藤井惠が10月5日『VTJ 3rd』での引退を発表

 日本の女子の総合格闘技の第一人者で“秒殺女王”の異名を持つ藤井惠が22日、水道橋のTDCホールで開催された『VTJ 2nd』で10月5日に大田区総合体育館で開催される『VTJ 3rd』への出場と、その一戦をもち現役を引退することを発表した。
「格闘技が大好きで、いつまでも戦っていきたいという思いはあるんですが、そろそろ次の人生も歩まないといけないなと考えた時に、このあたりでけじめをつけて最後にしようと決めました。しっかり戦ってみなさんに感謝の気持ちを伝えたいと思っていますので、最後の試合を見届けてください」と挨拶した。
 かねてから過去に敗れた選手との戦いを熱望している藤井。果たしてそのラストマッチの相手は誰になるのか。

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 またこの日は藤井が指導する澤田龍人がオープニングファイトに出場。藤井はセコンドを務めた。

 澤田は弱冠17歳ながら、レスリング歴12年、柔術歴7年というキャリアを誇る、藤井譲りの一本を取れる選手。格闘技を始めたきっかけが「4歳の時にPRIDE GPで桜庭和志vsホイス・グレイシー戦を見て」という、まさに次代の日本の格闘技界を背負っていく存在だ。

 試合では初めてのケージ、初めての大舞台にも臆することなく14歳年上の宍野ジョーを圧倒し、3R2分36秒、腕ひしぎ十字固め勝利を収めた。