金子、篠原がベルト返上で、1.26「Krush.97」で3大タイトルマッチが開催

萩原秀斗、中村プロデューサー、晃貴(左から)

 2019年1月26日(土)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.97」の追加カード発表が18日、都内の会場で行われた。

「Krush.97」では「Krushフェザー級タイトルマッチ」として、西京春馬と江川優生の対戦がすでに発表されているが、この日、新たに「第4代Krushバンタム級王座決定戦」と「第7代Krushスーパー・ライト級王座決定戦」の2つのタイトルマッチが行われる事が発表された。
 これはKrushバンタム級王者・金子晃大と、同スーパー・ライト級王者・篠原悠人がともにベルトを返上した事によるもの。
 会見に出席した金子は「体重の増加。そして53㎏では戦いたい相手がいない。強い選手が多い55㎏で戦えたらと思って決めた」と理由を語り、運営もそれを了承。それにともない、挑戦者決定戦の萩原秀斗と晃貴がベルトをかけて対戦することになった。
 萩原は「Krush参戦2戦目でこんなビッグチャンスをいただいて感謝しています。プロになって初めてかっこいいなと思ったベルト。それがもう少しで手に入るかと思うとワクワクします」とコメント。晃貴は「デビューした時からずっと欲しかったもの。やっと目の前にきたのでうれしい。2戦目でタイトルが取れるほどKrushは甘くない事を見せたい」と意地を見せた。

松下大紀、中村プロデューサー、鈴木勇人(左から)

 篠原は12月にK-1の大阪大会のライト級トーナメントに出場。惜しくも優勝は逃したものの、1回戦でゴンナパー・ウィラサクレックにKO勝利するなど爪跡を残した。会見では「8月にKrushスーパー・ライト級のベルトを取ったけど、12月の大阪大会のライト級トーナメントで2回戦負けしたので、持っている資格はない」と語り「大阪でライト級で戦って見て、身体が軽くて動けた。最初は2階級でやろうと思ったが、そんなに甘くないと思うので、ライト級1本に絞ろうと思った」と語った。
 ベルトをかけた試合となった松下大紀と鈴木勇人は、「自分のやる事は変わらない。最高の試合、勝ち方をしてベルトを巻きます」(鈴木)「こんないいチャンスをいただけてありがたい。このチャンスをものにしてチャンピオンになりたい」(松下)と、予想外におとずれたチャンスにベルトへの意欲を見せた。