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リアル“千秋様”三浦宏規が『のだめ』コンサートで指揮者デビュー決定 東京フィルでタクト振る

2025.08.02 Vol.web original

 俳優・三浦宏規が今秋に開催される「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」で“指揮者デビュー”を果たすことが発表された。

 二ノ宮知子の大人気漫画を舞台化した人気ミュージカル『のだめカンタービレ』のシンフォニックコンサート版。2025年9月に台湾、東京で上演。

 音大生で指揮者を目指す千秋真一役を演じる三浦が、本公演内一部楽曲にて指揮者デビューすることが決定。台湾公演では現地のプロオーケストラ、東京公演では名門・東京フィルハーモニー交響楽団でタクトを振るという前代未聞の挑戦に臨む。

 9月の本番に備え、本公演のクラシック音楽監修を務める元NHK交響楽団首席オーボエ奏者で、現在は指揮者として活動する茂木大輔の直接指導のもと、稽古を重ねているという三浦。

 先日は、有志オーケストラの協力のもと三浦指揮による初のオーケストラとのリハーサルも実施。三浦は実際に指揮台に上がりベートーヴェン「交響曲第7番」を指揮したとのこと。

 三浦は「ピアノ教師である母親に“大それたことをしている”と言われ、実際目の前のオーケストラの音に圧倒され緊張しましたが、指揮をするのは凄く楽しいです。 先生がタクトを振ると途端に音色が変わるのも勉強になりました」と振り返り、本番へ向け「まだまだ学ばなければならないことが多いので、本番までにこれからもっと練習を重ねて行きたいと思います」と意気込みのコメント。

 指導を担当する茂木も「三浦さんはもはや、俳優が指揮者のフリをする、という段階では無く、音大の指揮科の生徒へ教えるようなレベルで指導をしています。一度教えたことはすぐに習得しますし、本番ではきっと素晴らしい指揮を見せてくれると信じています」と大いに期待を寄せている。

「ミュージカル『のだめカンタービレ』シンフォニックコンサート!」は9月6~7日に台湾公演、9月13~15日に東京公演。

鈴木拡樹、三浦宏規のWヒロキ 少しブラックなミュージカル

2019.12.21 Vol.725

『弱虫ペダル』などの鈴木拡樹(写真左)と、『テニスの王子様』などの三浦宏規(右)が2020年春ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』でW主演する。『リトルマーメイド』『美女と魔獣』『アラジン』といったディズニーの名作で、脚本と歌詞を担当したハワード・アシュマンと、音楽を担当したアラン・メンケンが、1960年の同名のホラー映画をミュージカル化した本作を上演するもの。

 Wヒロキが演じるのは、さびれた街の小さな花屋で働く青年シーモア。店主に怒られてばかりの彼はある日、奇妙な植物を手に入れる。その植物を店に置いたら、急に店は大繁盛。人を魅了する不思議な力を持っているようだが、とんでもない秘密も隠されていて……。

 舞台上でこれでもかと自転車をこいできた鈴木。冴えないメガネの青年シーモアを演じることについて「僕は(作品の中で)クール担当をやったことがない。シーモアのような役は珍しくもあるんですが、気持ちが楽。格好いいイメージでいてほしいというところはクリアできると思うし。シーモアの魅力は咀嚼するようにかみしめて味わってほしいタイプのもの。そうしていただけるように作って行きたい」

「ぼくにとっても初めての役どころ」と、テニスラケットを振ってきた三浦。「キメキメな俺様や、物忘れが激しいほんわかみたいな感じだったので、やったことない役。(自分自身は)普段から決してキメキメじゃない。どちらかというとシーモアのほうが僕自身に近い。僕自身情けない人間なんです。勇気もなくて……」。

 強烈なキャラクターがたくさん登場するが、なかでも2人が気になると口を合わせるのが、奇妙な植物オードリーⅡ。デーモン閣下が声を担当する。

「視覚的にどういうふうになって出てくるかが楽しみですし、どんな悪魔が飛び出してくるのかなって」と、鈴木。三浦も「どうやって食べられちゃうのかなとか、みんな気になっていると思う」。

 共演に、シーモアが想いを寄せるオードリーは妃海風と井上小百合のWキャスト。シーモアが務める花屋の店主に岸祐二、オードリーのボーイフレンドのオリンを石井一孝。

 2020年3月13日から4月1日まで日比谷シアタークリエにて上演。その後、全国ツアーで、山形、愛知、静岡、大阪を巡る。チケットの一般発売は12月21日から。

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