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サッカー日本代表のアギーレ新監督「すべての選手にドアは開いている」

2014.08.11 Vol.623

 サッカー日本代表の新監督に就任したハビエル・アギーレ監督が11日来日し、都内のホテルで来日会見を行った。
 会見には日本サッカー協会の大仁邦弥会長、原博実専務理事兼技術委員長、アギーレ監督が登壇した。
 アギーレ監督は代表監督就任について「実は南アフリカのW杯が終わった時に一度声をかけていただきましたが、その時は個人的な事情で受けることができなかった。しかしその後も日本サッカー協会の方とは連絡を取っていた。そしてブラジルのW杯が終わった時に再度アプローチがあり、今回合意に至りました」と挨拶。その後の質疑応答では「オファーが“ロシアのW杯を目指したい” という真摯な内容だったので魅力を感じた。4年前にも声をかけていただいたが、その4年後にまた声をかけていただいたということは、真面目に考えて私にオファーを掛けてくれていると感じた」と就任へ至る思いを語った。
 気になる選手選考については「とにかく将来性のある選手を呼びたい。代表チームに入ることに意欲的な選手、国を背負ってプレーする気持ちを持っている選手。自分個人ではなくチームとしてのプレーができる、試合に貢献できる選手を選びたい」とした。具体的な選考過程に関しては「とにかく実際に見るということを重要視したい。国内外でプレーしているすべての選手にドアは開いている。試合中だけでなくそれ以外の時間帯でもどのような行動を取るかということも含めて見ていきたいと思っている」と語った。また「できるだけ数多くのJリーグの試合を見たい」とも語っており、ザッケローニ前監督の時はなかなか声がかからなかったJリーグの選手にも大きくチャンスが広がった印象だ。
 アギーレ監督の初陣は9月5日の札幌ドームのウルグアイ代表との一戦となる。

サプライズ選出の大久保「Jリーグで結果を出したのがすべて」

2014.05.23 Vol.618

 今回のW杯のメンバー発表で最もサプライズだったのはFWの大久保嘉人(川崎)の選出だ。

 大久保について会見でザッケローニ監督は「非常に経験があり、嗅覚があり、どこにいったらチャンスがもらえるのかどうか分かっている選手。そういう意味では、それ以外の選手たちを成長させることが大切だとこれまで考えていたが、そういった計算のできる選手がチームに何を与えてくれるのか、そういうアイデアもこれまで持ち続けてきた」と語った。

 大久保にはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のために東京・羽田空港へと向かうバスの中で朗報が届いた。2012年2月以来、2年3カ月ぶりの代表復帰だった。

 空港で会見し、「Jリーグで結果を出したのがすべて」と胸を張った。そして「サプライズで選ばれたのだから、もっともっと頑張らないといけない」と自分が置かれている立場を冷静に受け止め、ブラジルでの活躍を誓った。

 13日には23人に加え、7人の予備登録メンバーを発表。MF中村憲剛(川崎)FW豊田陽平(鳥栖)らが選ばれた。23人に負傷など不測の事態が起きた場合、優先的に入れ替えられる位置づけになる。

 また国内、米国での事前合宿には練習要員として、2020年東京五輪を目指す坂井大将(大分U−18)杉森考起(名古屋U−18)の2人を帯同することも合わせて発表された。

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