ハンドボール男子日本代表の「彗星JAPAN」が8月20日、東京・国立代々木競技場第一体育館でフランス国内リーグ11連覇中の強豪パリ・サン=ジェルマン(PSG)と対戦し、23-30で敗れた。
PSGは3年連続の来日で、19日には日本ハンドボールリーグ「リーグH」のジークスター東京と対戦し、36-35で勝利を収めている。
彗星JAPANは36年ぶりに自力で出場権を得た昨夏のパリ五輪では予選リーグ5連敗で11位。世界の高い壁を痛感させられた。そしてジローナ新体制で臨んだ今年1月の世界選手権は28位。来年1月のアジア選手権、そして2028年ロス五輪出場へさらなる進化を期しての今回の試合だった。
前半、日本は開始早々に藤坂尚輝が先制ゴールを決め、序盤に6-2とリード。順調な滑り出しを見せたが、PSGがそこから一気に5連続ゴールを決めて6-7と逆転。日本はタイムアウトを取り、再開後にすぐに同点に追いつくが、PSGにすぐに取り返される。日本はパスミスが目立ち始める。
14分にはPSGの31番アブデルラハマン・アブドゥが反則で2分間の退場となる。ここで藤川翔大が1点を返すが、PSGはフリースローからすぐに取り返し8-10。日本はパスをつないでチャンスをうかがうがPSGのガードが固く、シュートを放てず。日本は藤坂のシュートがポストに当たり外すなど不運もあり得点を挙げられない時間が続く。それに対しPSGは2つのエンプティゴールを含む7連続得点で9-19と大量リードで前半が終了した。