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映画『アイデン&ティティ』公開20周年の12月20日にみうらじゅん、田口トモロヲ、峯田和伸がトークイベント付き上映会

2023.10.03 Vol.Web Original

 2003年に公開された映画『アイデン&ティティ』の原作者・みうらじゅん、監督の田口トモロヲ、主演の峯田和伸の3人が久しぶりに集まり、12月20日にトークイベント付きの上映会を渋谷のLOFT 9 SHIBUYAで開催することが10月3日に発表された。

 この12月20日というのは20年前にシネセゾン渋谷などで同作が上映された日。この記念すべき日に改めて3人が当時を振り返る。

 同作は1980年代の高円寺を舞台に、ロック・バンドにかけた若者たちの葛藤や苦悩をリアルに描いた同名コミック『アイデン&ティティ』が原作。原作を読んで感動した田口トモロヲが「なんとか自分の手で映画化したい」とみうらとの飲みの席で約束を交わし、メガホンを取ることに。田口にとっては初監督作品となる。そして田口が主役として出演オファーをかけたのは原作の大ファンという峯田。峯田はこの時、GOING STEADY解散直後でスケジュールが白紙状態という奇跡的なタイミングで、演技初挑戦にもかかわらず主役の中島役を務めたという。

草彅剛「こういう舞台挨拶は人生でも稀!」見切り発車の“#草彅剛代表作”『ミッドナイトスワン』のロングラン上映4年目に突入

2023.09.25 Vol.Web Original


 草彅剛が25日、千代田区のTOHOシネマズ日比谷で映画『ミッドナイトスワン』が公開から3周年を迎えたことを記念し舞台挨拶に立った。

『ミッドナイトスワン』は、2020年に公開され、第44回日本アカデミー賞で優秀作品賞と最優秀主演男優賞を受賞した作品。草彅演じるトランスジェンダーの主人公が母親に捨てられた少女と出会い、母性に目覚めていく物語で、公開当初から感動で多くの人を揺さぶった。

 公開から3年が経った今も毎週水曜にTOHOシネマズ日比谷で上演が続いており、リピーターが絶えないという。

 舞台挨拶があると聞いて「まだ上演してるんだと思った」と笑った草彅だが、「(映画の公開から)3年も経ってるのに、皆さんご覧になっていただいて。こういう舞台挨拶って人生でも多分稀なことだと思います。今日は記念日。皆さんにも今日は絶対にいいことがあると思います」と、うれしそうに挨拶。

ロングラン上演中の『ミッドナイトスワン』公開3周年で草彅剛の舞台挨拶つき上映決定 

2023.09.15 Vol.Web Original

 草彅剛がトランスジェンダーの主人公を演じて話題と注目、感動と涙も集めた映画『ミッドナイトスワン』が公開から3周年を迎えるにあたり、9月25日に、TOHOシネマズ日比谷で公開3周年記念舞台挨拶つき上映が決定した。本作は、2020年に公開され、現在も毎週水曜日にTOHOシネマズ日比谷にて上映が続いている。

 映画は、草彅演じるトランスジェンダーの凪沙と母親の愛を知らずに生きてきた少女の一果が心を寄せ合っていく姿が描かれる。ある事情から一緒に暮らすことになったことで、重なるはずがなかった二人の人生が重なり、互いに欠くことができない存在になっていく。凪沙の生き様や無償の愛に多くの観客が心を揺さぶられた。本作は第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞、草彅は最優秀主演男優賞を受賞している。
 
 当日は、草彅が登壇し、類を見ないロングラン上映への喜びと共に、当時を語る。さらに、2024年公開の最新主演映画『碁盤斬り』(白石和彌監督)の新たな発表も予定しているという。
 
 登壇は、9月25日の13時40分の回の上映後。料金は一律2200円。チケットは、チケットぴあで購入できる。先行抽選販売(プレリザーブ)の申し込みは16日11時から。抽選結果は22日の18時ごろ発表。一般発売は23日10時から。

映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』が新場面写真公開! THE RAMPAGE 川村壱馬・RIKU・吉野北人がデートセラピスト演じる

