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8月末閉館のチームラボボーダレスが移転先発表 23年に「虎ノ門・麻布台プロジェクト」にオープン

2022.08.24 Vol.Web Original

 831日で閉館する東京・お台場の「森ビル デジタルアート ミュージアム: チームラボボーダレス」 (以下、チームラボボーダレス)が、23年に竣工・開業予定の「虎ノ門・麻布台プロジェクトに移転オープンすることを発表した。新しいミュージアムでは、チームラボボーダレスのコンセプトである「境界のない1つの世界の中で、さまよい、探索し、発見する」をさらに進化させて、来場者を新しい体験に導くという。

 発表とともに、新しいミュージアムのティザーサイトも公開されている。

 チームラボボーダレスは、境界のないアート群による「地図のないミュージアム」として、186月に東京・お台場にオープンすると、初年度の年間来館者数は単独のアーティストのミュージアム として世界最多規模となる約230万人を記録。2019年の来館者数は、単一アート・グループとして、世界で最も来館者が多い美術館として世界記録に認定された。

 また、米国のニュース雑誌『TIME』で「世界で最も素晴らしい場所 2019年度版」に選出されたほか、第25回ティア・ アワードにて、「優秀功績賞」を受賞するなど、国内外で権威ある賞を多数受賞している。

 2019年には、上海に「teamLab Borderless Shanghai」がオープン。今後は、ドイツのハンブルクやサウジアラビアのジッダもオープン予定。 

 

THE RAMPAGE 浦川翔平、今しか楽しめないチームラボボーダレスで童心に返る<BUZZらないとイヤー! 第32回>

2022.08.02 Vol.Web Original

THE RAMPAGE  from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する一方で、DJ Sho-heyとして、TikTokerとして、日々バズることについて思いを巡らせている浦川翔平が、BUZZの中心に乗り込んだりBUZZの兆しを探ったりしながらBUZZのワケを探る連載「BUZZらないとイヤー!」。今回も新たに生まれ変わろうと変化の真っ只中にいる、お台場。シンボルの大観覧車とともに、8月31日でこの場所での営業を終える「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」を滑り込みで楽しみます。(撮影・辰根東醐)

 日本はもちろん世界中の注目を集め続けている「エプソン チームラボボーダレス」。2018年6月にお台場に登場すると、初年度の年間来館者数は、オランダのゴッホ美術館を超えて、単独のアーティストミュージアムとしては世界最多規模となる約230万人を記録。2021年には単一アート・グループとして、世界で最も来館者が多い美術館として世界記録に認定されました。コロナ禍以前は、訪日観光客の姿も多く、SNSなどを通じて、「エプソン チームラボボーダレス」での驚き、発見、感動は、BUZZとなって様々な言語で世界各地に広がり、今もなお、波紋のように広がっています。

 そんなお台場の人気スポットも今月いっぱいで閉館に。23年に都心部で開設予定の新しい「チームラボボーダレス」の開館準備に入ります。

 期間限定で六本木に登場したアートとサウナという新感覚の展示「チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト」には本連載で取材で伺い、「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」も体験済みと、チームラボの展示には親しみのある浦川さん。今回はチームラボのBUZZの源流へと滑り込みです。

 エントランスで「なんかこの感じ、六本木で説明を聞いた時の感じと似てますね」と浦川さんはワクワクした表情。スタッフの案内で館内に入ると急に闇に包まれたような感覚に、そのせいか感覚が鋭くなったのか、「あれ、いい香りがしてますよね……なんか癒される」。

 季節の花が咲き乱れ、変化していく「花と人の森、埋もれ失いそして生まれる / Forest of Flowers and People: Lost, Immersed and Reborn」のなかを進んでいくと、パッと広い空間が広がります。

 

 目の前に広がるのは「人々のための岩に憑依する滝 / Universe of Water Particles on a Rock where People Gather」。チームラボボーダレスを象徴する作品の1つです。

 広い空間の一面の壁から小高い丘のようになっていて、そこに滝が。「この作品は僕も見たことがあります」という浦川さん。SNSなどでもよく見かける作品なので、多くの人が見たことがあるかもしれません。でも何かで見るのと体感するのとはまた別。


