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「王座は獲って終わりではない。防衛してこそ価値がある」と勝って兜の吉成名高。将来的には2階級3競技制覇に夢馳せる【ONE】

2025.11.18 Vol.Web Original

 ONEアトム級 ムエタイ初代王者となった吉成名高(エイワスポーツジム)が11月18日、都内で行われた勝利報告記者会に出席した。

 吉成は16日に開催されたONE Championship「ONE173」(東京・有明アリーナ)でヌンスリン・チョー・ケットウィナーを破り、初代王座に就いた。

 吉成は「ONE4戦目でハイドレーションテストやいろいろなスケジュールとかにもだいぶ慣れてリラックスした状態で試合に臨めた。相手はONEでは僕より倍の戦績できた選手。ただ5Rに関しては自分のほうが経験があると思っていたんで終盤に倒すというプランではあったんですけど、ヌンスリン選手もかなり食らいついてきて判定にはなってしまった。結果として自分が勝利してベルトを巻いたということは評価したいなってところなんですけど、自分の中でも未熟で発展途上だなっていうのを痛感させられるような試合になりました」と勝って兜の緒を締めた。

 今後については「獲って終わりではないと思う。ベルトを獲って防衛してからが真のチャンピオンじゃないですけど、防衛することでまたそのベルトの価値を高められると思うので、3度ぐらい防衛したいなと思っています。そこからは、今、ムエタイでベルトを獲って敵なしって言われたタイ人の選手がキックに挑戦したりしている。ONEの中でもいろいろなチャレンジができると思うので、自分も例えばベルトを2度防衛して、なかなか対戦相手がいないとなったら、階級を上げて、まだベルトはないですけど、キャッチウェイトで上の階級の選手と試合ができたらというのも面白いですし、タワンチャイ選手、スーパーポン選手のようにキックルールというものにもチャレンジしていくのは自分の中でもワクワクするなと思っている。そういったものが続いていけば、どんどんモチベーションも上がっていくと思う。自分の中でもまずは防衛してという気持ちが一番強いんですけど、いろいろなことが広がっていくなということですごく楽しみです」と防衛を重ねた後の階級アップ、キックボクシングルールへの挑戦を目標に掲げた。

3競技制覇王者のスタンプに完勝のKANA「あとはラスボスを倒すだけ」と王者ペッディージャーに照準【ONE】

2025.11.18 Vol.Web Original

 ONE Championship「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ)でキック・ムエタイ・MMAの3競技制覇を成し遂げたスタンプ・フェアテックスに勝利を収めたKANAが11月18日、都内で行われた勝利報告記者会に出席した。

 KANAは「スタンプ選手に勝ててホッとしています」と笑顔を見せ「ONEに来た以上はONEのキックのベルトを取りたいので、来年、ペッディージャーにリベンジしたいと思います」と今年3月に行われた日本大会で敗れた、アトム級 キックボクシング世界王者ペッディージャー・ルッカオポーロントンとの対戦を目標に掲げた。

 スタンプ戦については「長期間試合をしていないこともあって、どういうふうに来るかなっていう予測はつきにくかったんですけど、癖とかは大幅に変わることはないので過去の試合をMMA、ムエタイ、キックと何試合か見て、どう来るかということをトレーナーに予測してもらい、自分の強みを生かして、もらわずにしっかり攻め切るというスタイルでいきました。1R目から距離感がバッチリはまって、後半2R以降は倒せるかなという手応えはあったんですけど、やっぱり気持ちの強さと反撃の速さで倒し切ることができなかった。そこは課題になって、めちゃくちゃ勉強になった試合になりました」などと振り返った。

与座優貴が王者ハガティへの挑戦を要望も「間に合わないなら返上してもらって、相手は誰でもいいので正規王座をかけてやりたい」【ONE】

2025.11.18 Vol.Web Original

 ONE Championship「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ)でONEキックボクシング世界フライ級王者のスーパーレック・キアトモー9(タイ/Kiatmoo9 Gym)に勝利を収めた与座優貴(team VASILEUS)が11月18日、都内で行われた勝利報告記者会に出席した。

