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「負けたら引退」の所英男は見事な勝利で現役続行。平本蓮は朝倉未来に、芦澤竜誠は皇治に「引退しないで」【超RIZIN.3】

2024.07.29 Vol.Web Original

 RIZINの初めてのさいたまスーパーアリーナスタジアムバージョンでの大会となった「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ ※ABEMA PPV等で配信)は4万8117人の大観衆の中、さまざまなテーマを持った11試合が行われた。

 カード発表会見で「負けたら引退」を公言して試合に臨んだ46歳の所英男は26歳の新鋭ヒロヤと対戦。序盤こそヒロヤのカーフキックに手こずったものの、最後はそのカーフキックにカウンターで右ストレートを合わせてダウンを奪うとパウンドアウトでTKO勝ち。所が打撃でKO勝ちしたのは出世試合となった2005年の「HERO’S」でのアレッシャンドリ・フランカ・ノゲイラ戦と2012年の「VTJ 1st」での佐藤ルミナ戦くらい。逆境の中、得意のグラップリングではない打撃で仕留めるあたりは、まさに百戦錬磨のベテランといったところ。

男色ディーノが決戦前日にアイアンマン王座奪還「髙木三四郎、おめえを引退させてやる」【DDT】

2024.07.20 Vol.Web Original

 DDTプロレスが7月20日、都内で「WRESTLE PETER PAN 2024」(7月21日、東京・両国国技館)の「超前夜祭!」を開催した。男色ディーノが髙木三四郎からアイアンマンヘビーメタル級王座を奪還し“引退”を通告した。

 髙木は今大会で「髙木三四郎無期限休養ロードFINAL~アイアンマンヘビーメタル級選手権試合・ウェポンランブル」で男色ディーノと一騎打ちを行い、無期限休養に入る。アイアンマン王座は当初ディーノが保持していたが、19日の調印式&記者会見終了直後に高木が王座を強奪し、王者として決戦を迎える予定だった。

「超前夜祭!」での公開記者会見後、髙木が檀上に立って「1月に無期限休養を発表させていただいたんですけど、早くも明日。その試合を迎えると思うと、時間が経つのは早いなと思うわけなんですけど。やっぱり休養したくないなと思ってるわけではなく、どちらかというと心はすがすがしいままです。明日はすべてを出し切って、男色ディーノから勝って、無期限休養したいと思います…」とファンにあいさつ。

角田奈穂が7月で東京女子プロレスを卒業しプロレスを引退。「新たな人生のなかでの目標に向けて進んでいきたい」

2024.03.13 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが3月13日、東京・新宿区のCyberFight事務所で記者会見を行い、角田奈穂が7月をもって卒業。プロレスを引退することを発表した。正式な卒業の日程は現在調整中だという。

 2015年5月にアクトレスガールズでデビューした角田は、2020年10月に同団体を退団。同年11月から東京女子にレギュラー参戦し、昨年10月にはプリンセスタッグ王座を戴冠し、初のベルトを手にした(その後、返上)。

 角田は「7月をもって東京女子プロレスを卒業、引退をさせていただくことにいたしました。東京女子プロレスに出会って、さらにプロレスが楽しいなと思えるようになりました。もっともっとプロレスのことが好きになることができました。ここにいなければ経験できないことをたくさんさせていただいたので、東京女子プロレスには本当に感謝しています。公務員をして、その後、演劇とプロレスと人前に出るお仕事をさせていただいて、今後はまた新たに自分の人生のなかで次の目標ができました。今後はその人生に向けてプロレスに甘えることなく、このお仕事に一区切りをつけて、次のステップに進んでいきたいと思います。残り4カ月弱となりますが、温かく見守っていただければうれしいです」と挨拶。