滝に打たれる(?)、浦川さん

 

 来場者が順番に丘に登って写真撮影している様子を見て、浦川さんも登ってみます。一番上で壁側に背を向けて立つと、滝の水が浦川さんに落ちてきますが、ぶつかると跳ねて、別の流れを作ってきます。足もとでも、水が足を避けて流れ、人の動きにあわせて作品が変化しています。

 低い場所でももちろん作品を楽しめます。滝の流れに足をおけば、水はそこを避けて行くし、じっと立っていると足元に花が咲きだします。スタッフや担当の足元は黄色の花が咲き乱れたところで、浦川さんの足もとでも少し遅れて小さくてかわいらしい白い花が咲きました。

原宿で絶滅した動物やその危機にある動物を捕まえる! チームラボがGalaxyと新しい学びのプロジェクト

2022.03.31 Vol.Web Original


 アート集団「チームラボ」の新しい展覧会「Galaxy & チームラボ:捕まえて集める神秘の森」が4月1日に原宿のGalaxy Harajukuでスタートする。

 チームラボとモバイル製品の世界的リーディングブランド「Galaxy」のコラボレーション企画。来場者は、館内に登場した神秘の森に「Galaxy」のスマホ端末を手に入り、目の前に広がるデジタルの森で思うままに動き回っている動物たちをスマホを使って捕まえたり、観察したり、そしてまた森へと返したりしながら、自分のコレクション図鑑を作っていくというものだ。動物は、絶滅に瀕している動物やすでに絶滅してしまった動物で、チームラボの猪子寿之代表によれば、種類は「ものすごくたくさん」だという。

 捕まえ方は簡単で、神秘の森の中で飛んだり、歩いたり、這ったりしている動物たちに「観察の矢」を当てたり、自分の足元に「観察の網」を張って動物たちを追い込んで捕獲する。すると捕まえた動物たちがそこから消えてスマホの中に入り、名前など情報がスマホの画面に表示される。またアプリのカメラで覗いている場所にむけてスワイプすると捕まえた動物たちを放すことができる。動物たちは解放してもスマホのコレクション図鑑に残る。また、何度も同じ種類の動物を捕獲すると、最初の時は動物の体の特長だった情報が、次にはその動物と人間との関わり、さらに次には環境との関わりといった具合に情報が増えていく。

偕楽園でアートな夜歩き「チームラボ 偕楽園 光の祭」が開幕

2022.02.04 Vol.Web Original
“自立しつつも呼応する生命と呼応する大杉森 / Autonomous Resonating Life and Resonating Giant Cedar Forest

 水戸の偕楽園の夜を彩る「チームラボ 偕楽園 光の祭」が始まり、注目を集めている。さまざまなインタラクティブなデジタルアートで国内外から注目を集め続けているアート集団のチームラボが、夜の偕楽園を会場に行う“展覧会”で、今年で2回目の開催。来場者は、いつもとは違う夜の偕楽園を楽しんでいる。

 庭園内には、大きな卵のような「光のovoid」と林がカラフルに光り輝く「自立しつつも呼応する生命と呼応する大杉森」をはじめ、笛の音が響く竹林を人や動物などが列を作って歩いていく「Walk,Walk,Walk – 孟宗竹林 」、人の動きによって1500本の梅の木が光り輝く「生命は連続する光 – 梅林」、樹齢800年と言われる巨木に花が咲いては散っていく「増殖する生命の巨木 – 太郎杉」、人が立ち止まると光の色を変える「呼応する松とつつじ」といった作品が点在。それを、闇の中をゆっくりと歩きながら巡る。作品のすごさはもちろんだが、夜の闇とカラフルでインタラクティブな光の組み合わせのギャップもまた本展の楽しみどころだ。

 

「光のovoid」に触れたり、揺らしたりすると森がカラフルに。近くには消毒用アルコールも置いてあった

 

 作品それぞれが、美しさや楽しさ、ワクワクとドキドキを感じさせてくれたり、おとぎ話の中に取り込まれたような気持ちにもさせてくれる。もっとも好奇心を刺激する作品のひとつが新作の「我々の中にある火花」。林のなかで小さな赤い光が静かに光を放っているのだが、近づいて見てみると、それぞれの光がほわっとした球体になっていて、中心から細かい光が広がっている。

