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初のベルトに「ただただうれしい」篠塚辰樹 祝勝会は明後日まで続く【Krush】

2023.10.22 Vol.Web Original

「Krush.154」(10月21日、東京・後楽園ホール)の一夜明け会見が10月22日、都内で行われた。

 ダブルメインイベント第2試合で行われた「Krushフェザー級タイトルマッチ」で王者・森坂陸(エスジム)を破り悲願の王座獲得を成し遂げた篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)が「ただただうれしい」と前日の余韻をかみしめた。

 試合はボクシングスキルで勝る、元プロボクサーの篠塚が左ジャブを起点に的確にパンチを当て続け、森坂の顔を大きくはらせたうえでの判定勝ち。序盤から森坂のパンチを見切った篠塚がノーガードで“打って来い”と顔を突き出しパンチを受け続けた場面が何度もあったこともあり、ジャッジ1人がドローだったものの完勝といえる内容だった。

 会見には祝勝会を抜け出してやってきた篠塚は「ただただうれしい。みんなで祝ってくれて、ただただうれしい」と前日の試合後の会見同様、「うれしい」を繰り返した。祝勝会には約30人の仲間たちが集まり「まだ終わってないです。森坂は来なかったです」とのこと。

篠塚辰樹が森坂陸に判定勝ちで初の王座獲得「ぶん投げようかと思ったけど、初のベルトはうれしい」【Krush】

2023.10.22 Vol.Web Original

「Krush.154」(10月21日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベント第2試合で行われた「Krushフェザー級タイトルマッチ」で挑戦者の篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)が2-0の判定で王者・森坂陸(エスジム)を破り、K-1グループ参戦から2年7カ月にしてついに王座を獲得した。

 篠塚は2021年12月に当時王者だった新美貴士に挑戦するもKO負け。しかしその後、2連続KO勝ちを収め、今回の挑戦を実現させた。森坂は今年3月に玖村修平を破り王座を獲得。今回が初防衛戦だった。

 1R、センターを取った篠塚が左ジャブ。森坂は左ミドル、右ローで対抗。篠塚は切れのいい左ジャブからワンツー、左ボディーを的確に当てていく。森坂は蹴りから右ストレートもにやりと笑った篠塚はパンチの連打。森坂はガードし、ロー、ミドル。そしてバックスピンキックを放っていく。しかし篠塚は左ジャブからのワンツー、ヒザで森坂を追い込んでいく。森坂の蹴りがローブローとなり中断。再開後も左ジャブが冴える篠塚。森坂は左の蹴りを連打。篠塚はボディーをもらっても、ノーガードで“打って来い”と挑発。

森坂陸と大鹿統毅の2王者が初防衛戦。挑戦者は篠塚辰樹と悠斗の危険な2人【Krush.154】

2023.09.13 Vol.Web Original

「Krush.154」(10月21日、東京・後楽園ホール)の第1弾カード発表会見が9月12日、都内で開催された。

 今大会は8月8日にKrushプロデューサーへの復帰が発表された宮田充プロデューサーが本格的に手掛ける1回目の大会。いきなり2つのタイトル戦がラインアップされた。

 フェザー級では王者・森坂陸(エスジム)が篠塚辰樹(MASTER BRIDGE SOUND)を挑戦者に迎え初防衛戦に臨む。

 森坂は今年3月に玖村修平を破り王座を獲得。しかし前戦のK-1横浜武道館大会では元K-1フェザー級王者の椿原龍矢に敗れ、今回が再起戦となる。

 篠塚は2021年12月に当時王者だった新美貴士に挑戦するもKO負け。しかしその後、2連続KO勝ちを収め、今回の挑戦にこぎつけた。

 宮田氏はこのタイトル戦について「篠塚選手は異端児というか、篠塚選手が勝つことでKrushの風向きが変わるのかなと思っている。他の選手にないものを持っている。危険な雰囲気というか。思いっ切り暴れてほしい。そうなれば森坂選手の良さも光るタイトル戦になると思う。期待している」と語った。

