王者・斎藤裕が12年ぶり修斗参戦の髙谷裕之に1RKO勝ち【9・22 修斗】

試合開始早々、髙谷のパンチが飛ぶ(撮影・上岸卓史)
ケンカ屋にパンチで打ち勝つ

 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦」(9月22日、東京・後楽園ホール)で世界フェザー級王者の斎藤裕が12年ぶりの修斗参戦となった髙谷裕之と対戦。1R1分17秒、KOで下し修斗世界王者の実力を見せつけた。

 髙谷は7月大会で「若い世代に何か伝えられれば」と修斗参戦を表明。DREAMフェザー級王者という実績を誇る髙谷に修斗は最大の敬意を表し現世界王者の斎藤を用意した。

 斎藤コールと髙谷コールが会場を二分する中、試合開始。1R開始早々に髙谷の左フックに会場が沸く。

 斎藤のキックに髙谷がパンチを合わせる。しかし斎藤は慌てることなく、徐々に距離を詰めるとケージの中央で左右のストレートを連打。まともに食らった髙谷がバランスを崩したところでラッシュをかける。体勢を立て直した髙谷に首相撲からヒザ蹴りを叩き込むとケージに吹っ飛んだ髙谷になおもパンチの連打。必死にガードを固める髙谷だったが、ぐらりと体勢が崩れ、なおも斎藤がパンチの連打を浴びせたところでレフェリーが割って入り試合を止めた。

 1R1分17秒という鮮やかなKOに会場が大きく沸いた。
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