 2日前、与座は極上の蹴り合いを制し、試合後にはバンタム級キックボクシング世界王者のジョナサン・ハガティへの挑戦をアピールしている。

 与座は「初めて試合中に自分が何をしたかとか全く覚えていない。ゾーンじゃないですけど、無になって試合ができたかなっていう…。6歳から格闘技を始めたんですけど初めての感覚で、それだけ集中した試合だったのかなと思っています」と試合を振り返った。映像を見たうえで「練習でやっていたことがまんま出ていたし、逆に練習でやっていなかった動きも出ていた。スーパーレッグのヒザに対するディフェンスとかやっていない新しい動きもやっていて、自分自身が一皮むけた試合になったのかなと思いました」とも語った。

武尊が来年4月のロッタンとの引退試合は「無制限ラウンドでもいい」と完全決着を約束【ONE】

2025.11.18 Vol.Web Original

 ONE Championship「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ)でONE参戦後、日本大会で初勝利を挙げたK-1三階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が11月18日、都内で行われた勝利報告記者会に出席した。

 武尊はデニス・ピューリックと対戦し4度のダウンを奪い2RでTKO勝ちを収めた。そして試合後には次戦での引退を表明。最後の相手に前戦で敗れたロッタン・ジットムアンノンを要望。ロッタンも受諾し、来年4月29日に行われる日本大会「ONE175」での再戦実現がほぼ決定となっている。

 この日の会見で武尊は「ストーリーがつながったなという思いでほっとしている。今回の試合で負けていたら終わりにするつもりだった。勝ってあと1試合できることになった。ファンの人たちも“これがラスト”と思って見てもらえる試合をできることになったと思う。次を考えなくていいということは、次で出し切れるということ。やっぱりどこかで“次のことを考えなきゃ。ロッタン選手のところまで体を持たせなきゃ”みたいなことがあって、体作りも気をつけながらみたいなところがあったんですけど、次は試合で全部出し切って、体が壊れてでも勝てばいいと思っている。それくらいの気持ちで過去最高で過去最強の体を作って、最後の試合を必ず勝って終わりたいと思います」と早くも次戦に向けての決意を述べた。

 ピューリック戦はかつての荒々しいファイトスタイルが戻った。これについては「ONEはラウンドマスト。ラウンドマストだとちょっとの差でもつけられちゃうんで、そういうところを意識した戦いをしちゃっていた。急いで急いでペースを取られないように考えすぎていた。昔、K-1の時は倒せば勝ちだと思っていたのでポイントとかを考えずに倒すことだけを考え、どれだけ相手にダメージを与えるかってことを考えて戦っていた。そういうところに戻した。相手を倒す、壊すのがVASILEUSスタイル。メンバーみんなのいいところを出し合って研究してできたスタイル。それを自分に落とし込んできて、今回それを使えた」などと試合を振り返った。

武尊が妻・川口葵の内助の功明かす「苦しんでいた時期もずっと近くで支えてくれたおかげでまた現役で戦えている」【ONE】

2025.11.18 Vol.Web Original

 ONE Championship「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ)でONE日本大会初勝利を挙げたK-1三階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)が11月18日、都内で行われた勝利報告記者会に出席した。

 会見で武尊は7月に結婚した俳優の川口葵の内助の功を明かした。

 武尊は2日前の試合ではデニス・ピューリックと対戦し4度のダウンを奪い2RでTKO勝ち。そして試合後には次戦での引退を表明するという衝撃の展開に。最後の相手として前戦で敗れたロッタン・ジットムアンノン戦を要望するとロッタンも受諾し、来年4月29日に行われる日本大会「ONE175」での再戦実現がほぼ決定となっている。

 この引退表明については結婚が理由の一つになっているかを問われると「それは逆かな。引退っていうのが見えたんで結婚したっていうのがあって。“現役中は結婚はしない”ってずっと言っていた。僕のイメージでは結婚すると安心できる場所ができて命をかける戦いができなくなるって思って、結婚とか考えないようにしようと思っていたんですが、体的にもいろんなコンディション的にもある程度の目安を考えていて、そういうことがあったので結婚した。奥さんがずっと支えてくれていたおかげで今、試合ができて、コンディションを作れて、メンタルだったりの病気で苦しんでいた時期もずっと近くで支えてくれたおかげでまた現役で戦えているので、隠しているのも嫌だなって思った。最後は“この人に支えてもらっていたからリングに上がれて、勝てているんだよ”っていうことをみんなに知ってもらいたかったと思うところもあったので結婚しました」などと語った。

