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不可思が安保瑠輝也の「予期せぬ攻撃」に警戒【3・22 K’FESTA.3】

2020.03.18 Vol.Web Original

瑠輝也の持つ「スーパー・ライト級王座」に挑戦

「K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~」(3月22日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で安保瑠輝也(team ALL-WIN)の持つ「K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王座」に挑戦する不可思(クロスポイント吉祥寺)が3月18日、都内にある所属ジムで公開練習を行った。

 試合4日前とあって、2分間のミット打ちでは切れのあるパンチの連打に左右のミドルにハイキックを見せ、好仕上がりを思わせる動き。

 練習後の会見でも不可思は「体調的な部分でも感覚的な部分でもすごくいい。間違いなく過去最高の仕上がりだと感じている」と胸を張った。

 不可思は自ら「外敵」と名乗り、昨年6月の両国大会でK-1初参戦。その後、Krushのリングも含め、まだ3試合しかしていないにもかかわらず、今回の対戦でも不可思の勝利を期待するK-1ファンも多い。これについては「はっきりとした理由は自分では分からないが、僕が試合で見せたいと思っていることと、ファンの皆さんが見たいと思っているものとか楽しんでくれることが少しは合ったのかなと思う。それで応援してくれるK-1ファンがいてくれるのかなと思う」とここまでのK-1グループでの試合を振り返った。

佐々木大蔵が完全アウェイで初防衛戦「携帯での映像でも伝わるような試合をしたい」【5・9 Krush.114】

2020.03.12 Vol.Web Original

大阪の近藤拳成が挑戦者に抜擢

「Krush.114」(5月9日、大阪・コミュニティプラザ平野)の第1弾カード発表会見が3月12日、東京都内で開催された。

 Krush2月大会で王座に就いたばかりのスーパー・ライト級王者・佐々木大蔵が初防戦に臨むこととなった。

 挑戦者には大阪の近藤拳成が抜擢された。近藤は「K-1甲子園2016」-65kg優勝者。プロでは強敵相手の試合が続いたことから7戦3勝3敗1分けとなっているが、3勝のうち2つがKO勝ちのハードパンチャーだ。
 
 近藤は「この試合のオファーを受けた時は正直びっくりしたが、受けたからには100%に仕上げて、佐々木選手に勝ちたい。(佐々木は)パンチもキックもできて、フィジカルも強い完璧なファイターだと思うが、弟と兄と研究して、弱点は見つけているのでそれを狙って1Rから倒しに行きたい」

 佐々木は「ケガもなく前回の試合を終えることができたので、オファーをいただけて光栄。近藤選手とも戦えることもうれしく思う。大阪で試合をすることが初めてなので自分としても楽しみ。大阪にしかない熱もあると思うので、自分でも期待しているし、皆さんに期待してもらえる試合を作り上げたい。近藤選手とはKRESTで戦っている選手もいるので、そういう映像も見ている。すごくベーシックで基本に忠実な選手という印象」などとそれぞれ語った。

佐々木大蔵が鈴木勇人を返り討ちし2階級制覇達成【2・24 Krush.111】

2020.02.25 Vol.Web Original

王者・鈴木はK-1横浜大会のリベンジ狙うも…

「Krush.111」(2月24日、東京・後楽園ホール)のメインで行われた「Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ」で挑戦者の佐々木大蔵が3-0の判定で鈴木勇人を破り、第8代王者となった。

 2人は昨年11月に行われたK-1横浜大会のスーパーファイトで対戦し、佐々木が判定勝ち。敗戦直後から鈴木が再戦をアピールし、今回のタイトル戦が実現した。

 前日会見で鈴木は「2回負けるということは完全なる負け」と背水の陣を敷いての戦いではあったが「自分は追い込まれているほうが実力を発揮できるタイプ」とも話しこの日の試合に臨んだ。

 試合は1Rから鈴木がプレッシャーをかけ前に出る。しかしあいさつ代わりに放った得意の左ハイは佐々木がスウェーでかわす。鈴木がコーナーに佐々木を詰めてパンチを放つが、佐々木はクリンチで鈴木に連打を許さない。鈴木が押し返し、なおもパンチを放つが佐々木は前蹴りからパンチを打ち返すなど攻め込まれているようで、冷静に鈴木の攻撃をさばいていく。

 仕切り直して鈴木がパンチで来るところに佐々木は右ミドルで迎撃。なおも鈴木がプレッシャーをかけ佐々木をコーナーに詰めるものの、佐々木は巧みに体を寄せて、鈴木の攻撃を止める。

「大和哲也vs不可思」注目の日本人対決が実現【12・28 K-1名古屋】

2019.10.22 Vol.Web Original

タイトル戦線を大きく左右する一戦

「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN」(12月28日、愛知・ドルフィンズアリーナ)の第2弾カード発表会見が10月21日、愛知・名古屋ガーデンパレスで開催された。
 
