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RIZINの榊原CEOがK-1ファイターへ6月のメガイベントへの参戦を呼び掛け【K-1】

2022.01.27 Vol.Web Original

 K-1ジャパングループの年間表彰式「K-1 AWARDS 2021」が1月26日、都内で開催され、RIZINの榊原信行CEOが特別ゲストとして登壇した。榊原氏が「とても場違いな感じで若干緊張気味です。こういう場に大きな心で呼んでいただいたK-1の矢吹オーナーはじめ、皆さんに感謝したい。改めてこの場に僕がいることが、日本の格闘技界がいろいろ動き出していることの一歩だと思っていただければと思います」と語るように昨年12月24日の武尊vs那須川天心戦の発表会見まではK-1のイベントに榊原氏が足を運ぶということはほとんど考えられなかったこと。

 そして「この6月に武尊選手が天心選手と戦います。本当に簡単には実現できなかった。矢吹オーナーの深い理解と大英断。そしてなによりも、この試合を実現させたいという武尊選手の強い意思、強いこだわりがなかったら実現しなかったカードなんだなと改めて今思っています。これからK-1のみなさんとご相談しながら、制作委員会を作り、日本の格闘技史上最も意味のある意義のある、そして未来に語り継がれるようなイベントをみんなと力を合わせて作っていきたいと思っています。しかしこの1試合だけを見せるわけではない。“俺が武尊vs天心を食ってやる”という選手はぜひ中村プロデューサーに名乗りを挙げてほしい。K-1と我々が一緒に手を組んで動き出すことで、多分日本の格闘技界に新しいムーブが起きると思う。矢吹さんと常々話しているのは、格闘技をメジャースポーツにしたいということ。僕らがやっていることはサッカーとか野球に負けないくらい、そのほかのスポーツに負けないくらいの力がある。僕らがもう一歩上のステージに行く、そんなイベントになればと思っています。みんなの力を借りて、日本中を大熱狂させるものを作りたいと思っています」などと武尊vs那須川戦が行われる6月のメガイベントへのK-1ファイターの参戦を呼びかけた。

 これにはこの日、MVPを獲得した野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)がいち早く反応。ステージ上での挨拶で参戦をアピールすると、表彰式後の囲み会見では対戦相手として、かねてから野杁との対戦を希望していたシュートボクシング(SB)の絶対王者・海人の名前を挙げた。

鈴木千裕が強豪タップロンに1RKO勝ち。「今年も倒して倒して倒しまくる!」【KNOCK OUT】

2022.01.23 Vol.Web Original

「KNOCK OUT 2022 vol.1」(1月22日、東京・後楽園ホール)のメインイベントでKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)がタップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム)と対戦し、1R2分17秒、KO勝ちを収めた。

 タップロンは国内のさまざまな団体に参戦し、主戦場のシュートボクシング(SB)では鈴木博昭に連勝、2019年には“ブラックパンサー”ベイノア、昨年は大和哲也といった名だたる強豪を破ってきた。昨年9月にはRISEで原口健飛にKO負けを喫したものの、先制のダウンを奪いあわやの場面を作るなど、まだまだ衰え知らず。この強豪相手に鈴木がどんな試合を見せるかにも注目が集まっていた。

今年は二刀流の完成目指す鈴木千裕が反対派に「うるせい!っちゅうねん」【KNOCK OUT】

2022.01.21 Vol.Web Original

強敵タップロン・ハーデスワークアウトと対戦

「KNOCK OUT 2022 vol.1」(1月22日、東京・後楽園ホール)の前日会見が1月21日、都内で開催された。

 メインイベントに出場する鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)は65.2kgで1回で計量をクリアしたものの、対戦するタップロン・ハーデスワークアウト(ハーデスワークアウトジム)は予備計量で500gオーバーだったため、体を動かし本計量に臨んだものの、100gオーバー。2回目の計量で65.4kgでクリアした。

 鈴木は昨年7月に宮越慶二郎を破りKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座を獲得。そしてキックとMMAとの二刀流への挑戦をぶち上げ、9月にはRIZINに参戦。その初戦こそ昇侍にTKOで敗れたものの、2戦目の山本空良戦で判定勝利を収め、今回は凱旋試合となる。

