BMXフリースタイル・パーク/高木聖雄【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

撮影/文章:森田直樹 「2024年4月27日・28日 BMX ジャパンカップ 名古屋大会 フリースタイル・パーク」
名古屋のオアシス21 銀河の広場で行われたBMXフリースタイル・パーク ジャパンカップの第1戦。
技が決まるたびに歓声が上がり盛り上がる。
撮影しながら「ヤバイ」と何度も口にした。
その中でも高木聖雄選手のランは本当にすごかった。
エリートクラスのエントリーは、ほぼ10代だが最年長の高木選手は34歳。
年齢を感じさせないライディング、トリックの数々。
特に決勝で見せたダブルバックフリップは会場を大いに盛り上げた。
 
写真は高木選手のトリックを格好良くかつ面白く撮影したいと思って狙った1枚。
一般メディアの撮影ポジションからは会場の盛り上がりと一緒にトリックを写すことが難しかった。
少し視点を変えてバックフリップバースピンを狙う。
シンプルなジャンプ台、オアシス21の特徴である複雑な屋根。その中央でトリックを決める高木選手。
個人的に面白いと思え、納得する1枚を撮影することができた。
 
長年、BMXフリースタイル・パークを引っ張て来ている高木選手。
次回、撮影の機会があれば会場の盛り上がりとともにトリックの数々を写していきたい。
 
 
■森田直樹 プロフィール
1993年、奈良県生まれ。2014年、ビジュアルアーツ専門学校・大阪卒業後アフロに入社。
4年間のスタジオアシスタントを経て2018年よりアフロスポーツ所属。
スポーツ選手の心情を追い、選手たちの努力、成長や挫折、感動を写真で表現することを目指す。
スポーツ撮影を中心にポートレイトなどジャンルを問わず活動中。
アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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