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堀潤、三遊亭鬼丸ら次世代がん検査を語る「BEYOND 2020 NEXT FORUM」番外編

2022.11.26 Vol.Web Original

 2020年以降の日本の活性化を目的に、さまざまなテーマのもとで各界の有識者が意見交換を行う「BEYOND 2020 NEXT FORUM」。テーマのひとつである「次世代ライフサイエンス」について、ジャーナリストの堀潤が線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」を開発・販売するHIROTSUバイオサイエンスの広津崇亮代表取締役と、6月に前立腺がんステージ2を公表した落語家の三遊亭鬼丸に話を聞いた。

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つんく♂「早くハワイでも検査できるようになってほしい」線虫がん検査「日本に帰国するたびにしている」

2022.11.17 Vol.web original

 線虫がん検査の新サービス「N-NOSE plus すい臓」発表会が17日、都内にて行われゲストにヒロミ、つんく♂、山本耕史が登壇。がん早期発見の大切さを語り合った。

「N-NOSE plus すい臓」は、HIROTSU バイオサイエンス(千代田区/代表取締役・広津崇亮)による、線虫の嗅覚を活用したがん検査「N-NOSE」の新製品。尿で行う、がんの一次スクリーニング検査「N-NOSE」の次世代検査として、がん種特定検査の研究開発を重ね、遺伝子操作によってすい臓がんの匂いにのみ特異的な反応を示す“特殊線虫”の作製に成功。すい臓がんを早期ステージの段階から特定可能とする。

 ヒロミは「(がんを)早く見つけたいんだけど、見つけるのも怖いという両方の気持ちがある(笑)」と苦笑。

 一方、2014年に咽頭がんが見つかり治療のため声帯を摘出、現在はハワイを拠点に活動するつんく♂は「N-NOSE」を発売当時から利用しており、検査回数世界一のヘビーユーザーとのこと。この日はパソコン筆記でトークに参加し「妻が線虫がん検査の記事を見つけて、こんなものがあるんだと(HIROTSU バイオサイエンス代表の)広津さんに会いに行った」と明かし「今でも日本に来ると、お医者さんにも診ていただき、自分のタイミングでN-NOSEに(検体の尿を)郵送しています。コロナの時期はなかなか来れなくて不安でした。早くハワイでもできるようになってほしい」と語った。

「どんな検査も100%ではない。セカンド、サードまで自分を見つめるセンサーを持っておくといい」と自らの経験を踏まえて語るつんく♂に、ヒロミも「僕は若いころに事故で脾臓を摘出してしまっているので、そのそばにあるすい臓のことを気にはしているんです」と明かし「これを知ったら調べずにはいられない。やっぱり本当に調べたほうがいいんだと思った。家族や仲間にも届けたい」と検査に積極的に。17日から放送される同製品CMに出演する俳優・山本耕史も「家族や仲間はもちろん、まだそこに意識が向いていない若い世代が受けることも意味があると思う」と語った。

 ガンサバイバーとして若い世代に伝えたいことは?と聞かれたつんく♂が「なんとなく不調が続くときでも頑張っちゃう、昭和の時代はそういうヤツがかっこよかったと思うんですけど、これからは勇気を持って休んで」と言うとヒロミも「ちょっと熱があろうが、現場で倒れろみたいな時代だった。コロナもあって今はもうそういう時代ではなくなった」。

「僕のように大事な声を失うことを考えたら…」と早めのケアや検査を訴えたつんく♂。早めに取り組んでよかったことは?と聞かれると「面倒くさいことから先にやる。作曲でも環境づくりを先に考えてしまうけど、不ぞろいでも始めちゃうのがいい」。ヒロミは「うちのまま(松本伊代)がああいう感じなので(笑)、早めに、オレがやれることはやるという意識に変えました」、山本も「早めに取り組んで悪いことってあまり無いですよね。僕はトレーニングもするのでケガが各段に減りました。若いころからやっているので。あと、子供のお弁当は前日に仕込みます」と、それぞれ“早めの行動”をアピールした。

