インタビューシリーズ【LDH バトン ~夢~】 Vol.6 町田啓太(劇団EXILE)

「漠然と教員になりたいと思っていた」

ーー子供のころの夢を教えてください。
小学生くらいの時は親の影響もあって漠然と教員になりたいと思っていたような気がします。中学生のときはスポーツに集中していたので、夢は特になくて、今楽しいことやりたいことを一生懸命やろうって思っていました。中学3年生になってさすがに進路を決めないとっというタイミングで、当時とても興味があるなと思っていたパイロットの勉強ができる高校に進学しました。

ーー町田さんはどんな子供でしたか?
けっこうわがままだったと思います。幼稚園や小学生の小さい頃はやりたいことや言いたいことは全部言っていた気がしますし、思い通りにならないと騒いでいたと思うので、両親には大分迷惑をかけた気がします。ただ、祖父がかなり厳しい人だったんです。帰ったらまず遊びに行かないで勉強するということと、ひたすらお箸の持ち方を叩き込まれました。そのお陰で今は普通にお箸を持てているので感謝しています。

ーーエンターテインメントの世界に挑戦してみたいと思ったきっかけは?
高校時代に担任でダンスも教えてくださった先生に「東京に行けばいろんなチャンスが転がってるから、とにかく行ったほうがいいよ」と言われて、東京の体育大学に進学しました。大学時代はダンスをやっていてチームを組んでショーとかに出てたんですけど、その時にたまたま知り合ったプロのダンサーの方のつながりで、expgに通わせていただいたんです。そのときにたまたま劇団EXILEのオーディションがあって挑戦したのが役者になるきっかけです。元をたどると高校時代の恩師の言葉がすべての始まりだったんだなって思います。

ーー夢を実現するために何をしてきましたか?
はじめはダンサーになるのが夢だったんですけど、ドラマとか映画も好きだったので、役者として活躍できる機会があるんだったら挑戦してみようって。安易かもしれないですけど、どこにチャンスが転がってるか分からないという恩師の言葉もあったので、とにかく四の五の言わずになんでも挑戦してみようと思ってやってきました。それで実際にお芝居をやってみたらすごく難しいし全然できなくて。でも難しいけどすごく勉強になるというか、資料を見たり調べたりして探求する感じがすごく好きだなと思って、だんだんこっちにシフトしたのかな。

「ーー役者になる」という夢を持って、今「夢は叶った」と考えていますか?
役者って、舞台に立とうと思った瞬間からというか、僕は今日から役者ですって言えば、役者だとみんな言えると思うんです。それで言うと僕はまだ足を踏み込んだくらいです。

「主演ができたら、GENERATIONSのみなさんに主題歌を歌ってもらいたい」

ーーいまの夢はなんですか?
 僕がいつか映画でもドラマでも主演をさせてもらえるようになったら、GENERATIONSのみなさんに主題歌を歌ってもらうこと。近々、絶対に叶えたい夢です。僕がグループ抜けてすぐの頃からずっと思っていることです。すごい迷惑をかけたんですけどみんな送り出してくれたので、そのぶん僕もやらなきゃいけないなって。今すごくみんな活躍されているので何かできたらいいなって思います。

ーー夢を実現するために何をしていますか
役者のゴール地点っていうのがどこなのかはわからないんですけど、年齢でいうとむちゃくちゃヒヨッコ。これから先、もっとこの仕事を何年も続けられるようにしていけたら、いつかは何歩か進めていくのかなって思います。

.ーー夢を叶えたいと頑張っている人たちにメッセージをお願いします。
まずは夢を漠然とさせないで自分の夢をいつでも言えるようにしたほうがいいなって。僕もちゃんと言えてなかった部分もあるので、それは言えたほうがいいなって思います。あと本当にチャンスがどこに転がってるかわからないので、そういう巡り合わせ1つひとつを大事にして一生懸命やっていれば夢に近づけるんじゃないかなって今だからこそ思います。
【プロフィール】町田啓太(まちだ・けいた)…1990年7月4日生まれ。群馬県出身。劇団EXILEのメンバー。2010年の第3回劇団EXILEオーディションで合格、同年12月に舞台『ろくでなしBLUES』で俳優としての活動をスタートする。2011年にGENERATIONSの候補メンバーに選ばれ、劇団EXILEを脱退するが、怪我のために俳優業に専念、出演作にNHK連続テレビ小説『花子とアン』(2014年)、『美女と男子』(2015)、『スミカスミレ 45歳若返った女』(2016)、『HiGH&LOW』シリーズなど。2018年1月5日からスタートするドラマ10『女子的生活』(総合、毎週金曜22時~)にも出演する。 2018年には映画『OVER DRIVE』も公開予定。

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