 

“我々の中にある火花 / Solidified Sparks
“我々の中にある火花 / Solidified Sparks。複数の赤い光が林のなかにぶら下がるように展示されていて、一つひとつが静かに火花を放っている

 静かな線香花火といったところだろうか。さらにこの作品は不思議で、作品の中へと手を差し入れてみても光がさえぎられたり、影を作るでもないというところ。すっと入ったままなのだ。サイズという観点からは他の作品と比べるとコンパクトだが、タイトルも相まって、鑑賞者のなかにエンドレスに広がり、その感情が灯り続けるような感覚だ。

 

「増殖する生命の巨木 – 太郎杉」季節の花が咲き乱れる

 

 偕楽園を美術館とするなら、庭園内の松や梅の木、杉の大木や竹林がキャンバスになっているイメージ。作品を見ていくことで園内をほぼ一周する。“展示”されているエリアの雰囲気や空気感が変化するのも面白い。

 チームラボは「自然そのものが自然のままアートになる」というアートプロジェクト「Digitaized Nature」を行っている。

 偕楽園は、金沢の兼六園、岡山の後楽園にならぶ日本三名園のひとつで、今年開園から180年を迎える。梅の名所としてしられ、庭園には約100品種、3000本の梅が植えられており、早咲き、中咲き、遅咲きと長期間に渡って梅の花が楽しめる。今年もまもなく観梅期間に入る。

 「チームラボ 偕楽園 光の祭」は3月31日まで。18時~20時30分。最終入場は20時。入場料は大人1800円、中・高校生800円。小学生以下は無料。

アートなサウナ TikTok チームラボリコネクトの営業期間が延長へ

2021.08.07 Vol.744

 

 クリエイター集団チームラボの展覧会「TikTok チームラボリコネクト」(六本木)の会期が11月23日まで延長された。当初の会期は8月31日まで。

 サウナでととのいアートを鑑賞する新たな体験ができる、チームラボによる新たな展覧会。館内には、アロマや音にこだわった本格サウナ室が温度違いで複数、超自然現象と、認知そのものの変化をテーマにしたアート作品を展示している。サウナ後の冷水シャワーもアート作品になっている。

 同施設は今年3月に開業するも緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって臨時休館や開館時間の短縮を余儀なくされていた。

THE RAMPAGE 浦川翔平『BUZZらないとイヤー!』 第7回 お願い!ずっと六本木に溶け込んで……<TikTok チームラボ リコネクト 後編>

2021.07.20 Vol.Web Original

THE RAMPAGE  from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する一方で、DJ Sho-heyとして、TikTokerとして、日々バズることについて思いを巡らす浦川翔平が、いろんなバズりのバズったワケを探る『BUZZらないとイヤー!』 。今月のターゲットは大人気のチームラボの新しい展示「TikTok チームラボ リコネクト」!アートなサウナに大感激、午前中からスッキリ、お肌もつるつるな翔平さんとTikTok チームラボ リコネクトがバズるわけを噛みしめます。

チームラボボーダレスが大規模リニューアル―ギネス世界記録に認定

2021.07.16 Vol.Web Original

 チームラボボーダレス(東京・台場)の「運動の森」や「光の彫刻空間」などが大規模リニューアル、新作も登場し、10000平米の複雑で立体的な「地図のないミュージアム」での体験が拡張した。

「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」がコンセプトの「運動の森エリア」には、新たに4作品が登場。その中でも注目したいのは3つの作品。「タイフーンの上のエアリアルクライミング」は、ロープで吊られた棒が連結され、空中に浮かんだ作品。人が棒に乗ると、人の下に棒の色の渦が出来る。他の人と近くなると、互いの渦が影響を与え、合わさって巨大な渦となる。自分と他の人の空間がつながり、一つの空間になることも楽しい。

 

「インビジブルな世界のバランス飛び石」

 

