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PKCZ®が海外フェスで「完全復活」宣言

2017.06.12 Vol.692

 クリエイティブ・ユニット=PKCZR?(DJ MAKIDAI / VERBAL / DJ DARUMA )が現地時間11日、シンガポールで開催されたミュージックフェスティバル「Ultra Singapore 2017」に参加。自身初となる海外フェス出演を果たした。

 Ultra Music Festivalは米・マイアミにて誕生した世界最大級のEDMフェスで、今では本家のアメリカや今回のシンガポールだけでなくスペイン、アルゼンチン、韓国など世界各地で開催され大きな熱狂を呼んでいる。日本でも2014年から開催されている。

 PKCZRはDJ MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAの3人が揃ってステージに上がるのは昨年末以来となり、事故による休養からの完全復活を、初の海外フェスというこれ以上ない舞台で果たした。

 この日3人は、初披露となる黒のハッピを羽織って登場。旬なEDMからコアなヒップホップ楽曲までを自在に行き来するプレイで会場を沸かせた。

 この日のプレイについてDJ DARUMAは「今回はUltra Singaporeということで、3人で何度もスタジオセッションを重ねてああでもないこうでもないとやりとりしました。おいしいところだけを詰め詰めにしてとにかく楽しんでいただこうと、自分達的にも満足度の高いDJセットになりました」と振り返った。

 またDJ MAKIDAIも「まずはここに参加させていただけたことがありがたいです」と感謝の気持ちを伝え「海外フェスでどういう曲にどういう反応が起こるのかを経験できたのも、今後のPKCZRにとってすごくいい機会だったと思います」と手応えを口にした。

 さらにこの日に合わせてPKCZRは、待望のファースト・アルバム『360° ChamberZ』を8月2日(水)にリリースすることを大発表。アルバムには国内外から多数の有名アーティストが参加し、そのなかにはSnoop DoggやMethod Manなどヒップホップ界のレジェンドも含まれることを明かし、会場が熱気に包まれる中、収録される新曲がいち早く披露された。

 アルバムについてVERBALは「2年近くも準備に時間をかけて満を持してリリースされるアルバムです。どんなところに向けてどんな人たちと一緒にやろうかというのを、もう千通りほども話し合った末に、とても良いバランスの作品ができたと思います」今作への想いを語った。

PKCZ®『 PLAY THAT feat. 登坂広臣,Crystal Kay,CRAZYBOY 』を配信

2017.04.28 Vol.689

 DJ MAKIDAI(EXILE)、VERBAL(m-flo/HONEST BOYSR)、DJ DARUMA(ex.Dexpistols)によるクリエイティブユニットPKCZRが28日、満を持して初のオリジナル音源「PLAY THAT feat. 登坂広臣,Crystal Kay,CRAZYBOY」(Produced By AFROJACK)を配信リリースした。

 今作は、2015年に開催された三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2015『BLUE PLANET』で初披露されて以来、様々なイベントやライヴで会場を沸かし続け、先月のリリース情報解禁時にはBUZZを起こすなど、彼らの“絶対的なアンセム”と化したビッグチューン。

 プロデュースには、世界のTOP DJとして活躍し、LDH EUROPEの代表も務めるAFROJACKを迎え、客演には、三代目?J Soul Brothersの登坂広臣&CRAZYBOY、そして紅一点のシンガーCrystal Kayが華を添え、マスタリングには、数々のAFROJACK仕事やNicky Romero,Dimitri Vegas & Like Mike, Bjorkなども手掛けるWIRED UKのCass Irvineが完璧なDANCE MUSIC仕様に仕上げている。

 リリースを迎え、VERBALは「『PLAY THAT』は、PKCZRが始まったばかりのときに、“これからどんなことをやっていきましょうか”と言っていたなかで作った曲なので、そこからのリリースまでの道のりは長かったですが、こうして皆さんにお届けできてとても嬉しいです」と想いを語ると、DJ DARUMAは「楽曲としてきちんとマスタリングされた今回のバージョンは、かなりパワーが増幅されています。家でも外でも車の中でも聴いていただいて、やっぱりこの曲はかっこいいなと感じてもらえる仕上がりになっています」と今作への手応えを口にした。

 続いて、MAKIDAIも「今作は僕らにとっても、ファンの皆さん、新たにPKCZRの楽曲を手に取って聴いてもらう方々にも、“そこから始まるストーリー”ではないですが、本当に新たなスタートになると思っています。まずは楽曲をしっかり皆さんに届け、“次”もどんどん用意しているので、今後の活動にも期待していただけたらと思います」と意気込みを語った。