森坂陸が玖村修平を破り悲願の王座獲得「獲れなかったら終わりにしようと思っていた」【Krush】

2023.03.26 Vol.Web Original

「Krush.147」(3月25日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「Krushフェザー級タイトルマッチ」で挑戦者の森坂陸(エスジム)が判定で王者・玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)を破り、悲願の王座を獲得した。玖村は初防衛に失敗した。

 森坂は2020年に行われた「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」では決勝に進出も新美貴士に敗れ、あと一歩ベルトには手が届かず。その後、2021年はK-1で軍司泰斗、斗麗に連敗を喫するも2022年から4連勝し今回の王座挑戦にこぎつけた。

西京春馬が2年10カ月ぶりに復帰「自分のスタイルは曲げずにいく」【K-1】

2022.08.03 Vol.Web Original

9・11「よこはまつり」で森坂陸と対戦

「K-1 WORLD GP 2022 JAPAN~よこはまつり~」(9月11日、神奈川・横浜アリーナ)の第3弾カード発表会見が8月3日、都内で開催された。元Krushフェザー級王者の西京春馬(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が約2年10カ月ぶりに復帰することが発表された。-58kg契約で森坂陸(エスジム)と対戦する。

 西京は2015年にK-1甲子園で優勝。2017年10月に王者・小澤海斗を破り、Krushフェザー級王座を獲得。2018年6月には「第2代K-1代フェザー級王座決定トーナメント」に出場し決勝に進出するも、決勝では試合中に足を負傷し、村越優汰に無念のTKO負け。2019年11月に行われた「第3代フェザー級王座決定トーナメント」では1回戦でアーサー・メイヤーと対戦し先制のダウンを奪うも、試合中に左足骨折のアクシデントに見舞われ、またも無念のTKO負けを喫した。このケガで長期戦線離脱を余儀なくされたものの、今大会でついに復活を果たす。

 森坂は2020年に行われた「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で決勝に進出も新美貴士に敗れ、王座獲得はならず。その後、K-1で軍司泰斗、斗麗といった強豪相手に連敗を喫するも今年はKrushで竹内将生、亀本勇翔を相手に2連勝。横浜出身ということもあり、かねてから希望していた「よこはまつり」への参戦がついに決まった。

 西京は「お久しぶりです。約3年ぶりの試合になりました。ずっと声はかけていただいていたんですが、体は治っても心が追いつかずということで。ようやく試合をしたいと心から思うようになりました。声をかけていただいたのが骨折をした横浜アリーナだったので、これも運命かと思い、出させていただくことになりました。以前よりパワーアップした姿を見せられると思う」と挨拶。そして「ケガをしてどん底に落ちた時に支えてくれた家族と応援してくれた方々にまず喜んでもらいたいなと思い、また戦おうと思いました。二つ目は自分の目標だったK-1のベルトにまだ手が届いていなかったので、夢だったK-1王者になりたいと思い今回出場を決めました」と復帰に至った心境を語った。

 復帰までの道のりについては「ケガの完治に丸1年かかった。歩く練習からスタートして“こんな状況じゃ復帰もできないな”とメンタルもやられて1年半くらいは格闘技に携わっていなかった。それからちょっとずつ弟の試合の前に一緒に練習しだしたりして。最近になってジムに行って練習するようになって、スタミナは落ちていたが、パワーとスピード、テクニックは自分でもびっくりしたがあまり落ちていなかったので、また試合をやってみたいなと思って練習をし始めた」などと明かした。現在のコンディションについては「思い切り蹴っても大丈夫」という。そして「僕が試合をしていない期間にK-1の採点基準もいろいろ変わったみたいだが、そこはあまり気にしていない。自分のスタイルは曲げずにいこうと思う」と語った。

