髙田延彦が大晦日のRIZINで「ふんどしもうやらない」宣言

まさかの「ふんどし封印」宣言をした髙田氏

自分の体は自分が一番分かっている
 RIZINの髙田延彦統括本部長が12月17日、大晦日大会の恒例となっていたふんどし姿での和太鼓を昨年で封印し、今年はやらないことを宣言した。

 これは元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏と‪21時から‬生配信したワイドショー番組「髙田横粂の世相談義」(FRESH LIVEで月曜21時~不定期配信中)内で語ったもの。

 髙田氏によると毎回体を作るために4カ月の準備期間が必要で、その間、大好きなお酒の量を控え、食生活、睡眠時間などにも気を配り、日々のトレーニング量も増やすという生活を送ってきたという。しかし年々、体の代謝率が落ちていることで同じ時間をかけても自らが納得するコンディションを整えられなくなっており「周囲は仕上がっている、と言ってくれるが自分の体は自分が一番分かっている。ナルシストの髙田延彦が一番よく分かっている。納得できていなかった」とここ数年の葛藤をうかがわせた。また「PRIDE時代からやっている太鼓をいつまでもやってるような時代じゃないという思いもある。ファイターの入場の空気感と選手の人生をかけたベストファイトで満足してもらおうという気持ちが強くなり、こういう決断をした」とも続けた。

天心vsメイウェザー戦についてもコメント

天心にエール。そしてどうにも矢地の髪の毛が気になる様子で…
 そして「RIZIN.14」で行われる試合についてもコメント。

 フロイド・メイウェザーと対戦する那須川天心については「9分の中で天心がどれだけメイウェザーを本気にさせるかというのが課題。天心はパンチもキックも一発で相手を倒す体の強さと類まれなスピードを持っている。天心が最初の1〜2分でバンバン行けば、メイウェザーをマットに沈める可能性は十分にあると思っている」とエールを送った。

 堀口恭司とダリオン・コールドウェルのバンタム級王座戦については「世界の格闘技界が注目する最高峰のカード。滅多に見られない。恐らく堀口にとって過去最強の挑戦者になる」と解説。来年以降、その堀口との対戦が期待される佐々木憂流迦を「大注目の選手」とした。

 先日のカード発表会見で断髪を勧めた矢地祐介については「果たして長すぎる髪を切ってくるのか。パンチを打っちゃ髪をかけあげる。これだけの逸材、実力があるのに髪の毛でリズムを崩すってもったいない。ドレッドにするかもしれないって言ってたけど」とどうにも矢地の髪の毛が気になってしようがない様子だった。

来年の大谷の成績を予想する2人

大谷翔平の2019年を大予想
 この日は年内最後の放送ということで、2018年のニュースを振り返ったのだが、髙田氏はモリカケ問題について「結局何も解明されていない。これで終わらせたらダメ。なんとかこの問題にもう一回スポットを当てて原因究明をして、しっかり国民の皆さんに伝えてもらいたい」と社会派の一面を見せた。

 これについては横粂氏は元衆議院議員で弁護士という立場から「国会が真実解明に何も寄与しなかった。真の事実確認ができなかった。裁判とは違うので、それは裁判でやれという人もいるが、裁判と政治責任は別。官僚が誰に忖度してどう動いたかは何かの罪にあたるわけではない。裁判所が認定するわけでもないなら、国会が真実解明の場にならないといけない」などと解説した。

 また髙田氏はこの問題に伴い国会の証人喚問に呼ばれた佐川宣寿前国税庁長官を「適材適所」と評した麻生財務相についても「言いたいこと言う割には筋道が通ってない」とバッサリ切って捨てた。

 スポーツでは4月から番組でその動向をウオッチしてきたメジャーリーグの大谷翔平について、髙田氏は「打者に専念できる来年は打者大谷にとってはとてつもないレベルアップができる年になる」としたうえで、2人で来季の大谷の成績を予想。

 横粂氏は「ホームラン60本、打率.333、打点180」、髙田氏は「ホームラン56本、打率.348、打点161でア・リーグのMVP」と予想した。今年、サッカーW杯の日本vsベルギー戦を得点から試合経過までずばり予想を的中させた髙田氏の予想は当たるのか。来秋に注目が集まる。

 同番組は次回は来年1月7日に配信の予定となっている。