一木美里のおいしくたべようの会 vol.18『あなたに贈るヴィーガンスコーン』#グルテンフリー #ヴィーガンスイーツ #わたしのレシピ

多岐にわたって活動している一木美里が、独自の視点で“食”をテーマに語る連載コラム。毎週火曜日更新。

一木美里です。
12月もいよいよ中盤、年の瀬が近づいて、
年末だからこそ会える人たちもたくさんいて嬉しい毎日です。
今日は最近自炊で心がけているグルテンフリーのスイーツレシピを紹介します。

海外に行くと必ず行くのはホールフーズマーケット。
今、わたしが日本上陸を何より心待ちにしている場所。

ハワイのホールフーズマーケットでたくさん買って帰ってきたのは、
ココナッツフラワー。
グルテンフリーのお菓子作り、米粉スイーツが続いて飽きていた頃に出逢った、
大好きなココナッツの粉。
ココナッツミルクを絞ったあとに残った白い果肉を乾燥させ、粉にしたもの。
どこかにほんのりココナッツの香りが残っている。
しっかりめの質感の粉に、ベーキングパウダーを混ぜてから、
?になぞったのは、そこにかけたい小さい願いがあるから。

さつまいもを切ってからレンチンして、
半分をつぶし、
半分を細かく切る。

つぶしたさつまいもと粉を一緒にして、
たくさんのココナッツオイルと牛乳を、
粉がしっとりするまで入れた。
水分をたくさん吸うココナッツフラワーは、
おいしい香りなのはもちろん、食物繊維もタンパク質も豊富、
中鎖脂肪酸だから脂肪としても蓄積されない。

小さくダイス状に切った残りのさつまいもを加えて、
サランラップを巻いた手でつぶしてく。
ぎゅっ、っとした感触。
ぱらぱらしていた材料たちが、
しっとりと一つにまとまる。
手の上に乗せて、人差し指と中指、それから親指でつくったOKマークで
丸く小分けに。

200度のオーブンでしっかりと20分焼いた。
あつあつのスコーンから香るココナッツとさつまいもの蒸気。
その香りを吸い込むと幸せの余韻に浸るように、
あの人たちと過ごした、幸せな時間を思い出すの。

「どうしてかな?」
理由がわからない、自分以外の誰かの言動っていつだってある。
その理由はいつの日かわかるものなのか、
いつもでもわからないものなのか、
それは自分次第なことも多いのかもしれない。

昔から変わらず側にいて支えてくれる人、
知り合って間もないのに心惹かれて、そっと助けてくれる人、
大事な人には、大事と伝えなくちゃ、
12月だから伝えられる想いがあるかも。
身体にやさしい、グルテンフリーでヴィーガンスイーツのおやつ。
気持ちを込めて、贈ります。

『わたしのヴィーガンスコーン』
材料:ココナッツフラワー、ベーキングパウダー、牛乳、ココナッツオイル、さつまいも

一木美里 Misato Ichiki
歌手、DJ、SamanthaThavasaグループブランドレップ。
1989年12月6日生まれAB型。学生時代より読者モデル、リポーター、バックダンサーなど多岐に渡って活動。
SNSや雑誌を通してファッション、ライフスタイルを発信中。
【公式instagram】?? https://instagram.com/misato_ichiki/