人気ゲーム『二ノ国』がアニメ映画化! 主演&声優初挑戦の山﨑賢人が「鳥肌!」

鳥肌です、鳥肌!

 人気ゲームの『二ノ国』がアニメーション映画化、今年夏に全国ロードショーされることが決定し、9日、都内で製作発表が行われた。主演は山﨑賢人。

 山﨑は主演決定、および声優に初挑戦することについて聞かれ、「声のお仕事をいただけると思っていなかった。(声の仕事を)尊敬していて、挑戦してみたいという気持ちもあった。脚本を読ませていただいたときに面白くて鳥肌が立った。初めてなのでどうやって作っていくのかも分からないですけど、そこも楽しみながら、素敵な作品を作り上げていくことにワクワクしています」と、緊張の面持ちながらも、意気込みを語った。

 国内外で人気のゲーム『二ノ国』が原作だが、映画は独立したオリジナルストーリー。主人公の高校生ユウと親友のハルが、幼なじみのコトナを巡る事件をきっかけに、現実と、もう1つの世界である二ノ国の2つの世界を行き来することになる。次第に、3人と二ノ国の究極の選択が迫って……というストーリー。製作総指揮の日野晃博氏によると「きっかけはメルヘンな恋愛ものなんですけど、中身はすごいエンターテインメントスペクタクル。恋愛もののドキドキの部分と、ファンタジーとしてスペクタクルな映画としての魅力を兼ね備えたものになっている」。また、日本が舞台になった物語であることもポイントになっている。

左から、山﨑賢人、製作総指揮の日野晃博氏、百瀬義行監督、ワーナー・ブラザース ジャパンの小岩井宏悦エクゼクティブプロデューサー

 監督は、スタジオジブリ出身で、『二ノ国』シリーズも手掛けてきたアニメーション演出家の百瀬義行。音楽は久石譲が担当と、豪華な顔ぶれだ。

 山﨑は「素敵な方々と一緒に世界に向けて作品を作っていけるというのは、想像していなかったというか、自分の中では一ノ国から二ノ国に行くようなファンタジー。すごく光栄ですし、全力で頑張らないとなと思っています」

 百瀬監督が「山﨑さんらしく演じてもらえればと思う。二ノ国に行くと、ちょっとびっくりするようなキャラクターもいろいろ出てくる。本当にびっくりするかもしれない。その感じをのせられるとリアリティーがでるんじゃないかなと思う。そうやってユウ像を作ってもらえたら」と期待を寄せると、山﨑は「実際にびっくりして、本当に二ノ国に行ったという気持ちでやりたいなと思います」と、繰り返した。

「山﨑さんからも鳥肌が立つ内容だとありがたい言葉をいただきましたが、本当にいい作品になっていると思う」と、日野氏は胸を張る。「原作はゲームでありますが、映画はまったく内容が違うものになっていて、はっきり言って、こういったクロスメディアものの新しいアプローチになるんじゃないかと思っています。なので、世界観というものを作るコンセプトはつながっていますが、映画として完全に新しいものになっている。何が原作だと考えずに受け取っていただければ」と、話した。