たばこと塩の博物館が墨田区にリニューアルオープン

 35年に渡り、渋谷の公園通りで開館していた「たばこと塩の博物館」が移転・リニューアルのため休館したのが2013年9月2日。約1年半を経て、4月25日に墨田区横川についにリニューアルオープンすることとなった。

 新たな「たばこと塩の博物館」は渋谷の時と比べスペースが約2倍となり、常設展示室、特別展示室も拡大。開館以来蓄積してきた研究成果に基づいた「たばこ」と「塩」の幅広い情報を内容・展示資料点数もよりパワーアップした形で紹介している。

 リニューアルにあたり、「たばこ」の常設展示室には、現存するたばこにまつわる最古の資料「たばこを吸う神」のレリーフがある、メキシコ・パレンケ遺跡「十字の神殿」の一部を再現。「塩」の常設展示室では世界遺産であるポーランド・ヴィエリチカ岩塩坑で坑夫たちに信仰されている「聖キンガ像」を特別許可を得て現地の岩塩を使用し、現地の職人が再現制作した岩塩彫刻を展示。リニューアルの目玉となっている。

 その他にもワークショップルーム、図書閲覧室、多目的スペースなど新たな施設も拡充し、今後は講演会、講座、映画上映会など多彩なイベントも多く開催していく予定という。

「たばこと塩の博物館」【住所】東京都墨田区横川1-16-3【開館時間】午前10〜午後6時(入館は午後5時30分まで)【休館日】月曜日(祝日にあたる場合は開館。直後の平日を休館)【電話】03-3622-8801【入館料】大人・大学生100円、小・中・高校生50円