東京03が舞台で“格好いい”追及 「東京03はお笑いパシュート」共演者が絶賛



 お笑いコンビの東京03のスペシャル公演「東京03 FROLIC A HOLIC『何が格好いいのか、まだ分からない。』」(22~25日)の公開稽古が22日、日本青年館ホールで行われた。東京03と作家のオークラがタッグを組む“悪ふざけ”が過ぎる人気の公演で、前作からは3年ぶり。
 
 公開稽古終了後、東京03、おぎやはぎ、浜野謙太と、初日にゲストで出演した川栄李奈と塚地武雅(ドランクドラゴン)らが取材に対応。

 仕上がりのほどを聞かれると、客席を何度となくザワザワさせたおぎやはぎの矢作兼の「俺は完璧だった」とコメントには東京03の飯塚悟志が間髪入れずに「嘘つけっ!」。矢作は「全部ギリギリ。言えたやつもギリギリだった。本番始まったときにはバッチリやれるように今から猛勉強します」と、苦笑いだった。

 公演のタイトルにちなみ「格好いい人は誰だったか」と聞かれると、矢作は「東京03。久々に一緒の舞台に立っと、いつもライブをやっているからか、セリフを覚えるのがすごい早い。格好いいなと思いました」。塚地も「お笑いパシュートみたい!」と絶賛すると、飯塚は「全然ピンとこない。人数だけ!」と吐き捨てながらも、まんざらでもなさそうだった。


 本公演は、芸人や役者、ミュージシャン、アイドルなどさまざまな分野で活躍するメンバーが集まり、地元で生きるさまざまな人たちが、時空を飛び越えつつ、さまざまな「格好いい」を見せてくれる公演。長いお芝居であり、コントであり、ビッグバンドのコンサートでもあってと、いろいろな要素が全開の内容だ。
 
 毎公演、異なるゲストが出演するのも見どころ。23日にはバナナマンと玉井詩織(ももいろクローバZ)、24日にはバカリズムと千葉雄大、最終日には山崎弘也(アンタッチャブル)と飯豊まりえが出演する。

 初日のゲストだった川栄は「緊張しました。でも楽しかったです」。堂々の演技だったが、リハーサルに参加したのは1日だけで2時間もいなかったと共演者に暴露されてタジタジ。ただ、東京03の角田晃広は「最初から台本を最初から見ずにやってた。プロだ」と絶賛だった。
 
 同じく初日のゲストの塚地は、公開稽古では、面白さを温存したことを改めて吐露。舞台上でもそれを説明していたが、「新鮮に感じてほしいから……ジレンマです」と力説した。

 公演は25日まで、日本青年館ホールで行われる。ただ、単独公演はチケットは常に完売という東京03を筆頭に、人気者が集まるだけに、チケットはすでにソールドアウト。25日には全国各地の映画館でライブビューイングが行われる。