DDTプロレスが11月13日、都内のホテルで、秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(11月12日、東京・両国国技館)の一夜明け会見を行った。クリス・ブルックスを破り、同団体の最高峰であるKO-D無差別級王座を初戴冠した上野勇希が改めて、将来的なKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)との防衛戦を熱望した。
上野は「昨日はたくさんの方に見ていただいて。いろんな団体、海外からいろんな選手が来てくれて。DDTのいろんな顔を見てもらって。楽しかったよと言ってもらえるのがすごくうれしくて。僕とクリスがメインで戦い尽くして、KING OF DDTというのを見せられたと思うし、伝えたい思いも見せられた。それがつながっていくのが誇らしくて、うれしい大会になりました」と笑顔を見せた。
さらに「クリスがチャンピオンだったから、自分だけではいけないところまでいけたと思うし。クリスが僕と出会ってくれたから、僕がKO-D無差別級のチャンピオンになれるようなレスラーになれたと思っているので。クリスとはこれからも何十回も何百回も試合をして、このベルトをかけて、試合してDDTを見せていきたいし、そんな選手に勝てたというのがすごく大事なものを学んだなと思います」と王座に就いた心境を話した。
王座奪取後のバックステージでは、高校時代の同級生であり、自身のプロレス入りに大きな影響を与えたTAKESHITAとの防衛戦プランを掲げていたが、この日も「僕がこのベルトを持ってやりたいことの一つ。竹下が挑戦してきて、僕が勝って防衛するというのが大きな目標の一つ。最速ではD王(11・26後楽園で開幕)で優勝して、竹下を指名して米国から日本に来てもらって、試合するということも狙ってます」と青写真を描いた。
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‟世界のスーパースター”クリス・ジェリコが竹下幸之介との激闘を制す「対戦相手として最高だった」【DDT】
DDTプロレスが11月12日、東京・両国国技館で秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」を開催した。かつてWWEで頂点を極めた‟世界のスーパースター“クリス・ジェリコがKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)を激闘の末に制し、53歳にして健在ぶりをアピールした。
ジェリコは2020年1月5日の新日本プロレス・東京ドーム大会以来、3年10カ月ぶりの来日で、DDTには初参戦。現在、戦場とするAEWマットではTAKESHITAと抗争を繰り広げており、米国での遺恨対決が日本に輸入された格好。前日会見ではTAKESHITAが「バカヤロー!」と挑発し、ジェリコが怒りをあらわにしていた。
序盤、場外の客席で乱闘を展開する荒れた展開。TAKESHITAがジャンピング・ラリアット、ダイビング・セントーンで攻め込めば、ジェリコはウォールズ・オブ・ジェリコ、場外ダイブで反撃。TAKESHITAは鉄柱攻撃から雪崩式ブレーンバスター、ブルーサンダー。そしてウォール・オブ・タケシタを繰り出すも、ジェリコはエスケープ。TAKESHITAは人でなしドライバー、ジャーマン、ワガママ(ザーヒー改め)と猛攻もジェリコが返す。さらにTAKESHITAは雪崩式ブルーサンダー、ジャンピング・ニー3連発と攻め立て、ヒザのサポーターを外してワガママを狙う。それをキャッチしたジェリコはウォールズ・オブ・ジェリコで絞り上げギブアップを奪った。試合後、ジェリコが握手を求めると、抗争中ながらもTAKESHITAがこれに応じた。
‟世界のスーパースター”クリス・ジェリコが竹下幸之介の挑発に大荒れ「自分の次元には達していないのを忘れるな」【DDT】
DDTプロレスが11月11日、都内のホテルで秋のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(11月12日、東京・両国国技館)の直前会見を行った。約3年ぶりの来日となる‟世界のスーパースター“クリス・ジェリコがシングルマッチを行うKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)の挑発に大荒れの事態となった。
かつてWWEの頂点を極めたジェリコは2020年1月の新日本プロレス以来となる待望の来日で、DDTには初参戦。現在、戦場としているAEWマットではTAKESHITAと抗争を繰り広げており、今回は米国でのメインストーリーがDDTに輸入された形だ。
9・24後楽園以来の帰国となったTAKESHITAは「オマエら、よー聞けよ! リングでも言った通り、ジェリコがこの場にいることがドラマティック・ドリームじゃなくて、DDTのリングで竹下幸之介がジェリコに勝つ姿を見せることが俺のなかでは最大のドラマティック・ドリーム。そして、俺は今‟ジ・アルファ”を名乗ってる。つまり頂点ということ。この場にいる人のなかにも、世界のプロレスファンのなかにも100人いたら100人が“竹下、オマエが頂点なのか?”と思ってる。だから明日、竹下幸之介こそが今のプロレス界のアルファだというのを、元ジ・アルファに俺が勝って証明するんで楽しみにしていてください」と勝利宣言。