2023.09.15 Vol.Web Original

 16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGEの3人のボーカリスト、川村壱馬、RIKU、吉野北人が主演する映画『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』(12月1日公開)の新たな場面写真が15日公開された。

 公開されたのは、3人がデートセラピストとして働く「MY KNIGHT」の事務所で過ごすカット。着替えながら話す刹那(川村)を、キョトンとした表情で見上げるイチヤ(RIKU)、刻(吉野)が捉えられている。テーブルには、雑誌、散らばったトランプにオセロのボード、トレーニング用のハンドグリップ、カップ焼きそばなどがあり、3人のリラックスした日常の一面が垣間見えて……。

 映画は、横浜を舞台に、3組の孤独な男女に訪れた、たった一晩の小さな冒険を描く。プロのデートセラピストを演じる3人が癒す一夜限りの恋人役を、安達祐実、穂志もえか、夏子が演じている。それぞれに不安や孤独を抱えた女性たちで、安達は夫の浮気を知りながらそれを追及することができず憂さ晴らしをしたい主婦を、穂志は自身の婚約者という“設定”で入院中の母親に会ってほしいという高校教師、夏子は人気インスタグラマーを演じている。

映画『福田村事件』W主演の田中麗奈「これほどまで大きな事件をなぜ知らなかったのか」

2023.09.01 Vol.Web Original

 映画「福田村事件」が9月1日に公開され、東京・新宿のテアトル新宿で森達也監督、W主演の井浦新、田中麗奈らが出席し舞台挨拶が行われた。

 同作はドキュメンタリー映画で名を馳せる森監督の「劇映画」長編デビュー作。今から100年前に発生した関東大震災の時に、千葉県東葛飾郡福田村で行商団9人が地震後の混乱の中で殺された虐殺事件をモチーフとしたもの。関東大震災時に各地で起こった「朝鮮人虐殺」、そして朝鮮人に限らず”善良な人々”が殺された日本の負の歴史をつまびらかにする問題作が関東大震災から100年のこの日に公開された。

 井浦新とともにW主演を務める田中麗奈は「私もこの映画に関わるまで福田村事件のことは知りませんでした。これほどまで大きな事件をなぜ知らなかったのか。今日座っていらっしゃる方も皆さん、ほとんど知らなかった方が多かったと思うんですが、なぜこのような大きな事件が私たちに伝わることなく100年過ぎたのか、見てくださった方には感じていただけたんじゃないかと思います。“100年前のことでした”で終わることではなく、現代の私たちの生活にもこの福田村事件は問いかけていることはたくさんあるかと思います。答えは人それぞれだと思います。今感じてくださったことを言葉にするのは難しかったり時間がかかるかもしれないんですが、ぜひ福田村事件のことを知っていただきたいと思いますので、身近の方にお勧めしていただければ幸いです」と語った。

 田中は朝鮮で日本軍による虐殺事件を目撃し、日本統治下の京城を離れ、故郷の福田村に帰って来た井浦演じる澤田智一の妻・静子を演じている。

映画『福田村事件』出演の永山瑛太「日本映画に一石を投じる作品」、東出昌大は日本映画界と映画人の在り方に言及

2023.09.01 Vol.Web Original

 映画「福田村事件」が9月1日に公開され、東京・新宿のテアトル新宿で森達也監督、W主演の井浦新、田中麗奈らが出席し舞台挨拶が行われた。

 同作はドキュメンタリー映画で名を馳せる森監督の「劇映画」長編デビュー作。今から100年前に発生した関東大震災の時に、千葉県東葛飾郡福田村で行商団9人が地震後の混乱の中で殺された虐殺事件をモチーフとしたもの。関東大震災時に各地で起こった「朝鮮人虐殺」、そして朝鮮人に限らず”善良な人々”が殺された日本の負の歴史を詳らかにする問題作が関東大震災から100年のこの日に公開された。

 虐殺される行商団の沼部新助を演じる永山瑛太は「この映画の企画と準備稿をいただいて内容を知った時に、まず“僕の出番を増やしてくれ”と初めて言いました。少しだけ増えました。本当に素晴らしい映画が出来上がった。日本映画に一石を投じる作品に携われて僕は幸せです」と語った。