「インビジブルな世界のバランス飛び石」は、普段見ることができない微生物の世界を、「バランス飛び石」に飛び乗りながら、渡っていく作品。様々な形をした「バランス飛び石」を踏むと、音色が響き、石の色が周りに広がる。そしてその変化が、空間全体に影響を与える。飛び石は複雑な揺れが生じるが、これは自然には平がないということを表すという。バランスを保って、渡っていくことがなかなか難しい。

 

「弾む水の天才ケンケンパ」

「弾む水の天才ケンケンパ」は、片足飛びと着地を繰り返すケンケンパで、水に浮かんだ記号の上を進む作品。〇△□の記号をリズムよく踏むと音が鳴り、ある法則で踏むと、蝶や魚、鳥が出現する。体を動かして遊べるだけでなく、法則を見つけることも楽しい。

THE RAMPAGE 浦川翔平がアートなサウナでととのう! バズってるTikTok チームラボ リコネクトを体感《前編》<BUZZらないとイヤー! 第6回>

2021.07.06 Vol.Web Original


THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのパフォーマーとして活躍する一方で、DJ Sho-heyとして、TikTokerとして、日々バズることについて思いを巡らす浦川翔平が、いろんなバズりのバズったワケを探る『BUZZらないとイヤー!』 。今月のターゲットは大人気のチームラボの新しい展示「TikTok チームラボ リコネクト」! 六本木けやき坂下に期間限定で登場したアートとサウナで整う施設で、アート好きもサウナーも虜にしてしまっているよう。チームラボの魅力は他の展覧会で体験済みだという浦川が、TikTok チームラボ リコネクトがバズるわけをじっくりと探ります。

 

TOKYO HEADLINE:翔平さん、すっかり夏ですね、毎日暑いですけれども、今日はサウナです。以前から、来たいっておっしゃっていた「TikTok チームラボ リコネクト」です。

浦川翔平(以下、浦川):3月にオープンする少し前ぐらいかなあ、「チームラボさんがサウナをやるんだよ」と聞いて、サウナは大好きだし、行きたいと思っていたんですけど、なかなか機会がなくて。前に「チームラボ プラネッツ」に行ってすごく楽しかったのもあったし、オープンしたら絶対バズると思ってたし、その通りにバズってますし。

TOKYO HEADLINE:今回はバズリの答え合わせみたいなところかもしれませんね。ちなみに「TikTok チームラボ リコネクト」ですが、美術館ってもともとお城だった場所や邸宅だったり高級な場所で、高級な空間でアートを楽しむというスタイルなわけですけれど、それならばサウナで自分自身を高級な状態にしてアートを見たらどうだろうという発想からスタートしているそうです。もちろん、楽しみ方は翔平さん次第です。さて、それでは今日案内をしてくれるのは、チームラボの工藤岳さんです。

浦川:よろしくお願いします!

工藤岳(以下、工藤):それでは「TikTok チームラボ リコネクト」について、サウナ、冷水シャワー、アート浴の仕方、ルールなどを映像で説明します。

浦川:なんだかワクワクしてきましたね……サウナは10分が推奨なんですね、僕は12分派なんですよ。

工藤:……サウナにはよく行かれるんですか?

浦川:好きですね。コロナになってからは行けてないんですけど、それ以前は週3回ぐらいのペースで行ってました。THE RAMPAGEのメンバーにも好きな人がいるので。

工藤:推奨はサウナ10分、冷水シャワー、アート浴10分の3ターンですが、サウナに行き慣れている方はその限りではないですし、続けてサウナに入る方もいますね。

浦川:追いサウナ! 

工藤:今日は限られた時間ですけれども……それしちゃいましょうか!

浦川:いいですね!

翔平さんの左が工藤さん

工藤:では、こちらに館内着がありますので自分のサイズを持っていただいて、サウナに行きましょう。タオルやスマホケースなんかもあるので、手ぶらで楽しんでもらえますね。では着替えていただいて……。

チームラボプラネッツに新エリア 昼と夜で表情や香りが変わる庭園作品

2021.07.02 Vol.Web Original

 チームラボ プラネッツ(東京・豊洲)に2日、新エリア「Garden Area」がグランドオープンする。新エリアにはラン、そして苔を使った大型庭園作品2つが登場。これまでの水に入るミュージアムに、花と一体化する庭園が加わり、より魅力的なスポットとなって、より多くの注目を集めそうだ。

「Floating Flower Garden:花と我と同根、庭と我と一体」は、天井から日の光が差し込む鏡張りの空間に、赤や白、黄色の本物のラン1万3000株が咲きみだれている作品。ランは吊るされて空中に浮かんで咲いていて、人が近づくとゆっくりと浮き上がり、いなくなると降りてくる。そんな様子が壁や床の鏡に映しだされて、さながら無限に広がる温室のようだ。

 

浮かんで咲くラン。その一株ひと株が美しい!

