『ふたつの名前を持つ少年』試写会に10組20名 

【日時】7月29日(水) 18時30分〜【会場】ニッショーホール(虎ノ門)

 アウシュビッツ収容所解放70周年のこの夏、壮絶な運命をたった一人で生き抜いた少年の実話を描く感動作が日本で公開。

 原作は、8歳のユダヤ人少年がナチス・ドイツの手を逃れ、たった一人で終戦までの3年間を生き抜いたという実話を、今も存命の本人に取材して書き上げた『走れ、走って逃げろ。』。監督はドイツのアカデミー賞受賞監督、ペペ・ダンカート。一人の少年の純粋な心と、自らの運命を切り開く強さに、誰もが心打たれる傑作。主人公の少年・スリリックをオーディションで選ばれた双子のトカチ兄弟がWキャストで好演している。

 ポーランドのユダヤ人強制居住区から脱走した8歳の少年・スルリックは、行き倒れたところをヤンチック夫人に助けられる。夫人はスルリックにポーランド孤児“ユレク”として、架空の身の上話を教え込み追っ手から逃がす。逃亡を続けなければならないユレク。旅の終わりはいつくるのか…。8月15日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて公開。