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侍ジャパン強化試合 大谷がドームの天井に消える超特大二塁打

2016.11.25 Vol.679

 野球日本代表(侍ジャパン)が、来年3月に行われる「第4回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」を見据えた強化試合を11月10〜13日に開催。

 メキシコ代表、オランダ代表とそれぞれ2試合を戦い、3勝1敗と勝ち越したが、4戦で29失点と投手陣に不安を残した。

 日本は第1戦、メキシコに3-7でいきなり敗戦。打線が5安打に抑えられ不安なスタートとなったが、翌日の第2戦(11日)では“カンフル剤”として「3番・DH」で起用された大谷が2安打2四球3得点と期待に応え、打線を生き返らせる。

 12日のオランダ戦は延長10回、タイブレークで1点を奪い9-8でサヨナラ勝ちしたが、7-5とリードしながらも9回表に一度逆転を許すなどヒヤヒヤの内容。

 最終戦も延長にもつれ込む接戦。延長10回にタイブレークで4点を奪い、12-10で連夜の延長戦を制した。

 今回は打者として出場した大谷は初戦こそ代打で三振に終わったものの、12日は「6番DH」で出場し、国際試合初本塁打。13日は代打で出場し東京ドームの天井の隙間に吸い込まれる超特大の二塁打を放つなど、本戦での活躍を期待させる内容だった。

 WBCは来年3月6日に韓国・ソウルで開幕。B組の日本は同7日から日本でキューバ、豪州、中国と1次ラウンドを戦う。

ジョージア魂賞年間大賞に日本ハム・大谷

2014.11.27 Vol.631

 プロ野球のシーズン中に“ファン自身が元気づけられた魂あふれるベストプレー”へ贈られる「ジョージア魂賞」の年間大賞の発表と表彰式が27日、都内のホテルで開催された。
 ジョージア魂賞はシーズンを4月上期から9月下期まで12の期間に分け、期間ごとにファンの投稿でプレーを選出する。
 その選ばれた12のプレーの中から、ファンの投票で選ぶ年間大賞には日本ハムの大谷翔平投手が輝いた。対象となったのは4月20日に行われた楽天戦において、この日最速となる154キロを出し、ピンチを脱出したプレー。
 大谷は「気持ちが入っていた。(打つのも投げるのも)どちらも楽しい、すごく成長できた1年でした」と今年1年を振り返り、受賞に関しては「もらえると思っていなかったし、ファンの方に選んでもらったということがすごくうれしい。来年も今年以上の活躍ができるように頑張りたい」と喜びの表情を見せた。
 また今年、ジョージア魂賞のナビゲーターを務めた渡部建とゲストの山田久志、山崎武司、仁志敏久の3氏が選ぶ「特別賞」には9月5日の阪神戦で最年長勝利記録を64年ぶりに更新した中日の山本昌投手と、9月30日の西武戦で引退ロードの中、代打逆転ホームランを放った日本ハムの稲葉篤紀選手が受賞した。
 山本昌は「来年のシーズン中には50歳になりますが、年をとったからといってハンディキャップをもらえるわけではないので、1プロ野球選手として対等に頑張っていけるようにしっかり体を作りたい。今シーズンは調子を保つことが難しかった。体調と調子さえ保てれば、もっともっとやれるはず、と思っています。期待してほしいと思います」とますます盛んなところを見せた。
 表彰式の後に行われたトークセッションでは横浜DeNAの三浦投手がオリックスからFA宣言し来季の去就が注目される金子投手に「来年はどこのチームで投げていますか?」という内角ギリギリの質問を投げると、金子は「僕も分からないです。ユニホームは来ていたいと思います」。それを聞いたゲストでオリックスのOB会長を務める山田氏が「ずーっと気になっている」と追い討ちをかけると「とにかく頑張ります」と苦笑いで交わす場面もあった。

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