巨人・阿部と日本ハム・吉川がMVP獲得

 プロ野球コンベンションが21日、東京都内のホテルで開かれ、今季最も活躍した最優秀選手(MVP)を、セ・リーグは阿部慎之助捕手(33)=巨人、パ・リーグは吉川光夫投手(24)=日本ハム=がともに初受賞した。
 阿部は今季、打率.340、104打点で首位打者と打点王のタイトルを獲得するなど、チームの3年ぶりの日本一に貢献した。阿部は入団12年目での初受賞。セ・リーグで捕手がMVPに選出されるのは古田敦也(ヤクルト)以来となった。
 吉川は今季先発として25試合に登板。14勝5敗、防御率1.71で最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、リーグ制覇に貢献した。日本ハムからのMVP選出はダルビッシュ有(現レンジャーズ)以来3年ぶり。前年未勝利の投手の受賞は両リーグを通じて初。
 20日には最優秀新人(新人王)が発表され、セ・リーグは野村祐輔(広島)、パ・リーグは益田直也(ロッテ)のともに1年目の投手が選出された。平成生まれの選手ではともに初受賞となった。