 対するタップロンはタイでムエタイ選手として活躍し、来日後は広島のハーデスワークアウトジムでトレーナーを務めながら日本のさまざまな団体に参戦。主戦場のシュートボクシング(SB)では鈴木博昭に連勝。RISEでは2019年に“ブラックパンサー”ベイノアに1RでKO勝ちしている。昨年は7月には「大和ジム50周年記念大会」で大和哲也にヒジ打ちによるカットでTKO勝ちを収め、9月にはRISEで原口健飛と対戦。2Rに先制のダウンを奪い、あわやの場面を作ったが逆転KO負けを食らっている。

RIZIN復帰のクレベル・コイケが佐々木憂流迦と対戦。「今年はベルトを獲ってGPも優勝する」【RIZIN TRIGGER】

2022.01.21 Vol.Web Original

「RIZIN TRIGGER 2nd」静岡大会の第1弾カード発表

「RIZIN TRIGGER 2nd」(2月23日、静岡・エコパアリーナ)の第1弾カード発表会見が1月21日、リモートで開催され、クレベル・コイケ(ブラジル/ボンサイ柔術)と佐々木憂流迦(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)の一戦が発表された。

 クレベルは昨年6月の東京ドーム大会で朝倉未来に勝利を収めて以来の復帰戦。RIZINは昨秋に当時、王者だった斎藤裕とのタイトルマッチのオファーをしたものの、その時期の開催にクレベル陣営が難色を示したため、そのカードは実現せず。交渉過程でRIZIN側がクレベル陣営に不信感を持ち、一時はクレベルのRIZIN参戦が危ぶまれた時期もあったが、昨年大晦日の大会後の総括時に榊原信行CEOがクレベルを会見場に招き入れ、関係が修復され、2022年にクレベルが再び参戦することが発表されていた。

 対する佐々木は修斗の環太平洋フェザー級王座を獲得後、UFCに参戦。2018年にRIZIN参戦を果たし、マネル・ケイプに勝利を収めるも石渡伸太郎、朝倉海に連敗。朝倉との試合でアゴを骨折し長期欠場となるが2020年の大晦日に1年2カ月ぶりに復帰。瀧澤謙太に勝利を収め再起を果たすが、フェザー級に階級を上げた初戦となった昨年9月の堀江圭功戦では判定負けを喫し、今回はそれ以来の試合となる。佐々木はバックチョークを得意とし、プロ戦績の23勝中一本勝ちは12を数える。

RIZIN榊原CEO「久保優太は苦しんでいる。今はそっとしておいてあげてほしい」

2022.01.11 Vol.Web Original

大晦日の「シバターvs久保優太」戦について騒動発覚後初めてコメント

 RIZINの榊原信行CEOが1月11日、RIZINの公式YouTubeチャンネルで大晦日の「RIZIN.33」で行われた「シバターvs久保優太」の一件について初めて言及した。

 榊原氏は冒頭、問題発覚後、公式見解がここまで出されなかったことについては「両選手や、ユーチューバー、格闘技関係者が動画等を上げるなかで冷静に両選手にヒアリングをした。特に久保選手は大晦日に試合に負けたこと、そのあとに動画等を上げて、事態が自分が思うものと違う方向に進んでいったことも含め、動転しているところもあった。時間をかけて検証し、契約書に基づき弁護士の先生とも話をし、この10日間いろいろなことを精査した」と語った。格闘技関係者はもとよりそれ以外の分野のユーチューバーなどがさまざまな動画やSNSで個人的な意見を発表するなかで、状況を見極めたすえでのこの日の発表になったもよう。

 そしてまずは「2015年にRIZINを立ち上げて6年間の歴史の中で、天地天命に誓って八百長なんて1試合もない。これは人生をかけて、命をかけて約束してもいいい。100%リアルファイト。嫌な思いをさせた選手やファンには申し訳ないと思うが、そんなことはないので安心してほしい」と呼び掛けた。

サトシが矢地祐介から腕ひしぎ三角固めで鮮やか一本勝ち。そしてBellator参戦をアピール【RIZIN】

2022.01.01 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われた「ライト級タイトルマッチ」で王者・ホベルト・サトシ・ソウザ(ボンサイ柔術)が初防衛戦で矢地祐介(フリー)と対戦し、2R3分30秒、腕ひしぎ三角固めで勝利を収めた。

