2026年4月25日に、EXシアター有明(東京ドリームパーク内)のこけら落とし公演『AmberS -アンバース-』が開幕する。永遠の若さを司る琥珀の薬“アンバース”をテーマに、少年たちの美しく純粋無垢で、ひどく残酷な世界を描く。加藤シゲアキがクリエイティブプロデューサー・原作・脚本を務め、大橋和也(なにわ男子)、寺西拓人(timelesz)が主演を務める話題の作品で初共演を果たす歌舞伎俳優の市川右團次と俳優の真風涼帆にインタビュー! 本公演の魅力を聞いた。
ーー半年前のビジュアル撮影の際に一度お会いしているとのことですが、それぞれの印象をお聞かせください。
真風涼帆(以下、真風):ちょうどすれ違いでその時にご挨拶させていただきました。撮影現場に入ってこられた瞬間、もうオーラというか、雰囲気に圧倒されました。 素敵な方とご一緒させていただけるんだなと、身も引き締まる思いです。
市川右團次(以下、右團次):いえいえ、私も真風さんは圧巻だなと感じましたよ。やっぱりトップスターをお務めになっただけあって、美しく、かっこいい。本当にかっこいいと感じました。今回の軍の司令官なんて最高じゃないですか。ハマり役になるのではないかと感じています。宝塚という世界観は特別だと思っていて、歌舞伎に女形がいますが、宝塚は女性の方が男性の役をなさっている。歌舞伎の女形も女性以上の女性という部分があり、宝塚の役者さんはやっぱり男性以上にかっこいい男性だったり女性の可憐さなど、そういうものをうまく抽出して、そのすごい部分をセサミンのようにタブレットにして飲んだ人しかできないんじゃないかという素晴らしい役者さんだと感じています。ある種、“アンバース”のような特殊な薬を。男役を演じてきた部分がありますから、今度はその真風さんの持っている女性としての美しさというものがどのような世界観になるのか、楽しみにしています
ーー右團次さんが今回演じられるヴィンガスはどのような役ですか?
右團次:まず、このようなこけら落とし公演にご指名をいただいて、大変光栄だなと思います。ヴィンガスのようなヒール役っていうのはそうはないんですよ。とてもやりがいのある役だろうなと思っています。そして、脚本を読んで思ったのは、みんないいキャラクターなんですね。特に真風さんの役(ヒルダ)はすごく好きです。ヴィンガスとは対極にあるヒール役だと思います。舞台ではいろんな役柄がありますが、その中で大敵という。一番悪いやつは、やっぱり正義を立たせるために、悪がすごく強くないといけない。悪の闇が深ければ深いほど、その正義の明るさが出ますよね。対比になってくるので、そういうところをどうやって表現できるかを今から考えています。
ーー真風さんは今回のヒルダ役にどのようなイメージをお持ちですか。
真風:台本を読んで、ヒルダは強い魂を持った女性だと感じました。内面に揺るがない意志があり、まるで心の炎が見えるような人物だと思っています。この作品は、不老長寿という究極の存在を追い求める物語で、人が避けては通れない根源的な問いが描かれています。その中で“アンバース”という存在をより現実味のある形で描くことで、皆がそれを求めて戦う理由にもリアリティが生まれるのではないかと感じました。“アンバース”が持つ力や魅力を、ヒルダ自身の内面にも宿していく必要があるのかなとイメージしています。台本には哲学的で難しい言葉も多いのですが、それをどのように舞台上で立ち上げていけるのか、とても楽しみにしています。
右團次:本当に僕もそう思います。脚本を読ませていただいていると、その映像的という部分が本当にすごいですね。この壮大なテーマを演出家の河原雅彦さんがどういうふうに表現されるのかなというのは、とても楽しみな部分です。

