卜部弘嵩vs芦澤竜誠、ピケオーvs木村ミノル。まさかの好カードが実現【11・3 K-1】

対戦が決まった卜部弘嵩(左)と芦澤
卜部弘嵩がK-1フェザー級に本格参戦

「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~第3代スーパー・ライト級王座決定トーナメント~」(11月3日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナ)の第3弾カードが10月1日発表された。

 フェザー級スーパーファイトで卜部弘嵩と芦澤竜誠が対戦する。

 卜部は今年3月の「第4代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」で敗退後にフェザー級への転向を表明。7月のKrushでは-58.5kgで試合を行い、今回はフェザー級(-57.5kg)での試合となる。

 芦澤は今年6月の「第2代スーパー・フェザー級王座決定トーナメント」に出場し準決勝進出を果たす。そこで遺恨が発生した小澤海斗と9月大会で対戦し勝利を収め、一気にフェザー級戦線の台風の目となった。
フォトセッション後は芦澤から握手を求めた
芦澤は「俺はずっと前から武尊選手と卜部兄弟と山崎選手だけは認めている」

 芦澤は9月大会の一夜明け会見で「この夏は試合が決まって遊び足りなかったから11月大会は出ない」と発言していたのだが、一転出場となった。会見では「本当は遊びたかったけど、遊びたかったのに試合をやる理由は相手が卜部選手だからです」とこれまでの態度とは一変。リスペクトの姿勢を見せる。

 一方の卜部も「フェザー級転向はもちろんタイトルを見据えての挑戦で、この試合は僕にとってもすごく大事な戦いになります。芦澤選手は今一番勢いに乗っている選手」などと芦澤を高く評価した。

 また芦澤は「婚約おめでとうございます」と声をかけ、かねてからKRESTの選手の戦い方を批判し続けていたのだが、「俺はずっと前から武尊選手と卜部兄弟と山崎選手だけは認めている」と語り、フォトセッションでは最後に握手もかわすなど終始紳士的な振る舞いを見せた。

 卜部は「見ているお客さんが想像している以上のものを見せるのがプロ。しっかり勝って次は俺しかいないだろうと周りが思うような試合をしたい」とベルトへの執念を感じさせた。
Krush王者対決となったピケオー(左)と木村
木村が「キックボクシングをやるならちゃんとしたキックボクシングをやる」

 Krushスーパー・ウェルター級王者ジョーダン・ピケオーとKrushウェルター級王者・木村"フィリップ"ミノルによる王者同士の対戦がK-1のリングで実現することとなった。

 これは前日のKrush後楽園大会で和島大海を破り王座防衛を果たしたピケオーがリングサイドで観戦していた木村に対戦をアピールし、急転直下で決定したもの。

 木村は「ピケオーの完璧なタイトルマッチを見て一番心が燃えた。対格差もあって厳しいチャレンジになると思いますけど、その壁をぶっ壊します」と話すとピケオーも「ミノルは自分からガンガン攻めてくる相手で完璧な相手だ。俺とミノルの試合は必ずいい試合になると思う」と応えた。

 また木村は「僕は試合前に舌戦したからどうとかは今はあんまり好きじゃない。僕にとっては今のK-1はあまりいい方向に行っていないので、世界のキックボクシングを体現できる人がいないとスポーツとして良くない。そんななかピケオー選手の試合を見て“これだな”と思った。あれが僕の格闘技なので、それを体現したい。僕の格闘技観を見てほしい。初めて言ったんですが僕の本心です。世界のキックボクサーと戦っていきたい」と意味深な発言。この発言の意図については「せっかく日本でやらせてもらっているし、今、日本の格闘技界にいるならもっと浸透させたい。キックボクシングをやるならちゃんとしたキックボクシングをやる。世界でも通用するキックボクシング。もっと本物にみんなが向けば、めっちゃすごい大会になる。K-1に世界のファンが集まったらやばいじゃないですか。そうすればすごいでかい会場も満杯になる。それをやりましょうという話です」と話した。

 この日は合わせてクルーザー級のスーパーファイト「加藤久輝vsRUI」の一戦が発表された。

 加藤はアメリカの総合格闘技団体「Bellator」を主戦場にする総合格闘家で6月大会でK-1に初参戦し、上原誠に判定勝ちを収めた。

 RUIは9月の「初代クルーザー級王座決定トーナメント」のリザーブファイトで古田太一をKOで破っている。
〈この日発表されたカード〉
[スーパーファイト/K-1フェザー級/3分3R・延長1R]
卜部弘嵩(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)vs芦澤竜誠(日本/K-1ジム総本部チームペガサス)

[スーパーファイト/-68kg契約/3分3R・延長1R]
ジョーダン・ピケオー(オランダ/Mike's Gym)vs木村"フィリップ"ミノル(ブラジル/K-1ジム五反田チームキングス)

[スーパーファイト/K-1クルーザー級/3分3R・延長1R]
加藤久輝(日本/ALIVE)vs RUI(日本/K-1ジム蒲田チームキングス)

[プレリミナリーファイト/K-1スーパー・フェザー級/3分3R]
優谷(日本/WSRフェアテックス西川口)vs横山朋哉(日本/リーブルロア)

[プレリミナリーファイト/K-1スーパー・ライト級/3分3R]
高下由暉(日本/Fighting Kairos)vs迅也(日本/北斗会館浅科道場)