 2人は昨年8月に対戦し、サトシが1Rにグラウンド状態でのパンチでTKO勝ちを収めている。その後、サトシは今年6月にトフィック・ムサエフを破り王座を獲得した。矢地はサトシ戦後に大原樹理に判定負けを喫したものの、当時、修斗世界ライト級王者だった川名TENCHO雄生、DEEPライト級王者の武田光司と2人の王者を破り復活。新型コロナウイルスによる入国規制でジョニー・エースの来日が不可能となったこともあり、今回の王座挑戦が実現した。

朝倉未来が斎藤裕にリベンジ。そしてクレベルへのリベンジと牛久の持つベルトに照準【RIZIN.33】

2022.01.01 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で前フェザー級王者・斎藤裕(パラエストラ小岩)と朝倉未来(トライフォース赤坂)が対戦し、朝倉が3-0の判定で勝利を収めた。

 2人は昨年11月に初代フェザー級王座をかけて対戦し、斎藤が3-0の判定で勝利を収め初代王座を獲得。斎藤は王座戴冠後、今年6月の東京ドーム大会でヴガール・ケラモフと対戦し、ケラモフのダーティーファイトに苦戦しながらも2-1の判定で勝利を収めた。10月にはDEEPフェザー級王者の牛久絢太郎を相手に初防衛戦に臨むも、2Rに牛久の飛びヒザで右まぶたをカットしてしまいドクターストップによるTKO負けで王座陥落。今回は再起戦となる。

 朝倉は斎藤戦後、昨年大晦日の弥益ドミネーター聡志戦で再起を果たすが、6月の東京ドーム大会でクレベル・コイケの前に失神一本負け。10月の「RIZIN LANDMARK vol.1」で萩原京平に判定勝ちを収め復活するも、その後に行われたABEMAの企画の際に左ヒザの半月板を痛め、出場を危ぶむ声もあった。

扇久保博正が朝倉海にリベンジ果たしトーナメントV。そして公開プロポーズも大成功【RIZIN.33】

2022.01.01 Vol.Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で行われた「RIZIN JAPAN GP2021 バンタム級トーナメント」の決勝で扇久保博正(パラエストラ松戸)が判定で朝倉海(トライフォース赤坂)を破り、優勝を果たした。

 トーナメントは2021年6月から開幕し、16人が参加。扇久保は1回戦で春日井“寒天”たけしに判定勝ち、準々決勝では大塚隆史に判定勝ちを収め、この日の決勝ラウンドに進出。

 優勝候補の筆頭に挙げられていた朝倉は準決勝第1試合で瀧澤謙太(フリー)との心理戦の色濃い打撃戦を展開したうえで判定勝ちを収め決勝に進出。扇久保は準決勝第2試合で朝倉と並ぶ優勝候補に上げられていた井上直樹(セラ・ロンゴ・ファイトチーム)と対戦。1Rこそリーチの長い井上の距離での戦いとなりピンチを招いたが、2Rに入ると距離を詰めて組み付きテイクダウンに成功するとグラウンドで井上を圧倒。判定勝ちを収め、決勝に駒を進めた。

武尊「最高の果し合いをしましょう」、天心「僕から始めた物語なので僕がしっかり終わらせたい」【RIZIN.33】

2022.01.01 Vol.Web Original

 2022年6月に対戦することが発表された那須川天心と武尊が「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のリングで改めて顔を合わせ、健闘を誓い合った。

 2人の対戦は2021年12月24日に両者が揃ったうえで会見が行われ、2022年6月にK-1でもRISEでもRIZINでもない中立のリングで行われることが発表された。

 この日、那須川はRIZINファイナルマッチで五味隆典と「RIZINスタンディングバウト特別ルール」で対戦。3分2Rを戦い切った。那須川が会場のファンに挨拶した後に、武尊が登場。

 武尊は「K-1の武尊です。来年の6月に、那須川天心選手と試合ができることになりました。この試合はK-1でもなくRIZINでもなくRISEでもなく、中立な新しいリングを作るという、格闘技界が一つになるきっかけになる試合だと思うので、来年の6月は日本の格闘技界最高の試合にして、必ず勝つので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送った。「そして那須川天心選手、たくさん期待してくれたファンを待たせてしまったと思うので、6月は最高の果し合いをしましょう」と那須川に呼びかけ、2人は拳を合わせた。