 卒業については、昨年のうちに「2024年で」と決めていたといい、時期については甲田哲也代表との話し合いで決まったとした。

元Krush王者・島野浩太朗が前代未聞の引退挨拶。妻に浮気を謝罪し「ダメな自分はすべて壊して、新しい自分に生まれ変わる」と宣言【Krush】

2024.02.25 Vol.Web Original

 第7代Krushスーパー・フェザー級王者の島野浩太朗(菅原道場)の引退セレモニーが「Krush.158」(2月24日、東京・後楽園ホール)で行われた。

 島野は最後の挨拶で妻に自らの浮気、不倫を謝罪し、生まれ変わって家族のために生きていくことを誓うという前代未聞の引退セレモニーとなった。

 この日、リングに上がった島野はこれまで見せたことのないような柔和な表情。関係者からの花束贈呈とフォトセッションがあり、妻、長男、長女とも一枚の写真に納まった。

 そして最後の挨拶では13年間選手として過ごしてきた後楽園ホールで引退セレモニーを開催してもらうことに感謝の言葉を述べたうえで「私がリングに選手として立つのは最後の機会になると思いますので、私の中で特別な人に思いを伝える機会をいただければと思います」と語ると、まずは最後の試合となった2022年12月のK-1大阪大会で江川優生に敗れた後に8カ月間落ち込んでいた島野を励ましてくれた高校時代からの友人に感謝の言葉。

坂口征夫が2・7新宿での電撃引退を発表。「最後はHARASHIMAとサシで勝負させてくれ」【DDT】

2024.01.16 Vol.Web Original

 DDTプロレスが1月15日、東京・渋谷区のAbemaTowersで緊急会見を行い、坂口征夫(50)が2月7日の東京・新宿FACE大会をもって電撃引退することを発表した。

“伝説の名レスラー”坂口征二氏を父にもつ坂口は2007年4月にパンクラスでプロ格闘家としてデビュー。2008年の大みそかには格闘技のビッグインベント「Dynamite!!」にも出場。2012年からプロレスのリングに上がるようになり、DDTへの定期参戦を始めた。2015年にはシングル最強決定トーナメント「KING OF DDT」を制覇。同年8月23日には両国国技館で団体最高峰のKO-D無差別級王座を初戴冠。2020年1月に樋口和貞(脱退)、赤井沙希さん(引退)と武闘派ユニット・イラプションを結成し、後に岡谷英樹が合流。昨年11月3日には岡谷とのコンビでアジアタッグ王座を奪取し、史上初の父との“親子二代戴冠”を達成。1月14日、神奈川・鶴見青果市場で同王座から陥落し、イラプション解散を宣言したばかりだった。

 坂口は「自分事ではありますが、2月7日、新宿FACEをもって引退させていただきます。理由に関して、モチベーション、体力ともに落ちたわけではなく。頭のなかで55まで現役でできるイメージがあるんです。昨年末には全日本プロレスの『最強タッグ』で岡谷と組んで、ひとシリーズ戦い抜いて。ホント、プロレスって、いろんなプロレスがあって、奥深くて面白いなって思っているのも現在の気持ちです。ただ、いつかこういうタイミングって誰しもが来るものじゃないですか。それが60歳なのか、70歳なのか、80歳なのか、分からないです。40歳でも、こういうタイミングって必ず来るんです。その“いつか”というタイミングが今なのかなと思って。会社のほうに話をさせてもらって、今回決断させてもらいました」と引退の理由を説明。

