役所広司が無償参加! 映画『ガレキとラジオ』試写会に登壇


20130402b.jpg ドキュメンタリー映画『ガレキとラジオ』の特別試写会が1日、都内にて行われ、俳優の俳優の役所広司、梅村太郎監督、塚原一成監督、出演者の工藤浩典さんが登壇した。


 同作は、東日本大震災から2カ月後に宮城県南三陸町に期間限定で開局した災害ラジオ局「FMみなさん」のスタッフたちの姿を追ったドキュメンタリー。ラジオ放送の経験がまったくない素人9人の奮闘と、彼らのラジオを通してつながる町の人々を描く。


 ナレーションを務めた役所は「FMみなさんのスタッフは、自分たちも被災者で、いろいろなことを抱えているのに、笑顔で仕事をしている。その姿に勇気をもらえる作品になっています」とあいさつ。さらに「この作品がどれだけ広がっていくか、支援が被災地に届くか、これから勝負ですね」と意気込んだ。そんな役所に、梅村監督は「実は役所さんは、この企画がまだ固まっていないうちから出演を快諾していただいたうえに、無償で引き受けてくださったんです。足を向けて寝られません」と明かした。FMみなさんの元リーダー・工藤さんも「復興はまだまだこれからです。この映画を見て、被災地のことを思ってくれるだけでも勇気づけられます」と語り、会場も大きな拍手を送っていた。


『ガレキとラジオ』は4月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷他にて全国順次公開。