映画『福田村事件』の森達也監督「“なんで日本映画はここまでダメになってしまったのか?”という思いが俳優の皆さんにあったのかなと思う」

2023.09.01 Vol.Web Original

 映画「福田村事件」が9月1日に公開され、東京・新宿のテアトル新宿で森達也監督、W主演の井浦新、田中麗奈らが出席し舞台挨拶が行われた。

 同作はドキュメンタリー映画で名を馳せる森監督の「劇映画」長編デビュー作。今から100年前に発生した関東大震災の時に、千葉県東葛飾郡福田村で行商団9人が地震後の混乱の中で殺された虐殺事件をモチーフとしたもの。関東大震災時に各地で起こった「朝鮮人虐殺」、そして朝鮮人に限らず”善良な人々”が殺された日本の負の歴史をつまびらかにする問題作が関東大震災から100年のこの日に公開された。

 森監督は今回、この作品を手掛けた理由について「集団のメカニズムというか、それは僕の中でオウム真理教のドキュメンタリー映画を撮ってからのずっと基本的なテーマだったので、その意味でも朝鮮人虐殺もぜひ形にしたいと思っていた。特にこの事件は朝鮮人差別、被差別部落問題という日本の近代のゆがみが2つ重なっている。だからそういう意味では話としても重層的にできるし、単なる加害側と被害側だけでなくいろいろな視点も作れるので、劇映画にふさわしいのではないかと思った」と語った。

8年ぶり『コワすぎ!』に白石晃士監督「ちょっと異世界」大迫茂生「いつバットを握れるのか」

2023.08.22 Vol.Web Original

 映画『戦慄怪奇ワールド コワすぎ!』完成披露舞台挨拶が22日、新宿ピカデリーで行われ、俳優の大迫茂生、久保山智夏、白石晃士監督が登壇した。

17歳の母演じた花瀬琴音、夫役に「まだ3000円返してもらってない」映画『遠いところ』

2023.07.08 Vol.Web Original

 映画『遠いところ』初日舞台挨拶が7日、ヒューマントラストシネマ 渋谷にて行われ、俳優の花瀬琴音、石田夢実、佐久間祥朗、尚玄、工藤将亮監督が登壇した。

ショーン・ペンが共同監督を務めたウクライナの現状をとらえたドキュメンタリー映画「Superpower」が早大で日本初上映

2023.06.08 Vol. Web Original

 米国の俳優ショーン・ペンとアーロン・カウフマンが共同監督を務めたドキュメンタリー映画「Superpower」のプレミア上映が6月7日、早稲田大学の大隈記念講堂小講堂で開催された。

 今回の上映は米国を拠点とする非営利団体「Humanity for Freedom」が実施する3日間のグローバルキャンペーン「72 Hours for Freedom」の一環として行われたもの。キャンペーンは世界5大陸で開催され、日本では早稲田大学で行われた。

 同作はコメディー俳優だったボロディミル・ゼレンスキーがウクライナの大統領になるまでのキャリアを追ったドキュメンタリーとして2021年より撮影を開始していた映画。しかし撮影隊がキーウを訪れている最中の2022年2月24日にロシアによるウクライナ侵攻が始まり、その様子を目の当たりにしたことで指導者としてのゼレンスキー大統領とウクライナの状況を映し出す作品となった。2月17日にはドイツで開催されていた「第73回ベルリン国際映画祭」で初上映され大きな反響を呼んだ。

 作品ではペン監督がゼレンスキー監督にインタビューする中で、その人となりが炙り出されていく。また、ロシアの空襲によって荒廃したウクライナ各地の街並みの模様も映され、改めて今回の戦争について深く考えさせられる作品となっている。

黒田勇樹「ネットでは議長がいない会議が延々と繰り広げられている。9割がよしと言うことをやろうと思ったら平和で無難なものしか作れない」〈インタビュー後編〉

2023.05.07 Vol.Web Original

 昨今、「コンプライアンスの順守」という声が大きくなるにつれて「表現の自由」が侵されているケースはありはしないか? ということで劇作家・演出家・映画監督、そして俳優とあらゆるスタイルで表現にかかわる黒田勇樹へのインタビューの後編は「表現」を取り巻く現状をより深堀りした。

前編はこちら

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