 同席したCyberFightの高木三四郎社長は「最初、坂口さんから意向を聞いたとき、慰留に努めましたし、まだまだできるんじゃないかと話をしていたんですけど。話をしているなかで、坂口征夫という人の生きざまは、こういう形が一番ふさわしいんじゃないかと思ったので。DDTにとって、選手の精神的な支柱としても、すごく頼りがいのある兄貴分だったと思いますし、すごくDDTにとっても大きなことだと思うんです。覚悟と信念をもって生きてらっしゃる方だと思うので、その坂口さんがここで引退すると決めたのであれば、それ以上止めることはできなかったです。2月7日、みんなで送り出してあげたいと思ってます。思えば、いろんな思い出がいっぱいあって、(2021年の)『CyberFight Festival』で金剛と試合したとき、本当に頼れる、自分より年齢は下なんですけど、頼れる兄貴だったと思います。プロレス界に足を踏み入れたときも、もともと総合格闘技を始められたとき、なんでプロレスをやらなかったんだろうって思ってたんです。でも、いろいろと話してるなかで、いろんな事情があったり、プロレスに対するリスペクトが強かったり、なかなか足を踏み入れることはなかったんだなと。DDTだったら、全然そういうしがらみもないし、やれますよってお誘いした。それを引き受けてくれて、10年以上やってくれて敬意を表したいと思っています。坂口さんをちゃんと送り出してあげることが、僕らにとっての務めなのかと思います。2月7日まで、皆さんの目に焼き付けてください」と思いを込めて語った。

引退の山本美憂 思い出の試合は2度目のRENA戦。「たくさんの愛で支えてくれたことに感謝」とファンにメッセージ【RIZIN】

2024.01.01 Vol.Web Original

 女子レスリングの元世界王者で格闘家の山本美憂(KRAZY BEE / SPIKE22)が12月31日に行われた「RIZIN.45」(埼玉・さいたまスーパーアリーナ)での伊澤星花(Roys GYM)戦を最後に現役を引退した。

 美憂は2016年8月にMMA転向を発表し9月のRIZINでRENAを相手にデビューして以来、MMAではRIZIN一筋で戦い続け、14戦6勝8敗の戦績を残した。

 試合後に行われた会見では思い出深い試合として「やっぱRENAちゃんとの試合かな。最後、ヒザでガーンと負けちゃったけど、あのときはすごく楽しんでやってた試合でした。沖縄でやったやつ」と2021年11月20日に沖縄アリーナで行われた「RIZIN.32」での2度目のRENA戦を挙げた。この試合はRIZIN初の沖縄大会でメインを任されたカード。

 美憂はデビュー戦でRENAに一本負けを喫し、雪辱を期しての試合だったが2Rにタックルに入った際にヒザを合わされダウンしたところに追撃の鉄槌の連打でTKO負けを喫した。

 RENAもこの日、3・23神戸大会のカード発表でリングに上がった際に真っ先に「この場をお借りして美憂さんに一言言わせてください。2試合、美憂さんとは戦わせていただいて、私の格闘技人生において、ものすごく濃い2試合でした。美憂さんがいたから私はここまで来れたと思っています。本当にお疲れさまでした。ありがとうございました」と美憂にメッセージを贈った。

 そして日本の女子格闘技界については「このままどんどんいろんな選手が現れるてほしいですね。レスリングからも柔道からもいろいろ」と要望。

修斗初の2階級制覇のマモルが引退エキシビション。3人目のXは佐藤ルミナ【修斗】

2023.12.03 Vol.Web Original

 プロフェショナル修斗公式戦「MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH」(12月2日、東京・豊洲PIT)でMOBSTYLESのサポート第1号選手のマモル(STGY)が引退エキシビションマッチを行った。

 マモルは修斗では初代世界フェザー級、世界バンタム級の2階級を制覇。当時、修斗で2階級を制覇したのはマモルが初めてだった。その後、パンクラスでもフライ級を、アメリカのKOTCでも世界ライトフライ級の王座を獲得した。

 今回の引退エキシは1分ずつ3人と戦う形式。1人目は2009年にパンクラス代表として修斗に乗り込み、マモルと対戦した清水清隆。マモルとは14年ぶりの対戦となる。

 清水は開始早々ドロップキックを放ったかと思えば、タックルから足を取るとドラゴンスクリューまで見せた。

猿丸ジュンジが安芸柊斗にTKO勝ちで有終の美「5年後、10年後、自分の弟子を連れて戦いにくる」【修斗】

2023.12.03 Vol.Web Original

 プロフェショナル修斗公式戦「MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH」(12月2日、東京・豊洲PIT)で前世界ストロー級王者の猿丸ジュンジ(修斗ジム東京)がKO勝ち後のマイクで引退を発表した。