 そして「あんまり強要とかしない人なんで。僕の好きなようにやってくれっていう、悔いのないように思い切りやって、ちゃんと生きて帰ってきてくれたらそれでいいって」と妻とのやり取りを明かした。

野杁正明がスーパーボンと激闘展開もわずかに及ばず正規王座獲得ならず。若松佑弥はTKOで初防衛。吉成名高はアトム級初代王座を獲得【ONE173】

2025.11.17 Vol.Web Original

 ONE Championshipの今年2度目の日本大会「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ ※U-NEXTで独占PPV LIVE配信)で4大タイトル戦が行われた。

 メインイベントの「ONEフェザー級 キックボクシング世界王座統一戦」では正規王者スーパーボン(タイ)と暫定王者の野杁正明(team VASILEUS)が対戦した。試合は5Rを戦い抜いた末、際どい判定でスーパーボンが勝利を収め、王座を統一した。

 1R開始から野杁はパワー負けすることなく。カーフキック、ワンツー、左ミドル、与座キック(奥足へのロー)で積極的に前に出る。スーパーボンも野杁の前進に合わせてのヒザ、要所で左ハイを放っていく。

 2Rになっても野杁の圧は止まらず。スーパーボンは下がりながらも左ハイ。野杁はカーフキック、与座キックで下から崩しに行く。スーパーボンが前蹴り、左ジャブも野杁は押し返し、カーフ、左フック。スーパーボンはヒザを多用。互いに前に出て組み合う展開が出て、注意が出る。

与座優貴が武尊を破った男スーパーレックに判定勝ちしジョナサン・ハガティへの挑戦をアピール【ONE173】

2025.11.17 Vol.Web Original

 元K-1 WORLD GPライト級王者の与座優貴(team VASILEUS)が「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ ※U-NEXTで独占PPV LIVE配信)でONEキックボクシング世界フライ級王者のスーパーレック・キアトモー9(タイ/Kiatmoo9 Gym)と対戦した。

 試合は極上の蹴り合いを展開したうえで与座が判定勝ちを収め、バンタム級キックボクシング世界王者のジョナサン・ハガティへの挑戦をアピールした。

 与座は今年5月からONEに参戦し、ここまでエルブルース・オスマノフ、ペッタノン・ペットフォーガスを相手に2連勝。

 スーパーレックは昨年1月の日本大会で武尊に判定勝ち。昨年9月にはジョナサン・ハガティーを破り、ONEムエタイ世界バンタム級王座を獲得しONE史上8人目の2階級制覇ならびに2種目制覇を達成。今年3月の日本大会でナビル・アナンを相手にムエタイ世界バンタム級王座の防衛戦を行う予定だったが、計量ミスで王座をはく奪され、試合も判定で敗れている。

安保瑠輝也がグレゴリアンの「言語化できないパンチの強さ」の前に完敗。「どうこの壁を越えていくのか練り直し」【ONE173】

2025.11.17 Vol.Web Original

 元K-1 WORLD GPスーパーライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ)でONE Championshipに初参戦を果たした。

 安保はK-1 WORLD GPスーパーウェルター級とGLORYライト級の元王者マラット・グレゴリアン(アルメニア/Hemmers Gym)と対戦。0-3の判定負けを喫した。

 安保は前日計量で規定体重をクリアできず、試合は当初のフェザー級から155.4ポンド契約での試合となった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。安保がいきなり左ミドル。グレゴリアンが圧をかける。安保は左ミドル、前蹴り、左ジャブ。グレゴリアンは左フック。安保はワンツー、左ミドル。圧をかけるグレゴリアンがワンツー。安保は前蹴り、左右のフックで押し返す。グレゴリアンは圧をかけて左ジャブ。安保は右アッパー。安保は左ミドル。グレゴリアンが前蹴り。安保は左ジャブ、二段蹴りのハイキック。グレゴリアンは右フック、左アッパー。安保は右ハイ、前蹴り。それでも圧をかけてパンチのグレゴリアン。

武尊が次戦での引退を表明。「最後の相手」をロッタンが受諾。来年4月29日の日本大会で実現へ【ONE173】

2025.11.17 Vol.Web Original

 K-1三階級制覇王者の武尊(team VASILEUS)がONE Championshipの今年2回目の日本大会「ONE 173」(11月16日、東京・有明アリーナ)でデニス・ピューリック(カナダ/ボスニア・ヘルツェゴビナ)と対戦した。