 スーパー・ライト級のスーパーファイトでともに愛知県出身の大和哲也と不可思の注目の日本人対決が実現する。

 大和は昨年11月の「第3代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」では1回戦でゲーオ・ウィラサクレックに左ハイキックでKO負け。一時はK-1からの撤退も考えていたが、再起をかけた今年8月24日のK-1大阪大会で、近藤拳成にキャリアの差を見せつけるような判定勝ちを収めた。
 
 対する不可思は今年6月のK-1両国大会に電撃参戦し、佐々木大蔵に出血によるTKOで敗れるも場内を揺るがす熱闘を展開。続いて10月13日の「K-1 KRUSH FIGHT.106」では堀井翼と対戦し、終了時間と同時にKOで沈める劇的勝利を収め、試合後、K-1名古屋大会の出場をアピールしていた。

 不可思は「最初に哲也さんとの試合の話をいただいたとき、今年の6月からK-1に参戦しているという意味では“もうやるのか”という感じもありました。でも哲也さんと同じ階級になってからは、いずれどこかでやることになるかもしれないという意識はしてたので“いよいよか”という気持ちでもあります。K-1が名古屋でやると発表されてから絶対に出たいと思ってましたし、そこで哲也さんという人と戦わせてもらえるというは、すごく光栄に思います。哲也さんという壁を超えます」

 大和は「ついにK-1が名古屋にやってきて、そして不可思選手と戦うことになりました。自分としては彼がまだ名古屋にいる頃から、一緒に練習した覚えもあって、そんな彼とK-1で、そして名古屋で戦うことはすごく感慨深い気持ちが強いです。彼も色んなベルトを獲ってきて、本当にK-1の中でも実績のある選手だと思うので、テクニカルで熱い試合になると思っています。昔は階級も軽かったと思うので、線が細いイメージがあったんですけど、いまはすごくデカいし。昔の面影がないくらい、力強い試合をしているので、本当に日本を代表するトップファイターだと思ってます。厳しい試合になると思いますが、しっかり勝てるように。K-1らしい、熱くて激しい試合ができればと思います」などとそれぞれ話した。

 今大会では王者・安保瑠輝也にゲーオ・ウィラサクレックが挑むK-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチも開催。大和vs不可思の一戦は今後のタイトル戦線を大きく左右する一戦となるのは確実。

 不可思は「この試合に勝つことでタイトル戦線に絡むことができると思います。ファンの人にも僕がタイトルに絡むことを期待してもらえるような試合を見せたいです」

 大和も「この試合は日本のスーパー・ライト級のマッチメイクだと、きっとファンの方も一番見たかったと思う。タイトルマッチもある大会の中で、この勝者が今後のタイトル戦線に絡む試合になると思うので、今後のスーパー・ライト級を担う試合になるんじゃないかと感じています」などと、ともにこの試合の先にタイトルを見据えた。

左右田泰臣「決勝は毒霧からの3カウントで勝つ」【11・3 K-1】

2018.11.02 Vol.Web Original

「ちょっくら優勝してきます」と棚橋の台詞を丸パクリ
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の前日計量が11月2日、都内で行われ、全選手が規定体重を無事パスした。

 計量後には会見が行われトーナメントに出場する8選手が勢ぞろいしたのだが、中でやはり異彩を放ったのが左右田泰臣だった。

 マスク姿はすっかり定着したのだが、この日は「K-1 WORLD GP~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~攻略本 改」と書かれたスケッチブックを持って登場。会見ではまず「ちょっくら優勝してきます」と新日本プロレスの棚橋弘至が今年の「G1 CLIMAX25」決勝戦前に放った台詞を丸パクリ。その後、スケッチブックについて問われ、おもむろにページをめくると決勝の相手としてサム・ヒルの似顔絵が書かれていた。

6・18 K-1 野杁がゲーオ破り王座獲得 武尊KO勝ち 小澤は西京に敗れる

2017.06.19 Vol.692

「K-1 WORLD GP 2017 JAPAN~第2代スーパー・ウェルター級王座決定トーナメント~」(6月18日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)で2大タイトルマッチが行われた。

 スーパー・ライト級はゲーオ・ウィラサクレックに野杁正明が挑戦。延長にもつれ込む熱戦の末、野杁が判定で勝利を収め、第2代王者に輝いた。

 1Rからゲーオが手数で上回る。パンチで局面を打開したい野杁だが、パンチでもゲーオが先手を取る厳しい展開。2R以降も先手を取るのはゲーオ。しかし押し込まれながらも野杁は左のローで反撃。ゲーオの右足の裏は大きく腫れ上がった。それでもキックの威力に衰えはないゲーオ。勝利を確信したゲーオが3Rを流しにかかるが、そこで野杁のポイントとなったか、3R終了後の判定は2人がドローで延長に。

 この日のゲーオは本戦中からややホールディングが目に付いた。延長でも警告を受けるなど印象が悪かったか、延長では2人が野杁を支持し、野杁が際どい判定をものにした。

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