復帰戦のMIOが課題の残る判定勝ち【9・15 SB】

MIOの左ミドルがさく裂(撮影・鬼束麻里)
KO勝ち宣言も3-0の判定勝利

「SHOOT BOXING 2018 act.4」(9月15日、東京・後楽園ホール)で復帰戦に臨んだMIOはフルコンタクト空手で多数の入賞経験を持つ女子高生キックボクサーの山口遥花と対戦。3-0の判定で勝利を収めた。

 前日の会見で早い回でのKO勝ちを宣言したMIOだったが、1Rからアグレッシブに攻撃を仕掛ける山口に顔色が変わる。左フックが相打ちになるなど、ともに激しく打ち合う。2Rに入ると体格で勝る山口はプレッシャーをかけて距離を詰めてはフック、ミドルを放つ。しかしMIOはそこで組み付いて前方への投げでシュートポイント1を奪う。
山口の左フックがMIOを襲う(撮影・鬼束麻里)
山口遥花が重いパンチでMIOを追い込む

 その後も山口は前に出続け、重い左フックをMIOに当てていく。MIOもカウンターの左フックを放つが山口のプレッシャーは強い。山口は組み付いてはヒザの連打をボディーに叩き込むなどMIOを追い込む場面も。

 3Rには山口は三日月蹴り、ボディーフック、ヒザでMIOを追い込む。MIOもミドル、ローにパンチで応戦。山口が首相撲からヒザの連打を放つとMIOはその勢いを利してここでも前方への投げをきれいに決めシュートポイント1を獲得。
(撮影・鬼束麻里)
投げによるシュートポイントで勝利

 結局2度の投げによるポイント差がものをいい、ジャッジ3者とも30-28の3-0でMIOが判定勝利を収めた。

 前日の会見では50kgでの戦いについて「フィジカルの面でもパワーの面でもどこまで通用するかというチャレンジ」と話したMIOにとっては大きな課題の残る試合となった。
坂本はフロントチョークで一本勝ち(撮影・鬼束麻里)
坂本優紀が奥田啓介を返り討ち

 元SB日本スーパーウェルター級王者の坂本優紀がレスリング世界学生選手権ベスト8の実績を持つプロレスラー・奥田啓介を迎え撃った一戦は坂本が2R、フロントチョークで勝利を収めた。

 奥田はタックルで組み付き投げを狙うが腰から上へ上がらず、ポイントにはならない。坂本は組み止めボディーへのヒザの連打で反撃するが、プロレスラー特有の打たれ強さを持つ奥田は構わずタックルから投げを狙う戦法を徹底。

 しつこいタックルに手を焼いた坂本だったが、最後はがっちり組み止めフロントチョーク。徐々に奥田の体から力が抜けていくのを確認したレフェリーが試合を止めた。
兄・弘希に続く戴冠を目指す笠原友希(撮影・鬼束麻里)
日本スーパーバンタム級王座決定トーナメント決勝は植山征紀vs笠原友希

 この日は「SB日本スーパーバンタム級(55.0kg)王座決定トーナメント」の準決勝2試合が行われた。準決勝第1試合では笠原友希と川上叶が対戦。笠原が1Rに左ストレート、右フックで2度のダウンを奪って1R3分KO勝ちを収めた。

 第2試合では植山征紀と伏見和之が対戦。1Rから激しく打ち合う2人だったが、植山がやや押し気味。2Rもどちらが倒れてもおかしくないような打ち合いとなったが、植山が左のフックをクリーンヒット。大の字に倒れた伏見だったが、なんとか立ち上がる。しかし足元がふらついたまま。植山が追撃のラッシュをかけたところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

 この結果、11月18日に両国国技館で行われる決勝は植山征紀と笠原友希の対戦となった。
もうひとつの準決勝は植山(右)がKO勝ち(撮影・鬼束麻里)
「SHOOT BOXING 2018 act.4」(9月15日、東京・後楽園ホール)

◆第8試合 65.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分5R無制限延長R ※ヒジ打ちあり
●海人(TEAM F.O.D/SB日本スーパーライト級王者)(6R判定0-2=9-10、10-10、9-10、本戦判定0-1=49-50、50-50、50-50)チャムアトーン・ファイタームエタイ(タイ/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーライト級王者、元ルンピニースタジアム認定スーパーライト級王者、現同スタジアムウェルター級2位)〇

◆第7試合 SB日本ライト級(62.5kg)王座決定戦 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
●村田聖明(シーザージム/前SB日本スーパーフェザー級王者)(7R判定1-2=10-9、9-10、9-10 6R判定1-1=9-10、10-10、10-9 本戦判定0-0=50-50、50-50、50-50)西岡蓮太(龍生塾/同級1位)〇

◆第6試合 SB日本スーパーフェザー級(60.0kg)王座決定戦 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
◯深田一樹(龍生塾ファントム道場/前SB日本フェザー級王者)(判定2-0=50-49、49-49、50-48)上田一哉(シーザージム新小岩/同級3位)●

◆第5試合 SB日本フェザー級(57.5kg)王座決定戦 エキスパートクラスルール 3分5R延長無制限R
◯笠原弘希(シーザージム/同級1位)(判定3-0=50-48、50-47、50-47)元貴(DAB/同級3位)●

◆第4試合 50.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
◯MIO(シーザージム/SB日本女子ミニマム級王者)(判定3-0=30-28、30-28、30-28)山口遥花(仰拳塾)●

◆第3試合 71.0kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
◯坂本優起(シーザージム/前SB日本スーパーウェルター級王者、同級3位)(2R1分39秒、フロントチョーク)奥田啓介(デンジャーゾーン)●

◆第2試合 SB日本スーパーバンタム級(55.0kg)王座決定トーナメント準決勝 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
◯植山征紀(龍生塾ファントム道場/同級1位)(2R2分42秒、TKO)伏見和之(シーザー力道場/同級3位)●

◆第1試合 SB日本スーパーバンタム級(55.0kg)王座決定トーナメント準決勝 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
●川上 叶(龍生塾/同級2位)(1R3分、KO)笠原友希(シーザージム/同級4位)◯

◆オープニングファイト 68.0kg契約 スターティングクラスルール 2分3R延長1R
◯義光(シーザージム/SB日本ウェルター級)(1R1分32秒、TKO=ドクターストップ) SHINGO(LEOジム)●