 武尊はピューリックから4度のダウンを奪い2RでTKO勝ちを収め、ONE参戦後初めて日本のファンの前で勝利の舞を見せた。

 そして試合後には次戦での引退を表明。最後の相手に前戦で敗れたロッタン・ジットムアンノン(タイ/Jitmuangnon Gym)を要望。ロッタンが受諾し、武尊の引退試合での再戦実現が濃厚となった。

 1R、ともにオーソドックスの構え。ピューリックが右カーフ。圧をかけるのは武尊。遠めからパンチのピューリック。バックステップの武尊。武尊が左フックをカウンター。ピューリックは前蹴り。圧をかけてパンチの武尊にピューリックが左フック。武尊が左フック、倒れかけたピューリックに追撃の右フックでダウンを奪う。立ち上がったっピューリックに左右のフックを浴びせる武尊。前に出てパンチのピューリックに右フックを合わせる武尊。ぐらつくピューリック。武尊は右カーフを連打。ピューリックがパンチを連打もは武尊ガード、ピューリックがパンチを出すと武尊は笑顔を見せながら歩いてプレッシャーをかけると右ストレートで2つ目のダウンを奪う。

手塚裕之にTKO負けの青木真也が「最高のプロレスができた」と胸を張り「俺が何を言っているかよく考えて」と謎かけ【ONE】

2025.11.16 Vol.Web Original

 総合格闘家でプロレスラーの青木真也(BAMF)が「ONE173」(11月16日、東京・有明アリーナ)で手塚裕之(Yamada Dojo-TGFC)と対戦し、2RでTKO負けを喫した。

 青木は今年3月の「ONE172:TAKERU VS RODTANG」でエドゥアルド・フォラヤンと4度目の対戦を行い、1R53秒で一本勝ちを収めた。この試合がONEでのラストマッチと思われていたのだが、6月に行われた今大会のカード発表会見でONE Championshipの創始者兼CEOのチャトリ・シットヨートン氏が同大会への青木真也の出場について「絶対に出ます」と明言。その後、青木と手塚がSNS上でやりとり。手塚との対戦や別の大会に出場するという噂が飛び交う中、大会20日前の10月27日にこのカードが正式発表された。

 1R、サウスポーの青木とオーソドックスの手塚。いきなりタックルの青木。手塚が切るが、青木は追ってタックル。引き込むが手塚は立ち上がる。青木が離れ際にヒザ。青木は圧をかけてヒジ。青木はタックルからバックを取る。グラウンドに引き込んでツイスターを狙う青木。しのぐ手塚。青木は上を取って次の展開を探る。パス狙いの青木。手塚は足を使って距離を作りに行くが、青木はマウントを取る。手塚は足を使ってマウントから脱出。しかし青木は上をキープ。やや疲れが見える青木。

王座統一戦に臨む野杁正明「タワンチャイ戦以上のKOを必ず見せる」、スーパーボンは「そんなに簡単にはいかない」とさらり【ONE173】

2025.11.12 Vol. Web Original

 ONE Championshipの今年2回目の日本大会となる「ONE 173」(11月16日、東京・有明アリーナ)の記者会見が11月12日、都内で開催された。

 今大会のメインイベントで行われる「フェザー級 キックボクシング 世界王座統一戦」で対戦する正規王者のスーパーボン(タイ/Superbon Training Camp)と暫定王者の野杁正明(Team Vasileus)が会見で静かに火花を散らした。

 野杁は昨年6月にONE初参戦を果たすもシッティチャイ・シッソンピーノン(タイ)に0-3の判定負け、12月の第2戦ではリウ・メンヤンにダウンを奪われたうえでの判定負けを喫し、プロキャリア初の連敗を喫するどん底に。しかし今年1月にすぐに試合が組まれるとシャーキル・タクレティに徹底したカーフキックで両足を破壊し、ONE初勝利を挙げた。そして3月の日本大会では「フェザー級 キックボクシング暫定世界王者決定戦」でタワンチャイ・PK・センチャイ(タイ/PK Saenchai Muay Thai Gym)と対戦。戦前の下馬評を覆し、3RでKO勝ちを収め暫定王座に就いた。

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