海人が再起戦で元Krush王者・中島弘貴と対戦【6・23 SB】

再起戦で国内屈指の強豪・中島と対戦する海人
中島は12年ぶりのSB参戦

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズ第3戦「SHOOT BOXING 2019 act.3」(6月23日、東京・後楽園ホール)で再起戦を行うエース海人(TEAM F.O.D)の対戦相手が5月30日、発表された。

 メーンで第3代Krush-70kg級王者・中島弘貴(バンゲリングベイ・スピリット)と対戦する。

 中島は2006年9月、シュートボクシングのリングでプロのキャリアをスタート。強烈なヒザ蹴りで衝撃的なKOデビューを飾り、そこから4連勝。

 その後は、さまざまなリングに上がり、2010年にはK-1 WORLD MAX 2010 -70kg日本トーナメントで準優勝、2015年にはKrushで-70kg級王座を獲得。長く国内の70kg級でトップ戦線で活躍してきた実力者だ。昨年1月にKrushのリングで神保克哉に敗れて以降、沈黙を守ってきたが、今回12年ぶりとなるSBのリングで復帰することとなった。

 今回の一戦は69.0kg契約のヒジなしルールで行われる。これまで65.0kg級で試合をしてきた海人にとっては上の階級の選手との試合で試練の一戦となるが、昨年6月には「今後、外国人選手と対戦したときのことを考えてパワー慣れしたい」とジャオウェハー・シーリーラックジムと68.0kgで戦い、1RでKO勝ちを収めている。

 海人は4月の前戦では豪州最強ムエタイ戦士チャド・コリンズに判定負けを喫したのだが、テクニックでは勝ったものの、コリンズのパワーに押される場面もあった。試合後にはシーザー武志日本シュートボクシング協会会長にパワー面の強化を指摘され、この間、克服すべくトレーニングを積んできた。その成果を出し復活した姿を見せることができるか注目が集まるところだ。