 これを受け那須川は「しんみりモードからぐっとモードの切替が大変なんですけど。(ファンの声援に)泣かないよ! そうですね、本当に、みなさんが待った試合、僕もワクワクしています。4月でキックを引退するはずだったんですけど、“これをやらないと終われないよね”と皆さん思いますよね? もともとは階級が一緒で、僕が対戦表明した感じなので、僕から始めた物語なので、僕がしっかり終わらせたいと思います」と宣言した。

那須川天心がRIZINラストマッチで五味隆典と殴り合い。ファンに「信念を持って前に前に進んでいってください」とメッセージ【RIZIN.33】

2022.01.01 Vol.Web Original

 来年6月に行われるK-1スーパー・フェザー級王者・武尊との試合を最後にプロボクシングに転向する那須川天心(TARGET/Cygames)が「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でRIZINラストマッチに臨んだ。

 対戦相手は初代PRIDEライト級王者の五味隆典(イーストリンカンラスカルジム)。ルールはパンチでの攻撃のみが認められる「RIZINスタンディングバウト特別ルール」。3分2Rで行われ、判定決着はないが、KO、TKOでの決着はある。「階級を超えた戦い」(RIZINの榊原信行CEO)ということで契約体重は特に設けず、前日計量で五味は75.3kg、那須川は62.0kgと13.3kg差での対戦となった。

 五味は昨年大晦日の皇治戦以来のRIZIN参戦。昨年も同様のルールで試合を行い、この時は判定決着が認められ、五味が2-0で判定勝ちしている。

 試合は1R開始からともに積極的にパンチを出していく。オーソドックスの五味は前手の左手を伸ばし那須川の飛び込みをけん制。そしてパワフルな右フックを放っていく。軽量の那須川は足を使って回ってはワンツーを放っていく。

 2R、前に出た那須川に五味がアッパー。五味の右ストレートの打ち終わりに距離を詰めパンチを放つ那須川。五味が左フックから右ボディーを当てると那須川の表情が変わる。五味はロープに詰めてパンチを当てるも那須川も左をヒット。その後も五味は右ボディー、右ストレート。那須川は右ジャブから飛び込んでの右アッパー。五味も打ち返すと那須川はスリッピングアウェイ。那須川が前に出てパンチを放つ中、ゴングが鳴った。

浜崎朱加とRENAが揃って敗れる波乱続出。浜崎を破った伊澤星花はタイトル挑戦をアピール【RIZIN.33】

2022.01.01 Vol. Web Original

「RIZIN.33」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で長く女子格闘技界を引っ張ってきた浜崎朱加(AACC)とRENA(SHOOTBOXING/シーザージム)がともに敗れるという大波乱が起こった。

 浜崎は第11試合でDEEPJEWELSストロー級王者の伊澤星花(フリー)と対戦した。1R、序盤、伊澤がパンチから組み付き、スタンドでバックをキープ。浜崎は右腕をキープ。伊澤はリフトしてのテイクダウンを狙うが、浜崎は許さず。引き倒しに行くがここも浜崎はしのぐ。伊澤は足を払ってテイクダウンに成功するとグラウンドでバックをキープ。しかし浜崎は右腕を離さずアームロックを狙う。そして逆に上を取って、ハーフガードの体勢からマウントを狙うが、伊澤は許さずガードに入れる。そして下から浜崎の右腕に腕十字を仕掛けるが浜崎は許さず。浜崎は体を起こしパウンドも、離れて猪木アリ状態から再度グラウンドに戻そうとした浜崎に伊澤は下からの強烈な蹴り上げで形勢逆転。立ち上がった伊澤は組み付くとテイクダウンに成功。フロントチョークを狙うが浜崎は許さず。

 2R開始早々、仕掛けた伊澤が組み付くと押し込んでボディーにヒザ。フロントチョークの形で引き込むと下から浜崎の手首を取って足を使い巧みにコントロール。そして蹴り上げを浜崎の顔面に連発。動きが鈍った浜崎を下から三角絞めにとらえると下からパンチの連打。耐える浜崎だったが、伊澤が裏返し上になって、ヒジ、そしてパウンドを落とし続けると動くことができず、レフェリーが試合を止めた。

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