復帰戦の皇治、今年の目標は「RIZIN、KNOCK OUT。俺は1人でも行く」【3・10 K-1】

3・10「K’FESTA.2」で復帰戦
　K-1平成最後のビッグマッチとなる「K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ～K’FESTA.2～」（2019年3月10日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ メインアリーナ）の第三弾カード発表会見が1月18日、東京都内で開催された。

　昨年12月の大阪大会でメーンを務めた皇治が早くも復帰戦に臨むこととなった。「日本vs世界・7対7」でドイツのヤン・サイコと対戦する。

　皇治は冒頭「出る気は全然なくて断った。でもファンのみんなが見たいと言ってくれているから、じゃあ出ようかなと思った。それに宮ちゃんに代わって、拓ボン（中村拓己氏）にプロデューサーが変わってK-1の人気が下がったとなったらかわいそうだなと思って。拓ボンのために出てあげようと決めました」と独特の言い回しで参戦の経緯を語った。

武尊については「まだ降参していない。今年中にもう1回やる」
　もっともこれは表向きの言葉。武尊戦が終わったところでモチベーションを失いかけていた皇治に大宮司トレーナーがかけた「もう対戦相手どうこうでモチベーションが上がるとか言っているような位置じゃない。もうK-1や格闘技界をしょっている。そこをモチベーションにして、どんな戦いでも盛り上げていかないとダメだ」という言葉が決め手となったよう。「この人がこういうんだったらやってやろうと思った。だから次の大会からは珍しく倒してやろうと思っている。アンチが“K-1で倒されへん”と抜かしているんで、そういう奴をだまらしていこうと思っている」などと最近ではキャッチフレーズから外れてしまった「KO」にこだわった戦いをしていくつもりだ。

　武尊との対戦もあきらめたわけではなく「俺は男やから負けたままで終わる気はない。武尊君との第1回目の戦争は負けたけど、まだまだ降参していない。今年中にもう1回やって引きずりおろしてやろうと思っている」と改めて武尊戦に向けての思いを明かした。

大阪でのkrushとKHAOSの開催を中村プロデューサーに要望
　また皇治は質疑が途切れ、司会者が会見を畳もうと思ったところを遮って改めて今年の目標として「全員倒しに行く」「他団体への出場」「大阪でKrush、KHAOSの開催」を上げた。

　特に他団体への出場については「やっぱりファンが一番見たいのは他団体とやることだから、俺はどんなえらいさんに怒られても貫こうと思っている。やりたい選手とかはないけど、今狙っているのはRIZIN。KNOCK OUTでもいい。俺は1人でも行ってやろうと思っている。それは貫いていく」などと固い決意を見せた。

　また大阪でのKrush、KHAOSの開催についても「俺もここまで上がるのに時間がかかったんで若い子たちに無駄な時間は過ごしてほしくない。無駄ではなかったけど、苦労してほしくないんで。拓ボンが頑張って若い子たちが活躍できる場面を作ってほしい」と要望した。