相手に防衛戦に臨み、6RでTKO勝ちを収めた。

 1R、オーソドックスの構えの井上とサウスポーのネリ。圧をかける井上が右を当てていく。ネリは左ボディーからの右フックもこれはかわす井上。井上はじりじりと圧をかけて左ジャブを飛ばす。ネリは遠めから左フック。井上が距離を詰めて左アッパーもネリは近距離でカウンターで左フックを放ち井上からダウンを奪う。井上はこれがプロ初のダウン。しかし井上はカウント8まで片ヒザをついてじっくりと回復を図る。立ち上がると井上はガードを固めてしのぎながらもパンチを返す。

 2R、ともに前手で距離を探る。井上の左ジャブにネリが左フックを合わせる。井上は右ボディー。前手での探り合い。井上が詰めてパンチもネリはカウンターで左フックを振る。前に出るネリに井上は下がりながらカウンターの左フックを合わせダウンを奪い返す。井上は圧をかけて右ボディーと右ストレート。

 3R、前手での探り合いから井上は詰めて連打。ネリはスリップ。ネリの左フック、右ストレートをかわす井上。ネリは前手の右手で探りながら左を狙う。井上は踏み込んで左フック、右ストレート。ネリが左を伸ばすが井上はかわすと右を当てる。井上は右ストレートを当てていく。井上は左ジャブ、右ストレートを立て続けに顔面に当てる。

王者・古村光の「ベストバウトよりMVP」に挑戦者の壱は「ロマンティックな試合を見せたい」【KNOCK OUT】

2024.04.08 Vol.Web Original

 KNOCK OUTが4月8日、都内で「KNOCK OUT 2024 vol.2」(4月27日、東京・後楽園ホール)の会見を開催した。

「KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級タイトルマッチ」で初防衛戦に臨む王者・古村 光(FURUMURA-GYM)が「ベストバウトよりMVPを取りたい」と言えば、挑戦者で前王者の壱・センチャイジム(センチャイムエタイジム)が「ロマンティックな試合を見せたい」と返した。

 2人はこれまで2回対戦。2022年3月には壱が判定勝ち、昨年8月には王者の壱に古村が挑戦。2-1の際どい判定で古村が勝利を収め、新王者となった。

 古村は昨年12月大会ではKNOCK OUT-BLACKスーパーバンタム級王者の古木誠也との王者対決がマッチメイクされたのだがケガのため欠場。壱が代打出場し、古木に判定勝ちを収めている。

 KNOCK OUTの山口元気代表はこの試合について「まだ詳しいことは発表できないが、2024年の後半にかけてスーパーバンタム級は大きな動きがあって、この2人はどちらが勝つかで、KNOCK OUTの代表として出場する権利を得ると思うので非常に大事な試合になると思っている」と説明。

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