 ランの中にいると自分の周囲のランは浮き上がって自分の周りにスーペースができて、ランのドームのなかに立ったり、座ったりしている状態になる。ゆっくり歩きだすとそれがトンネルや通路のようになって、ランに導かれるような感覚も味わえる。また、他の人との距離が近づいて、自分と他の人の空間がつながってひとつになっていくのも楽しい。

 作品の中に身を置いても、すこし離れて他の鑑賞者の動きでラン浮き上がったり下がったりする様子や、それが鏡の床に映るっているのを見るのでも時間を忘れて楽しめる。

 チームラボはこれまでさまざまなミュージアムや展覧会で新しいアート体験の機会を提供し続けているが、花はシグネチャーともいえるモチーフ。「Floating Flower Garden」はそれを本物の花を使ってみたようにも感じる。

サウナでととのい、アートを浴びる『TikTok チームラボリコネクト』六本木に期間限定でオープン

2021.03.21 Vol.Web Original

 

 アート集団のチームラボの新しい展覧会『チームラボ & TikTok, チームラボリコネクト:アートとサウナ 六本木』が22日、六本木で、6カ月間の期間限定で開幕する。お台場の地図のないミュージアム『チームラボ ボーダレス』、豊洲の水に入るミュージアム『チームラボプラネッツ』を筆頭に、展覧会を催すたびに新感覚のアート体験を提供し続けて、注目も話題も、そして「行けば絶対楽しめる」という信頼も集めて来たチームラボ。この展覧会もまた大きな話題を呼びそうだ。

 サウナで「ととのった」状態でアートを浴びるように鑑賞・体験する展覧会。アートは美術館や宮殿といった高級な場所で鑑賞するものだという考え方があるならば、鑑賞する人がセルフで高級な状態になっていたらどうなのかという考えから発展したものだという。チームラボは、2019年に九州の御船山楽園にサウナができて、アートとサウナが融合した新しい体験を模索してきたが、その最新型がこの展覧会というわけだ。

 展覧会は、六本木の芋洗坂を下ったところ、テレビ朝日と六本木蔦屋書店と道路を挟んで反対側にある。展覧会のために新たに設けられた建物で、内部はアート浴エリア、冷水エリア、サウナエリア、更衣室や温水シャワーなどで構成されている。館内で展示されているアートは6作品で、それぞれを見たり眺めたり、浴びたりして鑑賞するのだが、感覚としては展覧会の敷地内に足を踏み入れた瞬間から体験は始まっている。

 最初に案内されるのは箱のような空間。スクリーンには、館内での過ごし方、更衣室とサウナ室の中以外は撮影をしてもいいこと、そして「サウナー冷水ーアート浴(休憩)」を3回繰り返すことなどレクチャー映像が流れる。

 水着と館内着、タオル、スマホの防水ケース(いずれもレンタル)をピックアップして更衣室に進み、水着に着替える。温水シャワーで汗を流し、必要に応じて館内着を着て、いよいよアート体験の本格スタートだ。

 

たいていのものはレンタルできる。自分の水着を着たい人は持参してもいい

チームラボがサウナとアート「チームラボリコネクト」が 六本木に3月オープン

2021.01.26 Vol.737

 おうちにこもったお正月が明けたと思えば、さっそく緊急事態宣言が発令。今年も、自宅で過ごす時間は長くなりそうだ。自宅で楽しく時間を過ごす方法も分かってきたが、やはり「出ちゃダメ」と言われると外への興味は増していく。

 新年早々気持ちも塞ぎがちななかで「出かけられるようになったら、ここに行こう!」というお出かけ妄想、否、行動プランをたてるというのはいかが?

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