水球・全員団結 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。
撮影/文章:松尾憲二郎(2018年 9月1日 アジア大会 水球男子 決勝)
いよいよ2020年が始まった。

東京オリンピック・パラリンピックを目指すアスリートは勝負の年となる。
その模様を撮影記録する報道陣も勝負の年となる。
フォトグラファーである私も選手同様、選考レースの真っただ中にいる。

このイベントを最高峰と思う人は少なくないだろう。
運営ボランティア、警備、デザイナー、宿泊関係者、衣食住などあらゆるジャンルの人たちがビッグイベントへ向けて準備を進めている。


今回の写真は水球男子・ジャカルタアジア大会でのひとコマ。
きっと決勝に挑む前からチームは気持ちの団結ができていただろう。アスリートやコーチ自身にはわかっていたはずだ。

しかし、はたから見たらどのようなレベルで団結しているかまでは正直わからない。
私はこれほど、ビジュアル的にガツンと伝わってくる全員の一致団結は見たことがなかった。

2020年、全員がいかにして団結して本番を迎えるのだろうか。

■カメラマンプロフィル
撮影:松尾憲二郎
1985年 東京生まれ。
都立工芸高校デザイン科、東京造形大学デザイン学科卒業。
学生時代よりエクストリームスキーヤーとしてアメリカを中心にワールドツアーを転戦。
選手引退後、バックカントリースキーを中心に撮影者として雪山を登ってきた。
2014 年より「アフロスポーツ」に所属。
現在は様々なスポーツを撮影している。
日本スポーツプレス協会(AJPS)会員

【取材歴】
2015 冬季ユニバーシアード(スペイン/グラナダ)、EAFF 東アジアカップ(中国/武漢)、柔道・世界選手権(カザフスタン/アスタナ)
2016 スキー遠征(モンゴル/アルタイ山脈)、リオデジャネイロパラリンピック
2017 冬季ユニバーシアード(カザフスタン/アルマティ)、冬季アジア大会(札幌)、夏季ユニバーシアード(台湾/台北)、フィギュアGPシリーズ(ロシア/モスクワ)
2018 冬季オリンピック(韓国/平昌)、夏季アジア大会(インドネシア/ジャカルタ)、体操・世界選手権(カタール/ドーハ)
2019 陸上・世界選手権(カタール/ドーハ)

【個展】
2011 冷やしボブ(ボブ東京)
2014 YMK_展(EATME GALLERY 南青山)、YMK_展(UP LAND 札幌)
2016 SKIING MONGOLIA(代官山ヒルサイドテラス)、season(NIKON 新宿フォト・プロムナード)

【グループ展】
2018 AJPS報道展 『鼓動』

アフロスポーツ

1997年、現代表フォトグラファーである青木紘二のもと「クリエイティブなフォトグラファーチーム」をコンセプトに結成。1998年長野オリンピックでは大会組織委員会のオフィシャルフォトチーム、以降もJOC公式記録の撮影を担当。
各ジャンルに特化した個性的なスポーツフォトグラファーが在籍し、国内外、数々の競技を撮影。放送局や出版社・WEBなど多くの報道媒体にクオリティの高い写真を提供し、スポーツ報道、写真文化の発展に貢献している。

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