サッカー・五輪アジア最終予選で日本は白星発進

 サッカー男子のロンドン五輪アジア最終予選のC組のU−22日本代表vs U−22マレーシア戦が21日、佐賀県鳥栖市・ベストアメニティスタジアムで行われ、日本が2−0で白星発進した。

 日本は前半10分にフル代表でも活躍する清武のパスから東が決めて先制。後半31分には途中出場の山崎が加点した。

 日本は何度も決定機を作ったものの、決め切れずに2得点にとどまった。前半10分の先制後も好機を作りながらゴールを割れず、関塚監督はハーフタイムに選手たちに活を入れたほど。

 試合後の選手のコメントも冴えない。大迫は「相手が結構、引いて守ってきて難しかった」と打ち明け、「ゴール前にもっと入っていければよかった」と悔やんだ。アジアでトップレベルにある日本に対し、真っ向勝負を挑んでくるチームはなかなかない。スペースがないところでいかにしてゴールをこじ開けるかがポイントだが、その課題を解消したとは言い難い。

 主将の山村は「勝てたのはよかったが、内容はどうでしょう。あれだけシュートまでいけていたのだから、もっと点が取れてもよかった」と表情は硬いままだった。

 勝ち点3を獲得し、最低限の結果は残したが、得点機を確実にものにしないと、マレーシアより経験も実力もあるバーレーンやシリアにはつけ込まれかねない。

 日本は11月22日の第2戦でバーレーンと敵地で対戦する。