 対する森坂は「よこはまつりは1回目からずっと出たいと発信していて今まで出られなかったので今回、夢がかなって素直にうれしい。出られることだけに満足しているわけではなくて、勝たないと意味がない。今回勝って、タイトルにつなげたい」と初のよこはまつり出場に腕を撫した。西京については「復帰戦ということなので気合が入っていると思う。けがを乗り越えてきた選手はすごく強くなっていると思っている。僕の場合は眼窩底骨折だったんですが、あれからメンタル的に強くなったと思う。こうやって大ケガと3年間戦ってきて復帰されるということなので、さらに強くなっているんじゃないかと思っているので油断できないというか。誰もが自分が負けると思っていると思うが、絶対に番狂わせしてやるという気持ちでいっぱい。負ける気はさらさらない」などと語った。

フェザー級戦線占う2試合で森坂陸と岡嶋形徒が判定勝ちでともに再起を果たす【Krush.136】

2022.05.01 Vol.Web Original

森坂が1Rにバックハンドブローで竹内からダウンを奪う

「Krush.136」(4月30日、東京・後楽園ホール)で今後のフェザー級戦線を占う2試合が行われ、森坂陸(エスジム)と岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が勝利を収めた。

 現在、Krushフェザー級は2020年11月に行われた「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」を制した新美貴士が王座に君臨。新美は急ピッチに防衛を重ね、次回大会となる「Krush.137」(5月21日、東京・後楽園ホール)で玖村修平を相手に4度目の防衛戦に臨む。

 この日の第7試合では森坂と竹内将生(エイワスポーツジム)が対戦。森坂は王座決定トーナメントの決勝で新美に敗れ、その後、K-1でも連敗を喫し、現在3連敗。今回は捲土重来を期しての試合となる。竹内はK-1ジャパングループ初参戦。これまでムエタイを中心に5本のベルトを獲得した強豪。近年はBigbang、RISEでも多く試合をし、RISEでは昨年7月にフェザー級王者・工藤政英にも挑戦。現在、フェザー級2位にもランキングされている。

新美貴士が玖村修平、森坂陸を倒しフェザー級王座獲得【Krush.119】

2020.11.28 Vol.Web Original

第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント

「Krush.119」(11月27日、東京・後楽園ホール)で行われた「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」で新美貴士(名古屋JKファクトリー)が決勝で森坂陸(エスジム)を破り、第5代王座に就いた。

 新美は2018年8月のKrush名古屋大会からK-1ジャパングループに参戦。名古屋を拠点としていることもあり、K-1にも大阪と名古屋の大会に出場。そのなかで着実に実績を重ね、今回のトーナメントへの参加を果たした。

 9月に行われた1回戦は対戦相手の知良が脱水症状で計量に不参加となったため不戦勝となっていた。

玖村「3人とのレベルの違い見せる」、森坂「これまでにないチャンピオンになる」【Krush.119】

2020.11.26 Vol.Web Original

第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント

「Krush.119」(11月27日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が11月26日、都内で開催された。「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」に出場する岡嶋形徒(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)、森坂陸(エスジム)、玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)、新美貴士(名古屋JKファクトリー)の4人は1回で規定体重をクリアした。

 その後に行われた会見では新美は「1回戦は不戦勝で試合を見せることはできなかったが、かなりレベルアップしていると思う」、玖村は「明日、2試合倒してチャンピオンになる練習はしてきた。準備は整っているので明日はやるだ、森坂は「今まで以上に練習してきて、最高の体に仕上げることができた。練習でできたことを出せれば絶対に優勝できると思っている。明日は俺がチャンピオンになります」、岡嶋は「明日は2試合しっかり勝ちます。そのためにまず準決勝、勝ちます」とそれぞれ挨拶。

網膜剥離乗り越えた玖村修平が1年ぶりの復帰戦でKO勝ち【Krush.117】

2020.09.27 Vol.Web Original

「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」1回戦開催

「Krush.117」(9月26日、東京・後楽園ホール)で「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」の1回戦が行われた。