完全復活“PKCZ®”が遂に配信リリース

2017.03.27 Vol.687

 2015年に開催された三代目 J Soul Brothers LIVE TOUR 2015『BLUE PLANET』にて初披露されて以来、様々なイベントやライヴにて常に会場を沸かし続け「PKCZRの絶対的なアンセム」へと成長した今作『PLAY THAT』がついに解き放たれる。

 プロデュースに、世界のTOP DJとしてLDH EUROPEの代表も務めるAfrojackを迎え客演には、三代目 J Soul Brothersより登坂広臣&CRAZYBOY、そして紅一点のシンガーCrystal Kayが華を添える。

 またマスタリングは、数々のAfrojack仕事やNicky Romero,Dimitri Vegas & Lile Mike, Bjorkなども手掛けるWIRED UKのCass Irvineが完璧なDANCE MUSIC仕様に仕上げている。

 そして、現在発売中の「月刊EXILE」にて事故後初のインタビューが掲載されているのでこちらも併せてチェックしたい。このリリースを機に、今年は精力的に国内/海外にて活動予定のPKCZRの動きから当分目が離ない。

PKCZ®『PKCZ® M.I.X. the WORLD TOUR 2016』台湾でファイナル公演を開催!

2016.11.28 Vol.679

 

 EXILE MAKIDAIらPKCZRが現地時間25日、台湾・台北「OMNI」で「PKCZR M.I.X. the WORLD TOUR 2016」のファイナル公演を行った。

 台湾屈指の最新鋭の設備とラグジュアリーな雰囲気を兼ね備えた会場は、流行に敏感な現地ファン700人で溢れかえり、DJ DARUMA、DJ MAKIDAI、VERBALの3人が繰り広げるナンバーに酔いしれた。

 台湾で初となる公演を終えたMAKIDAIは「本当に温かい感じの雰囲気ですごくやりやすかったですし、引き続き進歩していけるよう、メンバー全員で力を合わせて頑張っていきたいです」と振り返ると、VERBALは「曲や盛り上げ方だったりを、日本でやるときとは少し変えてみたりしたのですが、それがまた盛り上がった感じだったのでよかった」と手応えを口にした。

 

活躍の場は音楽にとどまらない VERBALさん(m-flo)

2016.01.23 Vol.659

 いま活躍の場は音楽にとどまらない。ファッションブランドも。

「ジュエリーを主にやっているんですけど、これもぬるっと始まった感じというか…。ラッパー=ジュエリーというか、子供のころから自分でジャラジャラで、自分の名前の掘ってあるネックレスを作りたいという、あこがれがあったので、音楽活動が始まった時に自分にごほうびでそういうものを作ってみたんですよ。自分のモチーフとかデザインで。そうしたら周りから、“それどこで買ったの?”って聞かれて、“いや自分で作ったんだ”って言ったら、“俺にも作ってよ”みたいなオーダーが来て。それを作っているうちに気づいたらカニエ・ウエストとかみたいな人からオーダーが来た。“僕でいいの?”と思ったんですけど、そこからだんだん “これちゃんとスタッフとか入れてやらないと大変だな”って思って」

 EXILEのHIROさんたちと組んでPKCZを始めた。

「PKCZの始まりは、HIROさんを筆頭にせっかく、DJ MAKIDAIとかDJ DARUMAとかと、“せっかくだからルーツに基づいた変わった活動をしたいね”というところから盛り上がった話なんですが、そこからどんどん、気づいたらパーティーをしていて、パーティーから次はageHaでライブしてみて、その後、去年の年末はハロウィンとかを横浜アリーナでやったりとか、だんだん、HIROさんが次はこれ次はこれってどんどんエスカレートしていってます」

『JAPAN MOVE UP』ポッドキャストも配信中!! 未公開音声もノーカットでお届けします!! 
http://www.jfn.co.jp/moveup/

VERBALのヴィジョン「気になっちゃって、ネットパトロールしてますよ。 誰かなんかしゃべってないかな、とか(笑)」

2011.03.14 Vol.501

m-floやTERIYAKI BOYZィのVERBALが3月16日に初めてのソロアルバム『VISIONAIR(ビジョネア)』をリリースする。アーティスト仲間も待望していたというソロ作品をついに完成させた彼に今の心境を聞いた。

気になっちゃって、ネットパトロールしてますよ。
誰かなんかしゃべってないかな、とか(笑)

 ワクワクとドキドキ、そしてちょっとした怖さ。VERBALは今、それらの感情がミックスした状態にあるという。m-floとしてデビューして10年超、それ以前も含めれば決して短いとはいえないキャリアと輝かしい実績を持つ彼が、今更なぜそんな心境なのかというと、これから“初めて”を経験するからだ。

