ウエイトの三宅選手ら五輪開催都市決定100日前イベント

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  9月7日に2020年のオリンピック・パラリンピックの開催都市が決定する。そのちょうど100日前にあたる30日、都内で、「2020年オリンピック・パラリンピック開催都市決定100日前イベント」が開催された。ロンドン五輪で銀メダルを獲得したウエイトリフティングの三宅宏美選手、パラリンピアンの佐藤真海選手、東京オリンピックで日本人初の金メダリストの三宅義信さん、スポーツライター・作家の乙武洋匡が出席し、東京でのオリンピック・パラリンピックの開催を熱望した。

  義信さんは「オリンピック一色だった」と東京五輪を振り返るとともに、「政治、経済、文化、スポーツなどを(東京五輪は)置いていってくれた。2020年にもすばらしい日本の文化を贈ってあげたい」と、コメント。宏美選手も「記憶に残るオリンピックを見てみたい。選手の表情や独特の緊張感を生でみてほしい」と、東京での開催を願った。佐藤選手は五輪は「スポーツだけでなく、街、国、全体で作っていくもの」とし、決定した際には「日本全体で盛り上げていけたら」と話した。

 イベントには、中央区立常盤小学校の児童もかけつけた。教師の経験もある乙武は、児童に対し、「運動会のときとか万国旗を下げたりするとワクワクするよね。オリンピックでは町中がそうなる。みんなにもそれを味わってほしい」と語りかけた。また、乙武がパラリンピックについて説明するシーンでは、佐藤選手も立ち上がって足を大きく上げる動作をして見せたり、佐藤選手が走り幅跳びで5メートル超を飛ぶことと6年生の自己記録を聞き出して比較してみせると、子供たちは熱心に聞き入っていた。


東京からロンドンまで 日本選手団の姿をとらえた写真展

丸の内の行幸地下ギャラリーでは、「オリンピック・パラリンピック報道写真展 Discover Tomorrow ~世代を超えて、世紀を超えて~」を開催中。1964年の東京オリンピックから、昨夏行われたロンドンオリンピック・パラリンピックまでの日本選手団の報道写真を展示するもの。9月8日まで開催。入場料無料。