競泳 池江璃花子 『挑む』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:西村尚己(2018年4月8日 第94回 日本選手権水泳競技大会 池江璃花子)
競泳女子の池江璃花子選手が自ら白血病であることを公表したその夜、
私はこれまでに撮影した池江選手の写真を何度も見返した。

競技大会や公開練習、そしてプール外でのイベントで撮影したものなど、
どれをとっても爽やかで生き生きとした表情ばかりだ。

私はその中から印象的な一枚を選んだ。

昨年4月に行われた競泳日本選手権、50mバタフライでの一コマだ。
その時に私が狙っていたのは、闘いに挑む池江選手の“目”だ。

シャッターチャンスはスタート台にのぼる直前、
ゴーグルを装着するまでの一瞬しかない。

スタート台の前で池江選手は、緊張をほぐすようにしきりに体を動かす。
しかし、目は真っ直ぐ一点を見つめていた。
視線の先にあるのはゴールだ。

自分との闘いに挑むその表情は至って静かだったが、
それとは裏腹に内に秘めた熱い闘志をはっきりと感じた。

そして今、池江選手は白血病との闘いに挑んでいる。
“完治”というゴールを目指して。

私はいちファンとして、静かに勝利を祈るばかりである。

【カメラマンプロフィル】
撮影:西村尚己

1969年、兵庫県生まれ。大阪大学大学院工学研究科修了。
人間味あふれるアスリートの姿に魅せられ、学生時代にスポーツ写真の世界と出会う。
大学卒業後は、国土交通省に勤務しながらアマチュアカメラマンとして活動するも、どうしてもプロの世界で挑戦したいという想いが募り、2016年にアフロスポーツに転職。
現在は国内外のスポーツを精力的に撮影し、人間の情熱や鼓動、匂いなど五感で感じとれる作品づくりに励む。
2007年 APAアワード写真作品部門 奨励賞
2013年、2015年 写真新世紀 佳作 ほか

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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