ジェリコは「そもそもジ・アルファの名は東京ドームでケニー・オメガと2018年に戦ったときにつくった名前。それを欲しいんだったら、俺の“お下がり”が欲しいんなら、くれてやる。オマエは素晴らしい世界でもトップのレスラーではあるけど、それでもオマエはクリス・ジェリコじゃない。そのレベルには達していない」と余裕を見せた。
TAKESHITAが奮戦のMAOを退け、11・12両国でクリス・ジェリコと一騎打ちへ【DDT】
DDTプロレスが9月24日、東京・後楽園ホールで「Who’s Gonna TOP? 2023」を開催した。米AEWから、わずか2週間でDDTマットに舞い戻ってきたKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)がサウナカミーナのMAOとの一騎打ちを制した。TAKESHITAは11月12日の東京・両国国技館で、WWEで世界の頂点を極めたクリス・ジェリコとシングルマッチに臨むことが決定した。
TAKESHITAは9月9日の東京・大田区総合体育館で共闘する佐々木大輔(ダムネーションT.A)と組み、上野勇希&MAOと対戦。試合は上野が佐々木を破ったが、MAOがTAKESHITAとの一騎打ちを熱望し、TAKESHITAが受諾して、この一戦が組まれた。
MAOはドロップキックで奇襲をかけ、ラ・ケブラーダを発射するなど先制攻撃。TAKESHITAがジャーマンを繰り出せば、MAOは雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。TAKESHITAは雪崩式人でなしドライバーを繰り出し、ワガママ(ザーヒー改め)を狙うもMAOがキャッチ。MAOが掌底、TAKESHITAがエルボーを見舞うと、TAKESHITAがワガママ。スタンドでのヒザ蹴りを叩き込むもカウントは2。ならばとTAKESHITAはもう一度ワガママを叩き込んで3カウントを奪った。
11・12両国で夢のカード実現! 竹下幸之介が元WWEの世界王者クリス・ジェリコと一騎打ち【DDT】
「DDTのリングでジェリコに勝つのがドラマチック・ドリームだ」
DDTプロレスが9月24日、東京・後楽園ホールで「Who’s Gonna TOP? 2023」を開催し、11月12日のビッグマッチ「Ultimate Party 2023」(東京・両国国技館)でKONOSUKE TAKESHITA(竹下幸之介)vsクリス・ジェリコ(AEW)の夢の一戦が決まったことを発表した。
日本ではFMW、WAR、新日本プロレスなどでファイトしたジェリコはWWEで世界の頂点を極め、2018年で同団体を退団。2019年からはAEWに籍を移し、初代AEW世界王座に就くなど衰え知らずだ。
この日、TAKESHITAはセミファイナル(第6試合)で、サウナカミーナのMAOの要望を聞いてシングル戦に臨んだ。MAOは奮闘したものの、TAKESHITAがザーヒーで制した。試合後、ビジョンでジェリコからのVTRメッセージが流され、11・12両国でのTAKESHITAとの一騎打ちをアピール。
それを聞いたTAKESHITAは「クリス・ジェリコがDDTに来るのが大きな夢か? そうじゃないだろ。DDTのリングでジェリコに勝つ。それがドラマチック・ドリームだろ」と豪語。バックステージでは「クリス・ジェリコがなんや! クリス・ジェリコとシングルマッチして、竹下、頑張れ! そんな時代はとっくに終わってる。クリス・ジェリコが俺にチャレンジする。ドラマチック・ドリームはまだまだ続く」と自信たっぷりに話した。
佐々木大輔と共闘のTAKESHITAがサウナカミーナと完全決裂か!? 9・9大田区で上野勇希&MAOと再戦へ【DDT】
DDTプロレスが7月30日、東京・後楽園ホールで「Summer Vacation 2023」を開催した。この日から、佐々木大輔率いるダムネーションT.Aと共闘を開始したKONOSUKE TAKESHITAとサウナカミーナとの溝が深くなり、9月9日の東京・大田区総合体育館で再度対戦することになった。
7月23日の東京・両国国技館大会でのシングル戦でTAKESHITAが同志であるはずの上野勇希に圧勝し、試合後には佐々木と手を結ぶ衝撃の展開に。7・30後楽園ではTAKESHITAが佐々木、KANONと組み、上野、MAO、小嶋斗偉組と激突。試合は小嶋が捕まる場面が多く、TAKESHITAはこの日も圧巻の戦いでサウナカミーナを寄せ付けず。上野と小嶋が佐々木にMy MADMAXを決めるも、TAKESHITAがMAOと小嶋を2人まとめてジャーマンで吹っ飛ばす。最後はTAKESHITAのザーヒーから、佐々木がミスティカ式クロスオーバー・フェースロックで絞め上げ、上野からギブアップを奪った。
TAKESHITAが「上野、両国と今日で分かったやろ。DDTを背負っていきたい、トップに立ちたい? 本気でそれをしたいなら、俺についてこい」と言えば、佐々木は「世界で天下を取る男の才能を。俺はKONOSUKE TAKESHITAを、オマエがやりたいように全力でサポートする。上野、TAKESHITAがこう言うなら、オマエもこっち来るしかないんだ」と迫った。