3・24修斗 石橋がドロー防衛 田丸vs覇彌斗も激闘の末ドロー

佐藤(右)の強烈な打撃に石橋の顔がゆがむ(撮影・蔦野裕)

 2Rは佐藤がパンチで主導権を握る。テイクダウンにも成功しパウンドを落とすが石橋は下から腕十字の体勢に。嫌った佐藤はスタンドに戻すと石橋をケージに押し込み右ヒジを連打。この攻撃で石橋は右まぶたをカット。石橋は飛びつき腕十字を狙うも滑って失敗。またもパウンドを許すが、脱出すると逆にマウントを奪いパウンドの連打。ケージにもたれかかった佐藤にパンチの連打で反撃するが、両者が離れたところで、石橋の出血が激しいことからドクターチェックが入る。ややスタミナが切れ気味だった佐藤はここで体力を回復。再開後は距離を取って、2Rをしのぐ。

 ここまでジャッジが難しいラウンドが続き、勝負の3R。石橋はパンチから片足タックルで佐藤をケージに押し込むが膠着。しかしブレイク後にはパンチの連打からのタックルで今度はきっちりテイクダウンに成功。石橋はパウンドと鉄槌を落とすが、佐藤の下からのヒジで再び出血。膠着しては試合を止められ、ドクターストップの可能性のある石橋は動きを止めずにゴングまでパウンドと鉄槌を放ち続けた。

 防衛を果たした石橋は「佐藤選手は強かった。一本取って『RIZINに出たい』と言いたかったんですけど、もしRIZINに出たらもっと頑張るんで。大切な人を心配させてばかりで、綺麗に勝ちたかったんですけど、できなくて。佐藤選手強かったです」とRIZIN参戦をアピールした。