 16日に、自身初のソロアルバムをリリースする。プロデュースや他アーティストの作品への参加などもともとソロでの動きも多かったが、自分だけの名前で音楽をアルバムという形にするのは初めて。「やっぱり気になっちゃって、ネットパトロールしてますよ。誰かなんかしゃべってないかな、とか(笑)。m-floやTERIYAKIのときはそういうことは全然しないのにね」と、照れくさそうだ。

 ソロ作品に手をつけたのは理由がある。

「薦められたことも何度もありましたけど、(ソロを作ろうなんて)全然思ってなかったですよ。その方向に気持ちが向いてなかったというか。でも、3〜4年前になるかな、来日したファレル・ウィリアムスにも同じことを言われて、とりあえず曲を作ってみるかと思ったんです。そのなかで、自分のクリエイティブな部分が引き出されてきて、(ソロ作品を作る)気分になりましたね」

 タイトルは『VISIONAIR(ビジョネア)』。夢は叶うために見るもの、ヴィジョンを持てば不可能も可能になる。そんなメッセージを込めた造語だ。

「書いたリリックを読み返したとき、僕、怒ってるなって思ったんですよ。自分が抱いているヴィジョン、理想や夢と言い替えてもいいかもしれないけれど、それと今ある現実とのギャップに対して、何でこうじゃないんだっていうフラストレーションがあるなって。同時に、そのヴィジョンを形にしたら、こんなおもしろいことができるんだってことも感じて、ヴィジョンって不可能を可能にするアートだって気付きました」

 ソロ作品になったことで制作スタイルは激変。「ラスト1カ月はもう二度と経験したくない時間(笑)」になったと言う。

「たくさんの人と会話することがない、っていう(笑)。もちろんプロデューサーとのディスカッションはあるんだけど、曲の世界観とかリリックとかは、自分ひとりでやらなければならない。サウンドも、自分が青春時代に聴いていたナインティース(90年代)のゴリゴリのHIPHOPも違うし、ポップに寄ってしまうのも自分じゃないと思ったし。これまでだったら仲間たちがいたけれど、彼らに頼ることはできない。自分で自分を突き詰めていく作業は大変でした」

 これまでの作品に比べて、彼のパーソナルな面が出たのもこの作品の特長だ。

「リリックに関しても、表現する量がこれまでは何分の1だったものが全部自分に降りかかってくるので、自然と自分と向き合って、自分のやりたいこと、伝えたいことを作品に落とし込んでいくことになりました。その時に、それをラップしたり歌うのが、かっこいいのかどうか判断するのも悩みどころでしたね」

 そのせいだろうか、この作品はスッと流れて誰のライフスタイルにもフィットするだとか、ワイワイと時間も忘れて騒ぎ続けられるというタイプの作品とは一線を画する。ダンサブルで気分がアガるチューンも洗練されたトラックももちろんあるが、心地よい不安定さや不器用さ、人間味、今まで感じなかった土臭さみたいなものがある。

「僕は、自分でいうのも何なんですけど、器用貧乏なところがあって、この時間までにって言われれば、ちゃっちゃとラップできちゃうようなところがある。でもこの作品は、そこで終わりにしないで、自分らしさとか自分の思想とかを織り交ぜてうんちくくさくしないようにするっていう、自分のなかではかなりハードルを上げた作品なんです。Swizz Beatzプロデュースの「BALL N BOUNCE」は完成に至るまで7曲分歌詞を書きました。英語で、日本語でって迷走しながらも、最後には自分が夜遊んでいるような雰囲気が出たんじゃないかな」

 アルバムではまた、「歌う」という、VERBALのパブリックイメージとは違う部分も聞ける。「自分の中から奏でたものをそのまま作れたと思うし、恥ずかしい部分をおおっぴらにした部分。でも、それを見せられたというところもこの作品を作って良かったと思えるところです」

 久しぶりの“初めて”は、彼の創作意欲にさらに火をつけたよう。これからの展開も気になるところだが、ソロはやりつつも他のプロジェクトも進めていくと話した。さらには今とは違った形で、海外と日本のアーティストを始め、人やモノをつなげ、紹介するようなこともやっていくそう。

 次は何をやってくれるのか。もう今から期待してしまう。

(本紙・酒井紫野)

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New Release『VISIONAIR』

「BLACK OUT feat. Lil Wayne & Namie Amuro」をはじめ全14曲を収録。マライア・キャリーやジャネット・ジャクソンを手がけたジャーメイン・デュプリ、ビヨンセなどを手がけるスウィズ・ビーツ、大沢伸一らプロデューサー陣も豪華。Rhythm zoneより3月16日(水)発売。3059円。詳細はhttp://m-flo.com/

 

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