 この日、猿丸は安芸柊斗(MMAZジム)と対戦。猿丸は昨年9月に新井丈を相手に初防衛戦に臨み、1RでKO負けし王座陥落。今回は試合前に「今回が最後」と公言した中での試合だった。

 対戦相手の安芸の父・安芸佳孝とは2008年9月に新人王トーナメント2回戦で対戦し猿丸が1RでTKO勝ちを収めている。

日本人で唯一KANAを破った壽美が引退セレモニーで「もっとキックをやりたかった。みんなには一瞬一瞬を大切に今を生きてほしい」とメッセージ

2023.11.26 Vol.Web Original

「Krush.155」(11月25日、東京・後楽園ホール)で第5代Krush女子フライ級王者・壽美(NEXT LEVEL渋谷)の引退セレモニーが行われた。

 セレモニーで壽美は「このような場を作って下さったK-1の皆様、ありがとうございます。そして王者になったにも関わらず、長い間欠場してしまってごめんなさい。格闘技をやってきた9年間で出会った人、支えてくれた人、応援してくれた人、すべての人にありがとうです。

 格闘技のおかげで、たくさんの素敵な人たちと出会えました。そして周りにいてくれる家族や友達の存在が当たり前ではなく支えられ、応援してもらうなかで、どれだけありがたいことなのか気づかされました。格闘技のおかげで出会えた人、学んだことは私の人生の財産になりました。だから格闘技をやっていてよかったです」と感謝の言葉。

赤井沙希が両国のリングで美しいまま散る。引退後は“裏方”でDDTに残留へ【DDT】

2023.11.13 Vol.Web Original

 DDTプロレスが11月12日、東京・両国国技館で秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」を開催した。10年3カ月にわたり、同団体の“紅一点”として活躍してきた赤井沙希がプロレスラー人生に幕を引き、美しいままリングで散った。

 元プロボクサーで俳優・赤井英和を父にもつ赤井はタレント、モデルとして活動していたが、高木三四郎社長にスカウトされ、2013年8月18日に両国でプロレスデビュー。芸能活動と両立しながら、プロレスでも非凡な才能を発揮。そのファイトぶりが認められ、2014年度の「プロレス大賞」(東京スポーツ新聞社制定)の新人賞を女子選手として初めて受賞。2016年の「DDTドラマティック総選挙」では個人9位に入り、高木社長に請われて正式にDDTに入団。その後、DDTには欠かせない選手として活躍。5月24日の記者会見で「枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい」と引退を電撃発表。7月23日の両国では、師でもある坂口征夫、岡谷英樹とのイラプションでKO-D6人タッグ王座を戴冠。8月27日には全日本プロレスの名古屋大会で全日本プロレスTV認定6人タッグ王座も奪取し2冠王に。同王座からは10月に陥落したが、KO-D6人タッグ王座は防衛を重ね、王者のままでの引退となった。

11・12両国で引退する赤井沙希「やるからにはレスラーなんで勝ちに行きます!」【DDT】

2023.11.09 Vol.Web Original

 5月24日の記者会見で「枯れて朽ちていく花ではなく、美しいまま散る花でいたい」との名言を残し、プロレス引退を電撃発表した赤井沙希(DDT)。あれから、あっという間に月日が流れ、同団体の秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(11月12日、東京・両国国技館)での引退が目前に迫った。引退試合のタイトルは「強く、気高く、美しく」。赤井は現在もKO-D6人タッグ王座を保持するイラプションの坂口征夫、岡谷英樹とのトリオで、丸藤正道(プロレスリング・ノア)&樋口和貞&山下実優(東京女子プロレス)とラストマッチを行う。区切りの試合を控えた赤井に胸中を聞いた。

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