DREAM.17 青木は完勝 桜庭4連敗

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(撮影・蔦野裕)

 総合格闘技「DREAM.17」が9月24日、さいたまスーパーアリーナで開催され、メーンでは青木真也がロブ・マックローを1R4分57秒、チョークスリーパーで破った。あまりの強さに、今後誰と対戦するのか…という問題が残ったのも事実。果たして青木は今後どんなファイティングロードを歩んでいくのか…。

 1回戦が行われたバンタム級世界トーナメントは日本トーナメント準Vの今成正和が終始得意のグラウンドに引き込み、エイブル・カラムから3R腕十字固めで一本勝ち。一方日本王者の所英男は米WECで活躍したアントニオ・バヌエロスと対戦。打撃中心の展開のなか一歩踏み込めず、2−1の判定で敗れた。準決勝・決勝は今成、バヌエロス、ビビアーノ・フェルナンデス、ホドルフォ・マルケス・ディニスの4人で大晦日に行われる。

 またこの日は、日本の格闘技界を引っ張ってきたベテランにとって、厳しい結果を突きつけられた一日となった。昨年大晦日以来の復帰戦となった桜庭和志(写真奥)はデビュー以来負けなしのブラジル人ファイター、ヤン・カブラルの前にいいところなく1R肩固めで敗れ、これで4連敗。試合後は現役続行を宣言したものの、さすがに進退を問われる状況となってきた。フェザー級ワンマッチで行われた宇野薫vsリオン武戦では「佐藤ルミナvs宇野薫戦を見て修斗をやろうと思った」というリオンが1R、右ハイキック一発で壮絶KO勝ちを収めた。

 なおこの日、今年も大晦日に大会を開催することが発表された。昨年までの「Dynamite!!」の名称で開催されるかは未定という。