現役ホストプロレスラーと元博報堂プロレスラーによる「歌舞伎町プロレス」第3回大会決定

12月7日に行われた発表会見の模様。手には札束と“らしい”会見となった

2年4カ月の沈黙を破り来年3月13日、新宿FACEで開催
 現役ホストプロレスラー・美月凛音が代表を務める「歌舞伎町プロレス」の3度目の大会となる新宿FACE大会が2019年3月13日(水)に開催することが12月7日、発表された。

 歌舞伎町プロレスは2015年にプロレスラーで、元ナンバー1ホストの肩書を持つ美月が旗揚げ。第1回から超満員札止めの観客を集め、翌年の1周年記念大会は「地域活性化」「歌舞伎町を世界に誇れる街に」「地域密着型エンターテインメント」といったスローガンを掲げ、全試合に企業スポンサードがつくという盛況ぶりだった。

 そして2年4カ月の充電期間を経て、今回が3回目の大会となる。

 大会は場所柄、そして「華やかな演出」、「イケメンレスラー」、「ラグジュアリーな空間作り」を意識した作りもあり客席の8割は女性が占める。

 また現役のホストが実際に接客をしてくれるという「ホストシート」なるものが用意され、ここではホストに接客をされながらプロレスを観戦するという異次元の体験ができるらしい。

 また今大会では現役のダンサーがドリンクの売り子を務めるなど、2割くらいしかいないと思われる男性客にも心配りのされた興行になる見込み。

歌舞伎町活性化「1000万円プロジェクト」なる企画も開催
 大会の総合演出とプロデューサーを務める三富政行はWRESTLE-1を主戦場に全日本プロレスやメジャー団体のリングにも上がるプロレスラー。

 三富は慶応大学卒業後、大手広告代理店・博報堂に入社しながらもプロレスラーになる夢を捨てきれず1年で退社し、プロレスラーになったという異色の経歴を持つ。

 元博報堂だけあって、団体運営に関するマーケティングや興行のプロデュースといった面でも能力を発揮。歌舞伎町プロレスの躍進に一役買っている。

 今大会では代表の美月が自ら1000万円を出資し、歌舞伎町活性化「1000万円プロジェクト」なる企画を立ち上げる。

 これは「歌舞伎町活性化」「歌舞伎町のクリーンなイメージの向上」「インバウンド事業展開」「歌舞伎町プロレスの認知度向上」といったことを目的に今後、歌舞伎町プロレスができうる施策を一般公募するというもの。企業などでの歌舞伎町プロレス出張興行などをはじめ、地域に貢献し地域にエンターテインメントを密着させるための、1000万円の有効的な使い方を広く募集するという。

 その「1000万円プロジェクト」の一環として、今大会では歌舞伎町で働くヤンキーロリータ「るるん。お嬢★」のプロレスデビューも予定されている。こちらは歌舞伎町の街から世界に羽ばたくスターを育てるべく、練習環境の提供からプロレス技術の指導まで、歌舞伎町プロレスが全面的にバックアップしての企画となる。

 今回も歌舞伎町、そしてプロレスをこよなく愛する者たちの異色の大会となりそうだ。

 大会の詳細は歌舞伎町プロレス オフィシャルサイト(https://kabukicho-pro.amebaownd.com)から。