SearchSearch

京都・仁和寺の瞑想法「阿字観」の魅力とは?

2020.03.23 Vol.web Original

「阿字観(あじかん)」とは、真言密教の経典「大日経」に基づく瞑想法。梵字の「(阿)」を心の目で見つめ、宇宙の真理の現れとされる大日如来との一体感を得て創造的に生きるための瞑想法で、一般的な座禅と違う密教独自の呼吸法でより深いリラックスを感じられるという。2月19日には京都・仁和寺の吉田正裕執行長が講師を務め、夜景の美しい会場で、メディア向け体験会を開催。一人ひとりの前に「(阿)」と書かれた掛け軸が置かれ、吉田さんの指導で声を出しながら息を吸ったり吐いたりする独特の呼吸法などを教わった。

 この4月から行われる「阿字観」の入門教室は、新生活に必要な集中力を養い、リラックスするにはぴったりだ。

秘仏や本尊を含む66体が揃う特別展「仁和寺と御室派のみほとけ−天平と真言密教の名宝−」

2018.01.15 Vol.702

 世界文化遺産に登録され、京都で指折りの桜の名所としても知られる真言宗御室派の総本山仁和寺。さまざまな寺社や観光スポットが点在する京都にあっても、人気の立ち寄り先だ。

 本展は、その仁和寺と全国の御室派の寺院から集めた秘仏や名宝を一堂に紹介する特別展。仁和寺創建の本尊である国宝「阿弥陀如来坐像および両脇侍立像」や秘仏で国宝の「薬師如来坐像」、さらには弘法大師・空海ゆかりの国宝「三十帖冊子」など同寺に伝わる名宝に加え、葛井寺(ふじいでら)の秘仏で現存最古の千手観音像である国宝「千手観音菩薩.坐像」など全国の御室派寺院から選りすぐりの66体の彫刻含む計約170件が集められた。

 本展のもうひとつの魅力が、仁和寺の観音堂の再現。観音堂は僧侶の修行道場であることから、一般には非公開となっている。それを、展示室のなかに、実際に安置されている仏像33体を置き、壁画も高精細画像で再現して、観音堂のなかにいるかのような体験ができる。この企画は、仁和寺が現在、観音堂を含む諸堂の改修工事を行っているため(平成30年に完了予定)に実現した企画だという。

 上野にいながらにして、京都の仁和寺に参っているかのような体験ができる展覧会。それもあるのか、通常の入場チケットに加えて、仁和寺特製の桜のご朱印帳と本物の四つ葉のクローバーを使った幸福守りがついた「上野に仁和寺まいり」チケットも発売中。さらに「千手観音菩薩坐像」の脇手をイメージしたアームクッション付きの「千手アームクッション付チケット」などユニークな企画チケットもある。通常のチケットはもちろん、すべてローソンチケットで購入可能。少し変わった仁和寺まいりをしてみては?

Copyrighted Image