矢地祐介が「朝倉未来の化けの皮をはがす」【7・28 RIZIN.17】

会見時と違い、時には笑顔を見せた矢地だったが、やはりいつもの公開練習時とは雰囲気が違った
「勝たなきゃ始まらない。1回お祭り男は封印。勝ちに徹する」

 また矢地はRIZINでの戦い方自体が「いつもの自分のスタイルではなかった」とし、ここ一連の出稽古で“MMAファイター・矢地祐介”という原点に立ち返ったよう。「お客さんと団体の期待に応えるファイトをするという気持ちはもちろんだが、本末転倒にならないように、お祭り男の部分は残しつつ、もっと競技者チックなスタイルにはなっている」という。

 そのRIZINでの戦い方については「みんなのために戦ってみようと思って、守りに入っていた部分でリスクを取って攻めてみたら逆に良かったという点でうまくは転がっていた。最近はそこに目を向けすぎていた。自分を大事にしていなかったなというところに気づいた。お客さん、団体のことを考えつつ、という部分で多少無理していたのかなという部分はあった」などと話した。

 そのうえで今回の試合については「勝たなきゃ始まらないんで、1回お祭り男は封印しようかとも思っている。勝ちに徹する。言い方は悪いけど、塩漬けにしてでも勝つという選択肢もある。もちろんそのなかでも“叩き潰したい。二度と喋れないようにしてやりたい”という思いもあるからKO、一本で倒したいという気持ちもある。結果、一生懸命やっていればお客さんには伝わると思う。そこに関しては考えないで試合にぶつければいい。お祭りモードだから本気じゃなかったわけじゃない(笑)。これまでとは違った、怖い矢地祐介が見せられると思う」と話した。また未来が自分をテイクダウンすることはできないといった旨の発言をしていることについては「テイクダウンはできると思っているし、切られるとも思っている。どんな局面、状況になっても焦らず自分のやりたいことができるように、たくさんのバリエーションを用意している。その結果、スタンドで倒すこともあるだろうし、寝かしてパウンドで一本ということもあると思う。そこについては切っても切られてもどっちでもいいやという感じ」などと話した。
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