鈴木亮平、目指したのは「Tバックの似合う体」

 映画『TOKYO TRIBE』の完成披露試写会が16日、都内にて行われ、俳優の鈴木亮平、YOUNG DAIS、清野菜名、園子温監督が登壇した。
 『地獄でなぜ悪い』など海外からも高い評価を得ている園監督が、井上三太氏の大ヒット漫画を実写化した話題作。近未来の東京を舞台に、さまざまなトライブ(族)が繰り広げるし烈な縄張り争いを描く。

 本作はセリフをラップで表現するという斬新なミュージカル映画となっており「世界でもかつてない、セリフはラップ、アクションも満載という“バトル・ラップ・ミュージカル”です」と園監督。「今はやっている、もう1つのミュージカル映画よりこちらが本命。字幕も出るので劇場で一緒に歌ってください」と胸を張った。
 『HK/変態仮面』『花子とアン』などで注目を集め、本作で“最狂の男”メラを演じる鈴木は「台本に、Tバック一丁でラップをすると書いてあったので、Tバックで強そうに見えるようプロレスラーのような体格を目指し、10キロほど増やしました。その甲斐あって、街で“プロレスラーの方ですよね”と声を掛けられました(笑)」と、本作でも肉体美を披露していることを明かした。
 もうひとりの主人公・海を演じるのは、一般オーディションから選ばれたラッパーのYOUNG DAIS。原作の主人公そっくりとの評価に「役が決まったらどんどん似てきて、銚子に乗って髪型も似せたらそっくりになった(笑)」と俳優初主演に手ごたえを見せた。

 また、この日は極悪非道の男・ブッバを演じる竹内力もサプライズで登場。「自分に、こんな極悪非道な役ができるか不安だった」と語り会場の笑いをさそった竹内に、鈴木は「園作品ということで自分も振り切った演技をしたつもりだったけど、竹内さんと比べたらメラが普通の人に見えた」と苦笑していた。
『TOKYO TRIBE』は8月30日より新宿バルト9他にて全国公開。