4・16RIZIN RENA、カンナ、KINGレイナ、石岡-大和撫子全勝

待望のRIZIN初勝利を挙げた「浅倉(撮影・小黒冴夏)
「RIZIN 2017 in YOKOHAMA-SAKURA-」(4月16日、神奈川・横浜アリーナ)では全11試合中、女子の試合が4試合組まれ、どれも大きなインパクトを残した。

 口火を切ったのは浅倉カンナ。 “女子高生ファイター”として脚光を浴びていた浅倉は昨年末にRIZIN出場を果たしたが、無念の判定負け。敗因は“タックルにこだわり過ぎた”振り返り、年明けから打撃の強化に取り組む。今回戦うアレクサンドラ・トンシェバは寝技が得意とあってグラウンドの攻防が多かったが、パウンドや相手の打撃の対処などに強化の成果をうかがわせた。3Rには肩固め、スリーパーであわやの場面も作ったがトンシェバの粘りの前に一本はならず。しかし判定ながら寝ても立っても相手を圧倒し、待望のRIZIN初勝利をあげた。
美人ママファイターの石岡は鮮やかな一本勝ち(撮影・小黒冴夏)
 JEWELSで活躍する石岡沙織はベスターレ・キシャーに1R2分11秒、チョークスリーパーで一本勝ちを収めた。

 石岡は2007年にデビュー後、国内の各団体で活躍。2012年に結婚・出産を機に引退したが、2014年に復帰。今回のRIZIN参戦にこぎつけた。

 試合後のマイクでは「短く一言だけ。RENA選手とやらせてください」と対戦をアピール。2人は2009年にシュートボクシングのリングで対戦。RENAがTKO勝ちを収めている。
無表情でパウンドを落とし続けるKINGレイナ(撮影・小黒冴夏)
 続いては重量級のKINGレイナがジャジー・ガーベルトを2R4分54秒、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収めた。

 レイナは20キロの体重差をものともせず、1Rゴングとともに激しい打撃戦を展開。組み止めるや首投げでテイクダウンに成功すると、グラウンドでは完全にコントロール。パウンド、鉄つい、顔面へのヒザで削るとガーベルトは防戦一方。2Rには相手のフックを食らいながらもひるむことなくプレッシャーをかけ組みつくや、またも難なくテイクダウンに成功。グラウンドで上四方、横四方、マウントと面白いようにポジションをかえ、最後は腕十字で完璧な一本勝ちを収めた。

 試合後のマイクで高田延彦RIZIN本部長に「髙田本部長、早くしないと次、海外で試合しちゃうんで、今度のRIZIN、早くオファーするならしてもらわないと」と仰天アピール。高田氏は「それはね、我々としたら非常に困ります。ですから今日の試合を終えて、あなたがシャワーを浴びてすっきりしたあと、早急に榊原が次のRIZINの正式オファーをさせていただきます。ダメよ? まだ海外で試合しちゃダメよ?」と応じた。

 試合後の会見でギャビ・ガルシアとの対戦についての質問が飛ぶと「まあやってもいいですけど、まあ誰でもいいです」と答えながらも、より強い相手と闘いたいという気持ちはないか?という質問には「私がどれだけ強いか知りたいので、むしろ私より強い相手じゃないとやりたくない」と答えた。
スタンドで圧倒したRENA(左)(撮影・小黒冴夏)
 女子のトリを飾ったのはいまやRIZINの顔ともなったシュートボクシング(SB)の女王RENA。試合開始早々にドーラ・ペリエシェに引き込まれあわや腕十字で一本負け?のピンチを迎えるが、なんとか脱出すると、スタンドでは打撃で圧倒。左ミドルが左ボディーにクリーンヒットし、ペリエシェが悶絶してしゃがみこむと「終わった」とばかりに手を休めるハプニング。本人曰く「10年間、シュートボクシングをやっていたので、ダウンと判断してしまった」とのこと。

 その後も打撃で圧倒。踏みつけまで見せ、最後は左ボディーでKO勝ちした。

 榊原RIZIN実行委員長は大会後の総括で女子の試合を高く評価。そして「テレビ中継では今日もRENAがメーンになっている。いずれ大会のほうでも」と今後、女子の試合がメーンを取る可能性を示唆した。