「N-NOSE plus すい臓」は11月17日から2023年1月3日まで先行予約を専用サイトにて受付。検査料金は定価7万円(先行予約期間中の申し込みは3万5千円・各税込み)。

落語家・三遊亭鬼丸とフリーアナウンサー・森本智子が実体験をもとに“がん早期発見の秘訣”を語る

2022.10.04 Vol. Web Original

 がんを早期に発見し無事治療を終えた落語家でラジオパーソナリティーとしても活躍している三遊亭鬼丸とフリーアナウンサーの森本智子が「がんの早期発見の秘訣」について語る動画が10月3日から公開されている。

 鬼丸は今年6月に前立腺がんのステージ2であることを公表した。発覚のきっかけは、嗅覚に優れた線虫という生物が人の尿に含まれるがん特有の匂いを検知することを利用した、世界初のがんの一次スクリーニング検査「N-NOSE」を利用し、すい臓がんをステージ1で発見した知人から紹介されて、自らもN-NOSEを受検したところD判定(高リスク)という通知を受け、その後の病院での検査を通じ、ステージ2の前立腺がんを特定されたという。

線虫がん検査「N-NOSE」HIROTSUバイオサイエンス、福岡ソフトバンクホークスのオフィシャルスポンサーに

2022.09.23 Vol.Web Original

 線虫がん検査「N-NOSE(エヌノーズ)」を開発・販売するベンチャー企業「HIROTSUバイオサイエンス」と、現在パ・リーグ首位のプロ野球「福岡ソフトバンクホークス」がオフィシャルスポンサー契約を締結したことが発表された。

線虫がん検査「N-NOSE」のHIROTSUバイオサイエンスが日本相撲協会とオフィシャルパートナー契約 親方や力士に年1回無償で提供

2022.09.07 Vol.Web original

 線虫がん検査「N-NOSE」を開発・提供する株式会社HIROTSUバイオサイエンスは1日、公益財団法人日本相撲協会とオフィシャルパートナー契約を締結したことを発表した。

「N-NOSE」は、嗅覚に優れた線虫という生物が人の尿中に含まれるがんの匂いを検知することを利用したがんの一次スクリーニング検査で、今回のオフィシャルパートナー契約では、ステージ1の早期がんにも反応する「N-NOSE」を親方や力士など協会員に年1回無償で提供するというもの。

 今月国技館で開催される大相撲九月場所では、初日から千秋楽までの15日間、国技館2階正面に特設ブースを開設し、「N-NOSE」検査キットを販売。がん早期発見の重要性を啓発する。

 日本相撲協会の芝田山広報部長は「このたびは日本相撲協会のオフィシャルパートナーに参画していただき、誠にありがとうございます。1500 年の歴史を誇る神事としての伝統文化の継承と発展を使命とし活動していますが、相撲協会員の健康だけではなく、世の中すべての人々が健康であることが、その活動の原動力になると考えております。HIROTSUバイオサイエンスの「N-NOSE」によってがんの早期発見、皆様の健康な生活ができることを祈念しております」とコメント。

 HIROTSUバイオサイエンスの広津崇亮代表取締役は「今回、日本が誇る伝統文化である日本相撲協会様とオフィシャルパートナー契約を締結することができ、大変光栄に思います。当社は今回の取り組みを通じて、世界中の相撲ファンの方にがんの一次スクリーニング検査である“N-NOSE”の特長をまず知っていただき、その上で皆様の健康管理に取り入れていただける存在になることを期待しています」と、コメントを寄せた。

線虫がん検査「N-NOSE」膵臓がんの早期発見に期待 今後はがん種特定検査の実用化目指す

2021.09.07 Vol.Web Original

 最新の人口動態調査によると、肺がん・大腸がん・胃がんに続いてがん死亡数で4位となる「膵臓がん(膵がん)」。がんが発生しても症状が出にくく、早期の発見は簡単ではないという膵臓がんに対し、「がんのにおい」に反応する線虫の嗅覚をセンサーにした検査法が有用な可能性が明らかになった。

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