 このトーナメントは昨年11月に行われた「K-1 WORLD GP第3代フェザー級王座決定トーナメント」で優勝し王座を獲得した江川優生が今年2月に王座を返上したことから行われるもの。

 その江川はトーナメントでは3連続1RKO勝ちと圧倒的な強さを見せ、今年2月の「K-1 AWRADS」でMVPに輝くなどフェザー級で圧倒的な存在となった。しかし今年3月の「K’FESTA.3」はケガで欠場、9月22日のK-1大阪大会で椿原龍矢に判定で敗れるなどK-1グループのフェザー級戦線は混迷の入り口に差し掛かっており、今回のトーナメントは注目度が一気に上がっている。

 1回戦第3試合では網膜剥離から復活した玖村修平(K-1ジム五反田チームキングス)が秀樹(レンジャージム)にKO勝ち。復活の狼煙を挙げた。

 玖村は昨年6月に行われた「スーパー・バンタム級世界最強決定トーナメント」に出場したものの準決勝で武居由樹に敗戦。昨年11月に網膜剥離を発症し12月のKrushを欠場。長期欠場となり、今回が約1年ぶりの復帰戦でフェザー級に階級を上げての初戦となるのだが、前日会見ではKrushエヴァンジェリストの石川直生氏に優勝候補に挙げられた。

 対する秀樹は34歳でプロデビューを果たし、K-1ジャパングループには昨年6月から参戦する遅咲きのファイター。

Krushエヴァンジェリスト石川直生が挙げる優勝候補は1年ぶり復帰の玖村修平【Krush.117】

2020.09.25 Vol.Web Original

知良が体調不良で欠場。新美貴士は不戦勝

「Krush.117」(9月26日、東京・後楽園ホール)の前日計量と会見が9月25日、東京都内で開催された。

 今大会では江川優生が返上し空位となったKrushフェザー級王者を決める「第5代Krushフェザー級王座決定トーナメント」の1回戦が行われる。4試合が行われる予定だったが、出場予定だった知良(RBアカデミー)が減量中の体調不良で計量に参加できず、欠場となった。対戦相手だった新美貴士(名古屋JKファクトリー)は不戦勝となる。残る7選手は計量をクリアした。

 計量後の会見には知良と計量に遅れた秀樹(レンジャージム)を除く6選手が参加した。

 会見の冒頭、Krushエヴァンジェリストの石川直生氏はトーナメントの見どころとして「優勝候補は玖村選手になると思うが、それに対し、他の選手が1回戦でどんなパフォーマンスをしてくれるか。それによってファンの皆さんのトーナメントに対する注目度も上がって来ると思う」と話し、選手たちの奮起に期待した。

森坂が不退転の決意「勝てなかったらリングから離れる」【12・16 Krush】

2018.11.22 Vol.Web Original

桝本は「終わりよければすべてよし。KOで締めたい」
「Krusn.96」(12月16日、東京・後楽園ホール)で対戦が発表されていた桝本“ゴリ”翔也と森坂陸が11月22日、都内で行われた会見で今回の対戦についてコメントした。

 2人は現在開催中の「第6代Krushスーパー・バンタム級王座決定トーナメント」の1回戦で敗れているのだが、桝本はビクトー・サラビア、森坂は軍司泰斗というともに強豪相手の敗戦。

 前回の敗戦については森坂は「前回はいいコンディションだったのに負けた。自分の中では完敗。まだまだ上には通用しないと自覚した部分がたくさんあった。パワー不足。パワーがつけばもう少し上に行けるかなと思った」、桝本は「うまく逃げられてポイントを取られた」とともに振り返った。

 そして今回の試合について森坂は「ここで勝てなければ、今の自分では今後上には上がっていけない。今回は覚悟を持って試合に臨む。絶対に負けられない試合」、桝本は「10月に負けたが、ダメージもケガもなくすぐに練習を始めたので調子はいい。今回は。もう何年も倒せてないので、KOで締めたい。終わりよければすべてよし、でKOで締めたい」と話した。

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